不器用なわたしの挑戦【折り紙】
寒い毎日。
公園に行っても、寒いからすぐ帰宅。
家の中で過ごす毎日。
そんな日々の中で、自分の不得意なことにチャレンジしなくてはならなくなった。
私はかなり不器用だ。
学生時代に、家庭科でパジャマを作ることがあって
ミシンに糸を通すこともできないし、ミシンを縫うのも一苦労だし、授業中に間に合わなくて放課後、居残りまでした。
そんな不器用の私は、幼稚園時代に皆んながやってきたであろう「折り紙」というものに触れ合わなかった。
もしかして、幼稚園児の頃から不器用だったのかもしれない。
今までは、折り紙に触れ合わなかったことは大して自分の中で問題にならず、特に折り紙を意識することもなく過ごしてきた。
でも、今は違う。
子供が、折り紙に興味を持っている。
折り紙をぐしゃっとして、できたー!って喜んでいる。
(よく見るとぐしゃっとなっている折り紙達。)
その様子を微笑んで見ていたが、果たして「ぐしゃ」としかできないまま、折り紙と子供の関係を終わらせてしまっていいのだろうか。
指先を動かすから、頭の運動にも良さそうだし、もっと色々折れるようになった方が絶対楽しいはずだ。
そして、私は「折り紙」と向き合うことにした。
どのくらい私が折り紙に対して初心者かと言うと
「鶴すら折れない」と言えば、分かってもらえるだろう。
「それじゃあ無理よ」と言いたくなるかもしれない。でも、諦めるには早い。
なぜなら、今の時代にはYouTubeがあるからだ。
「折り紙 簡単」で検索。
たくさん出てきた中から、「りぼん」を選んで動画を見ながら折ることにした。
緊張する。
なぜなら、ほぼ折り紙と初めまして状態だから。
さくさくと動画は進んでいくが、いちいち一時停止を押す。
待って、早い!再生速度を落としても早い!落としすぎると遅い!
簡単って言ったじゃない?
とりあえず再生速度を少し落としたまま続行。
子供は相変わらず、大量の折り紙をぐしゃっとして、できたー!って言っているが
こっちはそれ所じゃない。
途中で、どう間違えたのかわからないがミスをして、動画のようにならなくなった。
もう、やめようかな…なんて思ったが
動画を少し戻して、もう一度やり直す。
どうして、私は折り紙を経験してこなかったんだろうと心底悔やむ。
魔法のように、いろんな折り紙を作って、子供を喜ばせられたらいいのに。
そして、30分経って、ようやく簡単なはずのリボンの折り紙が…
できた。
誰が見てもリボンだと分かるはず。(そうであって欲しい)
子供にあげたら、喜んでくれた。
喜んだ時間はかなり短くて、すぐにバラバラにされたが
次は違うものに挑戦しようという気持ちになった。
子供がいなかったら、私はずっと折り紙と向き合うことなんてなかっただろう。
また一つ新しい世界を見せてくれた子供には感謝だ。
とりあえず、早く何も見ないで鶴を折れるようになりたい。
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