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情熱の火加減とは。

皆さん休日はどんな風に過ごすことが多いですか?
早起きしてドライブに出掛ける人、ショッピングに行く人、家で一日中のんびり過ごす人など様々いるでしょう。

私はというと休日はゆっくり起きて家でくつろぐことの方が多く、インドアといえば聞こえは良いですが、常に出不精な人間であると自負しております。

そんな私ですが、珍しく先週は時間を作りいろんな場所に出掛けておりました。自分のイメージを膨らませるために3日に分けてカフェ巡りへ出掛けたのです。

この3日間でたくさんの刺激を受けました。

店主や経営者の方の雰囲気や趣味によってお店の印象も様々で、どこに重きを置くのかによってカフェの在り方は無限大。
どのお店もそのこだわりを感じてとても刺激になりました。

そして訪れたカフェで働く人達は皆さんとても楽しそうだったのが印象的でした。

カフェにコンセプトがあるように、働く人もそのカフェで働きたくて働いている。
だからこそのホスピタリティーであり優しい笑顔や気持ちのいい接客に繋がっていると感じるのです。

サービス業と呼ばれる仕事はとても不安定で、お客様がいなければ成り立たない職業です。なくても良いけど、あったら少しだけ生活が潤う。曖昧だけどとても大切な職業だと思っています。

人によって「お金を稼ぐためだけに働いている人」や「その仕事が好きで働いている人」「昇進という地位を確立するために働いている人」仕事に対する情熱は様々でしょう。

どれも仕事をする上でモチベーションになるものです。

ただその情熱の矛先が違えば、周りと噛み合わなくなってしまうこともあるでしょう。「趣味のためにお金を稼ぐ」という人と「この仕事が好きでやっている」という人では考え方が180度違って当たり前です。

実際に私も社員としてスタジオカメラマンをしていた頃、新卒の女の子の教育係として教えていて、その矛盾をとても感じて苦労しました。

彼女は前者で、私は後者でしたから。

自分の機嫌によってコロコロと接客態度が変わる彼女に対して、どうやってモチベーションを上げられるかをずっと考えていました。

今思えばそもそも仕事に対する情熱が違うのだから、分かり合えなくて当然だと割り切ってしまえばもっと視野を広くして彼女に向き合えたのではと思います。


あの頃は自分に全く余裕がなかったな〜と
カフェでコーヒー片手にふと思い耽りました。

人間関係において「2:6:2の法則」という法則があるんだそうです。
どんな人でも2割の人には嫌われて、6割の人はどっちでもなく、2割の人は自分を好きになってくれるというもの。

仕事においても同じことが言えるなと思うのです。
2割の人はその仕事は嫌いでもお金を稼ぐために働いていて、6割は情熱はなくともそつなく働いていて、2割は仕事が好きで情熱を燃やしている。

それが当たり前なのだと割り切ってしまえば、周りに対してイライラする気持ちがほんのちょっとだけ和らぎませんか?
その人はそういう考えなのだと。

もちろん仕事に対してやる気のない人を見ると嫌な気持ちになることもあります。正直ふざけんなと思うし、ちゃんとやっている自分が虚しくなります。

割り切ってみても、結局ずっと働く仲間であることに変わりないし、もしも以前の私のように、その人を指導する立場であるなら尚更切り離せない悩みだと思います。

でもその熱りを冷めさせるのが「2:6:2の法則」なんじゃないかと。
苛立ちやモヤモヤを持ち続けると良いことがありません。一度冷ましてからもう一度向き合うと意外と考えが整理されたりするものです。

向き合っても変わらない人は変わらない。
いつか離れていくでしょう。

それくらいの心持ちで良いのです。


カフェの話から始まり、なぜだかお仕事の話になってしまいましたが、私はそんな忙しい日々を過ごす社会人の方々がほんの少しでも安らげるようなお店を作り上げることを目標に日々計画を立てています。

どこに、どんな形でお店を開くのか、まだまだ模索中ですが、随時こちらに近況を綴らせていただきたいと思っています。

由佳

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