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『心を癒す事=体を癒す事』 気功指導者"吉田万美"さん

誰もがもっている本質の美しい心に語り続ける
気功指導者"吉田万美"さんにお話を伺いました。
 

【吉田万美さんのプロフィール】
出身地:福岡県
活動地域:福岡市
経歴:大手損害保険会社、動物病院、マスコミでの勤務経験を経て、子育て中に気功を本格的に学び指導者となる。
現在の職業及び活動:気功指導者 上海気功研究所儲維忠教授認定気功師 福岡養生気功教室主宰、福岡市内各地で中国四大功法の指導をメインに教室開催
座右の銘:愛は気を増す


Q.どのような夢やビジョンをおもちですか?また、吉田さんの教室はどのようなことを目指されていますか?

「心の奥に輝くダイヤに向って語り掛ける」

吉田万美さん(以下、吉田敬称略):誰もが綺麗なダイヤのような心を持っています。悩みや不安、心配、病気など苦しみを苦しみとして受け止めると心のダイヤは曇ります。気功はゆっくりした呼吸を伴うシンプルなボディーワークですが、その過程で日常に疲れ、汚れた心は洗われるように癒されていきます。心が癒されて初めて身体も癒されていきます。心を覆う暗い雲を取り除き本来の輝きを取り戻す、そうやって小さな光が少しずつでも世界に拡がれば世界は今以上に明るくなると思うのです。誰かを変えることは出来ないけど、自分が変わる事で周りが変わります単純に健康になる為の教室というよりそこから先に繋がる世界を目標としています。加えて今後は、介護、療育、育児など、誰かの為に頑張っておられる方へ向けての支援活動が出来たらと思っています。
僅かながら私がお手伝い出来る事としたら、気功指導者としての経験は活かせると思います。気功は身体の緊張を取り、ごく自然に心を穏やかに導くことが得意です。意識が変わるとエネルギーも変化します。肉体的な疲労感の軽減にもつながります。
昔と違って子育ては孤独です。療育、介護にいたってはもっと厳しい状況があると思います。ご自分の為の時間を一番作りにくい方々だと思いますが、ほんの数分でも充実したリセットの時間を作るお手伝いが出来ればと思います。
ボランティア活動としてはまだ種まきの段階で、これからなのですが、自分自身が歩んできた気功という道が誰かのお役に立てるのならこんなに幸せな事はないと思っています。

記者:そもそも気功とはどういうものなのですか?

吉田:気功は中国発祥の健康法です。一切の道具を用いず身一つで自分自身の身体の中のエネルギーを調整し、元気になる為の方法です。
 心と身体は1つであるということを教室では丁寧にお伝えしています
 日々自分が思っている事、考えている事は力を持ちます。これは肉体にエネルギーとして刻まれていきます。
病は気からと言います。病は心から、気から生じるのです。
あるがままの自分を受け入れ、認め、自分自身を許し、愛することができるようになられた時に初めて心が癒されて本当の癒しが起こります。
「気」は目ではっきり見えるモノではないのでその実態は分かりづらいものですが、実は気で自分の人生は創られるといってもいい。気の勉強をし、気の活かし方を知ることは幸せにもつながります
 
記者:気は人生にも影響を与えるという事なのですか?
 
吉田:気功の修練はまさに自分と向き合う修練でもあります。ある生徒さんが言われました。「健康の為に気功を始めたけど、気功って心を磨くものなのですね」と。まさにそれです。気の状態は心の状態の鏡でもあります。
 「愛は気を増す」という言葉があります。私の好きな言葉です。生きていくには嵐の日も当然あり、心が苦しみでいっぱいになる日もあります。心が不平不満や心配、悲しみにばかりに浸り続けると気も影響を受けます。気が暗く沈み、停滞すると身体の流れは滞り、身体に不調が出始めます。これが長引くと病の始まりとなります。
どんな嵐の日であっても、小さな喜びを見つけ感謝していく気持ちを想い出す事がとても大事だと思います。心が平和になると気も穏やかに流れる始めるのです。心や意識が変わる事で体も変わっていくのです
 
記者:気功とは身体を健康にするだけでなく心をも癒すということなのですね。

Q.吉田さんが気功指導者を目指されたのはどうしてですか? 

吉田:誰かの役にたてるような人になりたいという想いは漠然と子供の頃からありました。高校の頃、授業でマザーテレサの活動を知り、その生き様、言葉に心から感銘を受け、自分には到底できないけれど、マザーのような生き方に憧れていました。
結婚し、子供を産み育てる中で、子供が病気になったり、入院したり、もともと心配性の私には些細な出来事であっても心配の種はつきませんでした。そんな中、慣れない育児に疲弊して体調を崩した時期がありました。あちこち病院を巡るうちに自分は体が病んでいるのではなく心が病んでいると気がついたんです。よく分からないながらも「気功」という二文字にときめきました。なぜかその時すでに自分を超えた先、「指導者になる」という目標が見えました。
そして気功を学ぶうちに「気」つまりエネルギーとは何かということについて分かるようになってきました。自分の心の暗さはあっという間に子供に伝わり影響を与えるという事に気が付きました。良いエネルギーも伝わる一方で、悪いエネルギーも伝わってしまう恐ろしさを実感し、育児をする自分がまず元気でいる事が一番大事だとその時身をもって学んだのです
色々な事情で、私のような状態で苦しんでいる方は多くおられるだろうと思いました。同時に自分よりもっと大変な環境で育児や療育をされている方を想いました。子供が結構入院しましたからそこで出会った母子の姿はいつも心の中にあったからです。
誰かの力になれる道がここにあると思いました。そう思った時、ようやく自分の道が見つかったと、とても嬉しかったのを想い出します。マザーテレサは活動される時にいつも「自分を神様の鉛筆にしてください」と祈られたそうです。おこがましいですが私もそのような気持ちでいつも教室に臨んでいます。

Q.その夢やビジョンに向かって大切にされている思いなどお聞かせ頂けますか?

吉田:気功を知り、学んで20年近くになります。プロを目指したのは息子が1、2歳の頃でした。
漠然とですが、計画もありました。子育てが中心の日々でしたから、息子が小学校に上がるタイミングに指導者となることをまず第一の目標、中学生になるタイミングまでに指導者として実績を積み、自信をつけ、そこからは社会貢献の道を歩み出すということが念頭にありました。
不思議と、ほぼ時差なく目標は実現していきました。
ただ気功の道に終わりはありません。これからも、さらに修練を積み学ぶ事は続きます。簡単な事ではありませんが、今後自分のさらなる変容が楽しみでもあります。
道端にひっそり生えている野の花は、目立つことなく、あまり誰にも気づかれません。でも、ふと目をとめるとその優しい気配に癒されます。今の自分は我も多く、余計な部分をたくさん身に着けています。歳を重ねるごとに、不要なモノがそぎ落とされ、そういう温かな存在になれたらと思っています。

記者:貴重なお話ありがとうございました。

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吉田万美さんについての詳細情報についてはこちら
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ホームページ
http://r.goope.jp/mamiterasu

ブログ  
http://fukuokakikou.jugem.jp/

【編集後記】インタビューを担当した古川、岩渕です。
温かく優しいまなざしの奥に、強い意志を秘めた吉田さんの力強い言葉が印象的でした。
今後の活躍、ご健闘をお祈りしています。
貴重なお話をありがとうございました!

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この記事はリライズ・ニュースマガジン”美しい時代を創る人達”にも掲載されています。