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いまのこと、これからのこと

もうすぐ伊勢に行く。いわゆるワーケーションというやつ。2週間滞在しながら仕事をするというだけで、具体的な計画は特にたてず、ゆらゆらと過ごせたらいいと思っている。

戻ってきたら長野での個展の準備に入るので、アイディア出しができたらいいなあと思っている。コロナの影響もあって、京都の個展から長野の個展、愛媛の展示、東京の展示&個展、と来年の前半の予定がおもいがけずつまっていて、我ながらちょっと笑ってしまう。受注の仕事もいろいろできるといいなあと思いながら、もう今年も終わりのような気持ちになってしまう。

長野の個展会場は図書館で、本にかかわるもの、というご依頼なので、せっかく伊勢に滞在するなら伊勢での生活をもとに物語と挿絵をかくのはおもしろいかもしれないと考えている。リアルな自分の生活と、イメージの世界とを重ね合わせるようなもの。『伊勢日記』みたいなタイトルをつけたい。

花と言葉』を作って、あらためて本というものに愛着がわいている。『Letters』を初めて刷ったころから比べると、本の存在を知って、求めてくれるひとも増えて、自分がやりたかった「手渡すこと」「届けること」が、ちょうどよい距離感と温度感で、できているような気がしてとてもありがたく、うれしいことだと思った。

そんなふうに形にしたものを届けて、届けた相手から手紙や、会話や、インターネットを介してたくさんのことを教えてもらい、受け止めていくなかで、また新しい世界を見たいという気持ちが募ってきた。こんなふうに進んでいってよいのだろうかと思うときはあるけれど、よいのだと思う。新しく一歩進んだときにはまた、個展や、絵や、本、いろんなやり方で、誰かとかかわれたらとてもうれしい。

追記
「スケールをしない」というテーマで書こうと思ったのに、書きそびれてしまった、またいつか。

いつもお読みいただきありがとうございます。いただいたサポートは、これからの作品作りに使いたいと思います。