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《 高次元の仲間と繋がる旅 6 》


最終章

ティピで寝ていたら誰かに起こされた。
びっくりして飛び起きると、
彼は「もうすぐSPに帰るから、
乗ってくなら用意してね」と言った。

わたしは急いでティピを出て、
冷たいシャワーを浴び、
着替えて荷物をまとめた。

その後歯磨きをするために、
家の中の洗面所に入った。

ふと顔を上げると、
鏡にわたしが写っていて、
なぜか鏡の中の、
自分の顔に釘付けになった。

わたしの瞳の色は明るい茶色なのだけど、
鏡に映っていたその瞳は、
枯れ葉色のとても薄い緑色に見えた。

いつもとは違う瞳の色に、
驚きはしなかったけど、
ただただじっと見入っていた…
(写真は撮ってない)

サンパウロに戻ってから思い出した。
あの瞳の色…
それは去年出会った双子の魂らしき人の
瞳の中に見たのと同じ色だった。

あの日外で彼女と話していたら、
ふいに夕日が彼女の顔を照らした。

その薄茶色がかった、
緑色の瞳を見つめていたら、
目が話せなくなり…
吸い込まれて時が止まった。

そのうちに、
彼女の顔がわたし自身に見えて来て、
まじまじと彼女の顔を凝視しながら、
訳が分からなくなったのを思い出した。

あれは、
あの時の彼女の瞳と同じ色だ。
鏡に映ったわたしの瞳は、
正確にはもっと薄い緑色ではあったけど…

帰りの車の中ではアヤワスカ体験や、
どうやって儀式と出会ったのかなど、
3人でずーっと話していた。

正確に言えば、
運転手のおじさんと助手席に乗った男性が、
しゃべりまくってる中、
たまに私も会話に加わった。

一通り話して落ち着いた頃、
助手席の男性が急に、
後部座席を振り返って言った。

「日本にアヤワスカを持っていくとか、
考えたことないの❓」

❗❓驚いた…
実は今回儀式に参加したのは、
それを考えていたからでもあったのだ。

つい先月、
6年ぶりの日本一時帰国を決めたのだけど、
何を血迷ったか…
旦那と息子が先に帰った後、
娘とわたしはもう2か月滞在することにした。

実家はそんなwelcomeでもないし、
特別やろうと思ってることもない。

3ヶ月日本にいてどうするのか❓
一体どうしてそうなったの❓
と早速後悔し始めた頃、
ふと儀式のことが頭に浮かんだ。
もしかしたら…儀式を日本に招致するのかな。

まかさかとは思いつつ、
頭に浮かんだことは否定せず、
とりあえず流れに任せることにした。

そのすぐ後に今回の儀式の連絡があり、
まさかのその日たまたま同じ方面に、
出かける予定を入れていて、
(SPから遠いので儀式には一人ではいけない)

最初は一つだけ参加するつもりが、
なんだかんだで結局…
両方の儀式に参加することになった。

だからついでに、
儀式の日本行きについても、
それとなく聞いてみようと思っていた。

でも行ってみたら…
マテウスとヘベッカは儀式のために1か月半、ヨーロッパ旅行に出ていて会えなかった。

それで結局…
誰にも日本の話をすることはなかった。

予想してた展開とは違ったけど、
今回の儀式はとても良かったし…
「まいっか」と思っていた。
そしてすっかりそんなことも忘れていた。

それが…
帰りの車の中でふいにそんなことを聞かれ、
すっごくびっくりした。

そしてやっぱり…
そうゆうこともあるのかなと、
また思い始めたのだった。

彼は言った。

「これから世界が変わるために、
この経験が必要な人が沢山いる。

僕たちは儀式を執り行うことは出来ないけど、
必要な人に繋げていくことは出来る。」と。

確かに…日本が変われば、
それは世界を動かす大きな力になるかも。

日本人が特別だとは思わないけど、
確かにそこには大きな影響を及ぼす何かが、
秘められてるような気はする。

彼の言葉を考えながら、
「日本人が目覚めたら、
大きく動くかもしれない。」
そんな考えが出てきて鳥肌が立った。

でも…日本で、
インディオの儀式を受けたい人なんて、
いるのだろうか❓

😅😅😅

#ブラジル
#サンパウロ
#インディオの儀式
#興味のある人がいたら
#コメントもしくは
#メールください

最後まで読んでくれて、
ありがとうございました~😇🙏🌟

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