見出し画像

3ヶ月でチームのやる気が上がった話

おはようございます。

保育士、週末農業をしながら
店舗コンサルタントを目指している潤井佑佳です👩🏻‍🌾

ある本をきっかけに、自分の考え方を変えたところ、
保育士の仕事も良い方向に進んでいるので書き留めようと思います。
部下・後輩との関わりに悩んでいる方に、
少しでも貢献出来たらいいなと思います。


 春、園からトップが居なくなった。
それと同時に、3クラスのリーダーを任されました。

その中の後輩2人との関わりについてお話します。


今までの自分

完璧主義。4年間一人担任をやってきていたのもあり、自分一人で出来ることは全て自分でやる、人に頼めない。
保育士特有の残業や持ち帰り仕事が嫌いで、
誰よりも先に仕事を済ませるために何ヶ月も前から予測してコツコツちびちび仕事をやっていくタイプ。
体調さえも崩さないが急にドッと疲れが来る。

休みがち・落ち込みがちな後輩

新年度に入ってすぐ、後輩1人が体調を崩し数日間欠席。無事復帰したが
そのあとすぐ、2人目も落ち込み気味に。
『初めて担任になり、疲れがたまっているんだろう』と思っていた私。

本との出会い

今後店舗コンサルタントとしてフリーランスで働いていくために、
自分の視野を広げようと毎日の読書を始めた。
初めに出会った本が『7つの習慣』

その中で現在の環境と、ふと重ねた所がありました。

『どんな問題でも、それを解決できる第一歩は私たち自身が踏み出さなくてはならない。
自分の習慣を変える。影響を及ぼす方法を変える。
コントロールできない問題ならば、自分の態度を変える。
解決策はすべて、自分の影響の輪の中にある。』

まずは一人担任を任された一年目の自分を思い出した

・何が分からないのか・何が正しいのか右も左も分からない。

・一緒にやってくれる人は勿論おらず、全て自分で考え
手探りのまま実践するのが不安だった。

・結果だけで、経過を認めてくれる人が居ない寂しさ。

新年度に入って体調を崩すということは
同じような想いをしているかもしれない。

7つの習慣を読んだ私は、この時初めて
自分の考え方を変えよう。と決意しました。


変えた習慣

①週一回会を開いた

常に子供と居るので保育士同士で話す時間がほとんどない。
この試みには悩んだが、昨年度に出た園での不満は

報連相がうまくいってない。
他のクラスがどんな活動をしているのかが分からない。
捉え方が違うことでトラブルが多発。


この再発を防ぐためにも週一度10分間だけ、
参加してもらえるようお願い。
休憩の合間を縫って毎週5名集まってくれる事に感激した。

会でヒアリングすることにより、
他クラスの状況がよくわかり、後輩の困りごとについて皆で
話し合えるようになった。保育士同士で保育内容を共有でき、
「聞いてない」という不満もなく円滑に進んでいる。

②先に自分が発言しない



会の中でも、後輩からの個人的な質問でも、すぐ提案しない。

それは先に私が発言することで後輩が萎縮したり、私の考えと比べてしまうことを防ぐため。
また、後輩の本当の想いを引き出したり、一度自分で考えるというきっかけを作るためにも気を付けた。

例えば、「〇〇ってどうすればいいですか?」
「〇〇ね。どんな感じにすれば上手くいくかな。そういえばあれをやってみて子どもの反応って最近どうなの?」
ちょっとだけ考えやすくなるきっかけを踏まえながら質問を返します。

以前は「どうすればいいですか?」が、
「先生!こうやってみたのですが、上手くいかず、次はこうしてみたいと思います!」と、質問や課題の質・明らかに意欲もアップしました。

③目標を設定する


昨年度までは園での方針がなかったので各クラス皆動きがバラバラ。勿論かみ合わず。不満がでました。

子育てや、保育にゴールはありません。
尚更モチベーション維持が難しい仕事。
年に数回大きな行事があるので、そこで子どもたちが最大の力を発揮する為の明確な目標をたてました。
初めの行事はこの10月の運動会。今はその話題で持ち切り。皆が同じ方向を向いています。
目標は沢山立てすぎないことも大事。達成できそうなことだったり
一本化することで、今何をしているのか明確になり計画もしやすいようです。

④休憩中は仕事の話をしない


雑談もする
勿論相手の話を主に聞く。(全く話してくれない人には自己開示することで心を開いてくれやすい※本 心理戦略)
そして別日に「そういえば前言ってたのどうなったの?」と
相手の話を覚えておくだけでも、いい反応が返ってきます。
堅い話ばかりだと、質問さえもしづらくなる。
ちょっとした雑談を挟むだけでも、圧倒的に話しかけられやすくなった。

⑤3Sコミュニケーション


承認・尊重・賞賛 をベースに 日常からコミュニケーションをとる。
保育士も接客業も、どの業態でも同じ。
従業員満足度が高い=良い会社、接客、そして良い保育が出来る。
結果だけでなく、何をしているのかを見てあげて
褒める癖(承認)をつける事を大切にしています。

皆、人として大切に扱われたい。それぞれに出来ることは違うし、「このぐらい当たり前」という思いを辞めました。(尊重)

まずは、取り組んでくれていることに
「ありがとう」という気持ちを持つ。
日々の小さな感謝を見つけ、「〇〇してくれてありがとう」。
誰でも、賞賛してもらえると嬉しいですよね。自分が発信するだけでも周りの雰囲気も良くなり、後輩の表情も変わってきました。
ちゃんと見てくれている先輩がいる」と少しずつ感じてくれていればいいなと思います。

そして、なにより、
わたし自身がとても生きやすくなった
周りを巻き込んだり、チームで同じ目標をもって協力できるようになると
こんなにも心強く、楽しいもんなんだと。
一緒に考え、笑いあえるって幸せですね。

8月、後輩から、「これやっときますね!」と
声をかけてくれました。
え、心の余裕!?成長早すぎんか?
できる、と思っていると、あっという間に追い抜かれますね。
自分がアウトプットしたり協力的になることで、
相手も同じようにしてくれることも分かりました。

まとめ


5つ、私が変えた習慣を書きましたが
特に重要なものは
相手の考えを尊重する
・まずは自分から動く

3Sコミュニケーション

本を読み、習慣を変えて約三か月。
自分が行動するだけで、
こんなにも、チーム・後輩の変化がみられました。

相手に変わってもらうのは無理に近い。変わるのは自分から。

さて、10月の運動会、どうなるでしょう。
後輩にも達成感や、やりがいを感じて貰い長く続けてほしいものです。

皆さんの店舗ではどうですか?
3Sしあえていますか?

参考になりますように。

今日は本当に長くなりましたが、
読んで下さり、ありがとうございました。

応援よろしくお願いします💛



この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?