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時空を越えた旅40 - 旅のフィナーレ(2021.4.6)

《 旅のフィナーレ 》

インディアン生活も、

最後の日が迫ってきた。

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元々、
日曜日までの予定だったのを、

水曜日まで延長したのは、

インディアンの儀式を受けるためだった。

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儀式は、

月曜日の夜21:30頃始まり、

火曜日の朝7:30頃終わった。

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残念ながら、

儀式の様子を写真に撮るのは禁止だったのでない。


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写真は5時頃、

儀式の会場の準備をしていた時に撮った空。

ふと見上げると、

会場のバックに広がる空に広がる雲が、

あまりに綺麗で祝福されてる気分になった。

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数日前から、

儀式の詳細は何度も聞いていたので、

何となく想像はついたけど、

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でもやっぱり、

話に聞くのと、
実際に体験するのでは全然違う。

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儀式の内容は、
人それぞれが内面で体験することなので、

詳しいことは、

胸の奥にしまっておきたいのだけど、

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取り敢えず、

旅の締めくくりに報告したいと思う。

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会場は、

真ん中に焚き火の準備、

正面に祭壇があり、

その左右に参加者の座る呉座が用意された。

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焚き火は中心を正確に計り、

それを中心に、
まん丸の円を描いて半分だけ石を置いた。

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祭壇の両脇には、
私とアリアニが作った花瓶の花を添えて、

祭壇の後ろ側には、
沢山の太鼓とギターなどの楽器と、

祭壇の上には、
必要な道具が並べられた。

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そしてその横には、
インディアンの調合したアマゾンの薬草、

それを飲んで、
自分の内面を体験するのがメイン。

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そして、
各自が好きな場所に座る。

背もたれ椅子とバケツ、
ティッシュ、毛布とそれぞれのお供したいもの。

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最初は特に、

何も個人的な物は、
準備してなかったのだけど、

みんながカードやクリスタル、
大事な絵などを並べてるのを見て、

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何となく私も、

オラクルカードと、
音叉の入ったポーチを横に置いた。

結局カードは、
なくてもよかったのだけど、

音叉の
クリスタルを使うことになったので、

準備しておいてよかった🙏

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そして、

儀式の流れの説明、
注意事項などの話の後、

儀式が始まった。

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第1幕は、

全ての明かりを消した暗闇の中、

最初の薬草を飲んで効果が現れるのをひたすら待つ。

1時間半くらいだっただろうか?

ただ静かに座り、

それぞれがそれぞれの場所で、

その体験を待っていた。

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残念ながら、
私はすぐには効かなくて、

最初の数時間は、

これから一体何が始まるんだろう❓

と回りをキョロキョロ見渡していた。

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2回目の薬草の呼びかけがあった頃、

私の意識はまだはっきりしていて、

平然と席を立ち、

余裕の笑みすら浮かべて2回目の薬草を飲み干した。

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でも、

ここからが本当の始まりだった…

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🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣🤣

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第1幕はかなり長く続いた。

魂と身体の浄化が起こるため、

ほとんどの人が嘔吐していた。

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さらに、

ドーム型の会場の中を
こだまするインディアンの歌声。

声と音の響き、

伸縮する波動、

それに合わせて、
感情があぶり出される。

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ここまででも、
結構大変なことになっていたのだけど、

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更に第2幕へ。

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第2幕は焚き火に火をつける。

てっきり歌に合わせて
躍りもあるのかと思いきや、

少人数だったこともあり、

ほとんど音楽メインで儀式は進んだ。

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希望者は、

3回目の薬草をもらいに行く。

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他の人が、
どんな体験をしているのかは、

ほとんど分からない。

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私に関して言えば、

過去世のある出来事を思い出し、

ひたすら悲しみにうちひしがれて、

号泣していた。

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それはそれは激しく🤣🤣🤣

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そのうちに、

その時の出来事を許し、

天や地に返すことで、

古い連鎖を断ち切り、

新しいサイクルを生んでいくのだと気付いた。

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時空を越えた魂のミッションを、

今日ここで完遂するために、

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この仲間たちと出会い、

共に儀式を受ける
流れになる予定だったのだと理解した。

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それはあんまりだと神様を責め、

どれだけ流しても止まることのない涙と、

正気を失わないよう、

呼吸を整えながら、
なんとか自分を保っていたけど、

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これ以上
泣き続けていてもきりがないと悟った頃、

私は決心して、
ジェシカを呼んだ。

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そういえば、
儀式の前に誰かが言っていた。

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儀式の体験の内容を、
事細かく他人に説明すると、

その記憶はなくなってしまう。

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私はジェシカに真実を伝え、

愛の象徴として、
クリスタルを自分の胸に埋め込み、
( その位の強さがないと出来ないと思ったから )

この悲しみを許しと共に、
焚き火の炎の中に捧げると決めた。

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そして、

具体的な体験は忘れてしまい、

墓場まで持っていこうと。

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ジェシカと一緒に会場の外に出て、

彼女にそっと真実を打ち明けた。

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彼女は私を温かく抱きしめてくれた。

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でもその時はまだ、
吹っ切れてなかったんだと思う。

その後、

近くの茂みに、
二人で野外連れション🤣🤣🤣に行き、

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自分の体内から出たものが大地に吸収されたなぁ

と思った時にふと、

「そっか大地に返せばいいんだ、

循環するんだ」と思った。

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地球上の私たちの営みと同じ様に、

全てはただ回っていくのだ。

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この経験を糧として、

それぞれが成長し、
より良くなって前に進んでいく。

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「そっか。」

やっと納得したというか、

吹っ切れた。

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それから、

ジェシカと二人で焚き火の前に行き、

彼女が探して来てくれた木片に、
全ての悲しみと許しの念を託して、

反対の手では、

ぎゅっと握り締めたクリスタルを胸に埋め込んで、

深呼吸をすると、

木片をポイっと炎の中に捧げた。

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その時メッセージが飛び込んできた。

その代償に、
私は母なる愛になることが出来たんだと。
( そのお陰で私は母になれたんだと理解した。)

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それが終わると自分の席へ戻り、

しばらくの間どこを見つめるでもなくぼーっとしていた。

もう泣いてはいなかった。

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そろそろ儀式の終盤、

第3幕へと移り雰囲気が変わった。


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波動の上がった状態から、

少し下げて現実に戻すため、

違う薬草を鼻から入れる。

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みんな痛そうな顔してたから、
やばいかなと思ったけど、

そうでもなかった。

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それから
あっとゆー間に落ち着き、

他の人も戻ってきた頃、

リラックスモードで終了。

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それぞれの体験を分かち合った。

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後でアリアニが、
私を抱きしめて言った。

本当は側に行きたかったのだけど、

遠くて行けなかったから、
ずっとエネルギーを送っていたよ。

あなたが、
木片を炎に投げ入れた時、

大きな悲しみの光の玉が、
あなたの背後から飛び出して、

炎の中に消えていくのが見えたよ。

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そして、

アランが近づいてきて言った。

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君のお陰で、
僕はとても大切なことに気付いたよ。

前に言ったよね。

人を助けたいのは、
自分のエゴのためなのか❓

それとも本当に、
魂がそうしたいと思っているのか❓って。

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最初は、
なかなか繋がれなかったのだけど、

君の泣き声と歌の響きが重なって、

僕を導いてくれた。

僕はエゴじゃなくて、

本当に人を助けたいんだよ。

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自覚はないけど、

それはよかった🤣🤣🤣

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そんな感じで儀式は終わった。

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今日は泣いて腫れた顔が重い😅😅😅

昨日は半断食だったので、
お腹が空いた~🤣🤣🤣

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今日1日ゆっくり休んで、

明日はいよいよ、
それぞれの場所に帰っていく。

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