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乳がん全摘手術後の記録 術後2日目【乳がん体験談11】


2016年末に乳がんが見つかり、2017年に乳房全摘手術、抗がん剤、放射線治療をしたときの記録を当時のブログから転載している。

術後1日目の記録はこちら。

乳がん関連の記録はこちらのマガジンにまとめているのでご参考に。


ここから先は当時の記録で、多少加筆修正しているものの
そもそもの文体が違うが、あえて当時の雰囲気を残して転載する。

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記憶が新しいうちに
術後翌日からの記録をしていきます。

ちなみにわたしは
トリプルネガティブ
核グレード3

右乳房全摘
リンパ郭清(レベル3)の手術を受けました。

感じ方や経過は個人差があるので
参考になるかわかりませんが
何かのお役に立てば幸いです。


術後2日目には
フラメンコの腹筋のみで起き上がる作戦で
起き上がるコツを身につけたので
トイレにはだいぶラクに行けるようになりました。


隣の高齢の女性はトイレにも介助が必要で
昼も夜中もコロコロ・・・と点滴を引いて
看護師さんに支えられてトイレに行ってて。
自分でトイレに行けるありがたさも感じた。


わざわざナースコールして
「申し訳ないねぇ」と言いながらトイレに付き添ってもらうのは
本人だって嫌だろうなと思う。


自分でトイレに行ける
自分で何かが出来るって
やっぱ大事だよなーと思ったので
痛くてもなるべく自分でやってみようと思うことが出来ました。

ちなみに
痛み止めの点滴を抜いてからは
痛み止めは「ロキソニン」のみ。


よく頭痛や解熱で出される薬なので
ロキソニンかいっ!と思うけど
痛みには結構効くようで
薬が切れた瞬間が分かって「イテテテ」となる。


ロキソニン、効いてたんだね。


ただ、ロキソニンで効かない部分も多くて
術後の内部でわたしの身体が修復している
ちょっと麻痺してビリビリ部分(神経系?)や
ドレーンの出口なんかは薬が効かない。
ドレーンの出口は管と皮膚が縫い止めてあって
考えただけでも痛いので見てないけど、つれたような痛みがずっと。


それと、術後の止血に使ってある胸バンドが痛い。
圧迫されまくってるので傷が痛いのかなんなのか。


回診の先生は
傷がきれいねー!と言って去っていく。


痛いですーーーといっても
「手術したんだから痛いのあたりまえ」的なコメントで
華麗にスルー(笑)


ま、そりゃそうなんだけど
言いたいのが人情ってもんで・・・

あと、ずっと続く頭痛がきつくて
この頭痛にはロキソニンが全然効かない。


どうやら全身麻酔が抜けてないのが原因の頭痛みたい。
微熱もあってやっぱり疲れやすく
ベッドを起こしていてもついウトウト、、
ごはん食べて本読みながら寝落ち・・・なんて感じでした。

でも!!
さすが乳房切除術は
内臓が関係ないだけあって
ごはんは完食!!!


これが消化器系とかだと
術後しばらく食べれずキツイらしいのだけど
乳房の場合は手術前日の夜までガッツリ食べて
術後翌日の昼からガッツリごはんが出ます!


術後の傷が痛くても
頭痛がしても
お腹はすくーーー!!
3食すべて完食!
むしろ足りない!


この日はカレイの煮つけ
ふりかけは持参

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家ではあまりごはんの量は食べなかったけど
朝も昼も夜もがっつり白米出たのを
完食してもお腹がすく・・・
傷の修復にカロリーを使っているとみた。

ただし、おかずに対して
白米が多いので
ふりかけ持参が正解でした!!

あっさり目の味付けも美味しくて
まさに上げ膳据え膳の一日
痛みは嫌だけど
これに関してはいやー極楽、でした。
トイレだけ行ってればいいし(笑)


日曜日なので病院が休みのため
ナースステーションも人はまばら。
なんとなく「止まってる感」のある病院だったので
わたしもウトウトしまくって気付いたら夜。


そうそう夜はあまり眠れなかったかな。
わたしがいたのは2人部屋の廊下側。
そしてナースステーションが目の前。


ドアはずっと開放なので
廊下の蛍光灯がまぶしいのと、隣の方が夜中もいろいろと
血圧や検温で看護師さんが出入りするので
そのたびに「ん?」と目が開いてしまう。


途中からタオルを顔にかけて寝たら
まぶしさがちょっと快適になり
それ以降退院までハンドタオルを顔にかけて寝てました。


お部屋が廊下側の方は
アイピローか旅行用のアイマスク持参が良いかも。


という感じで
あまり眠れないけど寝落ち、な2日目でした。

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術後1日目から歩く練習をしたせいで、2日目にはすでに普通に歩いてトイレに行っていたが、全身麻酔の影響で常に頭痛と眠気に襲われていて、ベッドで本を読みながら寝落ちしたり、不眠症のわたしには考えられないような居眠りをしていた記憶がある。

しかし、ベッドにもたれかかり、本を読みながら寝落ちなんて、なんて贅沢なんだろう、と思ったのは覚えている。

家にいたら、そもそも電動ベッドがないし、ベッドを起こして本を読んでウトウトなんて安らかな時間はない。

後にも先にも、やはり主婦にとっての入院は極楽だったといえる。

3日目はさらに元気になっているので、院内ツアーに出かけて楽しかった記憶がある。

引き続き更新していくので、この快復ぶりをご覧いただければと思う。

今日もお読みいただきありがとうございました!

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