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理想のチューターは金のわらじかナイキを履いてでも探せと言うけれど

3年半以上、オンライン英会話を続けている筆者が、学習継続の邪魔をしてくるトラップをシェアするnoteです。第3回は、チューター選びで見えてきた、自分の中の優先事項についてお話します。


リピあり、なしを繰り返していたオンライン英会話初期

オンライン英会話を始めてから、しばらくは「今日のチューターも悪くはなかったけど、何だかいまいち話が弾まなかったな~」など思うことも多く、「これでずっと学習が継続できるぞ!」と確信が持てなかったことを覚えています。
チューターをブックマークしておく機能があるので、「今日は割と感触がよかったな」と感じたらブックマークしておいて、数名の候補から翌日のレッスンを選ぶ、もしくは新規に開拓…ということを繰り返していました。端的に言うと「リピあり、なし」ですね。
3年半強の間で50名以上のチューターとレッスンを受け、2024年時点でブックマークしているチューターの数は34名、ちなみにここ1年ほどは新規のチューターとレッスンをした記憶はなく、大体固定のチューター3,4名と日々レッスンをしています。

オンライン英会話のスクールはどこも大体同じだし、チューターも大体同じだと、一社しか受けていない人間が言う

私は、今も続けているスクール以外のオンライン英会話を経験したことがありません。他社と比べたことがないことを踏まえても、どのスクールが特別秀でていて、どのスクールが特段劣っているということはないだろうなと推測しています。料金体系も大体どこも同じですし、レッスン方法もいい意味で似たり寄ったりですから、差別化が図れるポイントはないと思われます。もし特定のスクールが飛びぬけていたら、とっくにネット上にレビューや評判が行きかっているはずです。その逆も然りでしょう。
だとしたら、チューターのレベルも押しなべて一緒です。そもそも英語を母国語としない日本人に向けて英語を教えられるレベルですから、現地の有名な大学を出ている学位はもちろんのこと、スクール独自のトレーニングもクリアしている、「英語を教える点において優秀」な人であることが大前提です。

条件は満たしているはずなのに、しっくりこない、そのココロ

ただし、「英語の教える点において優秀」は、「私が英語学習に求めること」とイコールでしょうか。個人的には「必要条件かもしれないが絶対条件ではない」がその解です。英「会話」は人と人の会話です。気の合う友人との会話をスペックやスキルの条件に還元することはできますか。定量化できない相性や化学反応はないですか。私にはあります。

TOEICやTOEFLの点数をここまで上げたい、ビジネスのプレゼンやピッチを英語でしたい、など数値化できる目標や、明確なゴールは「正確に、確実に教えられる」チューターとレッスンで叶えられるのかもしれません。相性だとかウマが合うとかは抜きにして、大体のチューターはその能力を備えています。
ただ、私は「この人となら会話が弾む」「私が日頃考えていることを、この人に英語で伝えたい」という気持ちありきでした。

「こないだ、スタートアップの経営者に取材したら、想像もしない未来の話をしてくれてめちゃくちゃ興奮した」とか、「娘が来年中学生になるんだけど、これからは子育てもお世話じゃなくて手を放していくフェーズだと思うんだよね」とか、「今年は秋刀魚が豊漁らしいから、毎日食べられたらめちゃくちゃ嬉しい」とか、「The Bearって最高のドラマがあるんだけど、扱ってるテーマが経営やビジネスからウェルビーイングやグリーフケア、メンタルヘルスまですごく幅広くて、毎回圧倒されちゃうんだよ」みたいな、友達や家族と普段するような話を英語でしたい、というのが私の根源的なモチベーションです。

理想のチューターを探すには、金のわらじかナイキを履くしかないのか

ファミレスでするような話を英語でしたいのだから、会話のスピードやテンポ、リアクションやレスポンスも重要な要素です。そしてそれらは結局「実際に喋ってみないと、分からない」ことばかりです。だって、検索フォームには「初心者・初級者向け」フィルタはあっても、「テンポのよい会話を楽しみたい人向け」フィルタはないから…。しかも「テンポのよい会話」はチューターが一方的に提供するものでもないから…。

長々と説明しましたが、何が言いたいかというと、自分にしっくりくるチューターばかりは検索フォームからは判別できないということです。そして、その相性はたった1回のレッスンでは判断できなくとも、回数を重ねることで、よくしていくこともできるということにも、後々気づくのでした。更に、この人なら話がはずむと感じるチューターにも落とし穴があるのでした。今日はこのへんで。

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