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【フランスの病院 : かかりつけ医を探す編】必要?どうやって選ぶ?手続きは?


Bonjour !

今日はかかりつけ医についてのお話。

異国での病院って、勇気がいりますよね!
合わないドクターだと、泣きたくなるくらい心が折れる。
(私は何回もrdv後に泣きながら帰りました笑)

でも、それがかかりつけ医がいると、ちょっと気楽になるんですよ!

なぜかというと、いざ病気で弱った時に、既に知っている先生だから緊張しないから
そして診察履歴があるから、一から説明しなくていいから◎

フランスでのいざという時の診察を、ちょっと気楽にするためのよりどころ(にもなりえる)、かかりつけ医について早速見ていきましょう!

今回は、どちらかというとフランスで長期で住む方向けの記事です。
特に保険の払い戻しに関しては、日本で保険に入って来た留学生の方はまた状況が異なると思うので、各々でご確認ください◎

※ 私自身は医療従事者ではなく、医療の知識は全くない人間です。
試していただく際は、あくまでも「自己責任」でお願いします。
心配事がある方は、必ず主治医に相談されてくださいね!


1.かかりつけ医とは?

かかりつけ医とは、フランス語でMédecin traitantと言います。

フランスでは、16歳以上のすべての人は、かかりつけ医を持つことが国からおすすめされています。
でも実際にはフランス人の中にも、かかりつけ医がいない人も意外といるのだとか。

1-1.どんなお医者さんをかかりつけ医にできる?

かかりつけ医にどんなお医者さんを選べるかというと、Médecin généralisteと呼ばれる一般医か、Médecin spécialisteと呼ばれる専門医のどちらかから1人。

ただし、一般的にはmédecin généraliste という一般医をかかりつけ医にすることが多いようです。

1-2.一般医とは?

ちなみに一般医で具体的に何ができるかというと、

  • 風邪や腹痛、熱、インフル、胃腸炎、膀胱炎、など一般的な診察

  • ワクチン接種

  • 定期検診

  • 専門医への紹介

一般的に健康体と言われる人が「ちょっと体調崩したな」という時にオールマイティに頼れるのが一般医です。

そしてその一般医が必要と判断した場合、もしくは患者側がお願いした場合には、専門医への紹介状を書いてくれます。


2.なぜかかりつけ医が必要なのか?

なぜ必要なのかというと、理由は2つ

❶自分の健康状態について全て把握してくれているから

1つ目の理由は、健康状態についてすべて把握してくれるところ。
特に、病気の予防も一緒にしてくれるところが良いなと思うところ。

私の場合、婦人科系の定期検診や、ワクチン接種のフォローなど、自分では知らなかった必要なケアをドクターから提案してくれたのがよかったなと思っています。
(※フランスでは25歳で破傷風のワクチンが必須だったそう。知らなかった!)

それから、これは我が家の失敗談ですが、夫が一時期色んな症状で困っていた時に、かかりつけ医がいなくて本当に大変な思いをしました。
何回も何回も症状が変わるたびに色んな先生にかかって、説明をして、同じ検査をして、、。
だから、ちゃんと1人のドクターに健康状態を把握してもらって、すべての症状や履歴から総合的に診断してもらうって大事だなと学びました。
(※夫は結局健康体でした。よかった。涙)

というわけで、フランスに1年以上住むのであれば、私はかかりつけ医はいた方が安心だなと思っています。

❷社会保険(Sécu)の払い戻し率が良いから

二つ目の理由は、社会保険 (Sécurité sociale) での払い戻し率がかかりつけ医の方が良いから。

同じ一般医でも、かかりつけ医に登録しているドクターに行った時の方が、そうでないドクターに行った時よりも多く払い戻しを受けることが出来ます。

専門医(spécialiste)に行く際にも、かかりつけ医の紹介状があると、無い場合よりも多くSécuの払い戻しを受ける事ができます。

ただ、任意の相互保険(Mutuelle)があると、そちらから払い戻しがあって結局かかりつけ医じゃなくても全額払い戻しになることもあります。

でも、たとえば私は学生時代はMutuelleは持っていなかったので、かかりつけ医の払い戻し額に助けられました!
Sécuはあるけど日本の保険無しでフランス留学や現地進学した方などは、かかりつけ医があるとちょっとお得になりますよね◎

3.かかりつけ医の選び方

かかりつけ医を選ぶときは、慎重に選ぶのがおすすめです◎
なぜなら、私の経験上、フランスのお医者さんは結構当たり外れがあったから。

というわけで、私が選ぶ時に注意しているポイントをご紹介します⬇︎

私が重視しているポイント

  1. 予約が取りやすいか
    Doctolib(予約サイト)必要な時にすぐに予約が取れるか。
    良いお医者さんだけど予約が取りにくい場合も結構あります、、。

    ちなみにDoctolibの使い方は@aiko.paris さんが分かりやすくまとめてたのでこちらをご覧ください☺︎

  2. 家から近いか
    熱とかきつい時でも行ける距離かどうか。
    遠いと、弱った時には大変ですよね。

  3. Google mapの口コミがいいか
    結局口コミってすばらしい!
    特に、知り合いが少ない異国だとおすすめのドクターを生の声で口コミを聞くのはむずかしいので、口コミは一つの指標になります。
    もちろん口コミの中には信ぴょう性にかけるものもあるので、注意は必要です◎

  4. 人柄が合うか
    これは私にとっては結構大事。
    普段使わない単語を使って説明をする外国人の私のしどろもどろなフランス語を、ちゃんと聞いてくれるか。
    わからない言葉があってこちらから質問した時に、ちゃんと答えてくれるか。

  5. 診察料金が妥当な金額か
    たまにCarte vitaleが使えなくて、さらに診察料金がびっくりするくらい高いお医者さんもいるので要注意◎
    Doctolibのサイトで予約前にちゃんと確認しましょう。

  6. 婦人科も兼ねているか
    コレ、ピルの買い方記事にも書いたんですが、私的にすごく大事なポイント。なぜなら、1人のドクターの元ですべてを済ませたいから。
    婦人科以外にも他の科と兼業している一般医の先生もいらっしゃるので、自分のニーズに応じて探してみると良さそうです◎

    ちなみにピルの買い方が気になる方はこちらをご覧くださいね⬇︎


4.かかりつけ医を登録する手続き

かかりつけ医は、自分でこの人にしとこう〜と思ってるだけではダメなのがフランスの医療事情。

かかりつけ医は、きちんと手続きをして、公式に登録しなければなりません。

手続きに必要なもの
・Carte Vitale (フランス版保険証)

でもご安心ください!
登録方法は超簡単

私が手続きをした時は、ドクターがネットでちゃちゃっとしてくれました。

手順はこちら⬇︎
❶まずは、診察の時に、ドクターに「私のかかりつけ医になってくれますか?」って聞きます。
❷先生がオッケーなら、すぐにパソコンで手続きをしてくれます。
だから、こちらで何か特別する必要は無し!

※稀に紙でしか手続きが出来ないドクターもいます。
その場合は、紙をドクターにもらって(もしくはこちらのリンクから紙を自分で印刷して持っていって)、必要事項を自分で埋めて、それをAssurance Maladie(CPAM)に郵送する必要があります。

Assurance Maladie(CPAM)の住所は住んでいる場所によって違うので、Amélie のウェブサイトで確認してください◎
送り先の住所を探す

おわりに

異国で体調を崩すと心細いし、かなりキツいですよね。
しかもここはフランス、予約大国。

病気になっても、病院を探して、予約して、の手間が必要。
かかりつけ医を事前に決めて置くと、もしもの時にちょっぴり安心ですよ◎

それから、病気の時に困るのが食事の準備
特に一人暮らしや、国際結婚で弱った時に食べたいものが違う場合は、困りもの。

そんな時に役立つ、便利な癒しご飯をまとめています!
家に宅配で届くレンチンごはんや、パリのおすすめUber Eatsレストランなど、私のおすすめはこちらから⬇︎
フランスのおすすめ癒しご飯 BEST 11

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました♡

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