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自分軸を持って、キャリアと子育てを両立する。

まだ女性が出産で退職するのが当たり前だった頃、仕事がノリノリのタイミングで妊娠した私はいろいろな方から「いつ戻ってくるの?」とよく聞かれたものです。その都度、「生まれてみないとわかりません。どんな子かわからないし。」と答えるしかありませんでした。

24時間、365日、常に仕事モード、仕事=人生の報道記者の父と、専業主婦の母に育てられた私は、「仕事はとにかく面白い。仕事こそ我が人生」でも「母のようないつもゆったり温かく包み込めるような母親になりたい」という思いが錯綜し、子どもを産んだ後のキャリアについて、何も決められなかったのです。

今は、世の中の環境も整ってきて、子どもを産んでも、仕事復帰をする女性は多いですね。

でも、子育てと仕事、両方がんばることは誰にでもできることではないと、私は思っています。子どもの健康、性格、家族の考え方、周囲の環境、仕事内容、職場の環境などなど、いろいろな環境が揃わなければ、難しいのではないでしょうか。

大学で幼児教育を学んだ私にとって、「絶対に失敗できない子育て」「一段上の、一流の子育てをしたい」という思いも強く、シッターさんや祖父母をメインとした子育てには抵抗もありました。でも、仕事のおもしろさを捨てる勇気もなく、自分の置かれている状況を一つひとつ確認しながら、職場復帰を決めました。

『子育ても、仕事も、自分らしく、がんばる』 これが、私が子どもを産んだ後の自分の生き方として、心に決めた「軸」です。

あれから20年。この軸があったからこそ、私は一流の子育てと自分のキャリアが築けているのだと思います。

そう、一流の子育て、自分のキャリアに必要なのは、「自分軸」を持つこと。そして、この軸には「しなやかさ」も必要です。

0歳から20歳まで、いろいろありました。軸はぶれずに、しなやかさを持つことで、その時々に最善の選択ができたのではないかなと思っています。


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私が子供のころ、日曜日19:30から、カルピス名作劇場というシリーズで、『あらいぐまラスカル』『フランダースの犬』『ハックルベリーの冒険』など、世界のいろいろなお話しのアニメをやっていました。

その中の『アルプスの少女ハイジ』のオープニングかエンディングソングでハイジが白い雲に乗るシーンが大好きで、そのせいか、昔から、空を見ると体中の悪いものが出ていって、いい気が体にしみわたるような心が落ち着きます。昨日、THE 秋の雲が美しい空だったので、思わず写真をとりました。

日曜日の夜は18:30からの『サザエさん』もあって、家族(でテレビを見ながら、ゆっくり過ごす至福の時間でした。

その時の空気感、におい、家族の笑った顔、部屋の明るさ、そしてぬくもりを、今でも思い出すことがあります。子ども時代の幸せな思い出は、その後の人生の支えになるのではないでしょうか。

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