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災害時のケアマニュアル(97/1000)

7/3の熱海市伊豆山で発生した土石流災害から、23日経過しました。

静岡県保健衛生部が作成した、『災害時のメンタルヘルスケアマニュアル』を先日、めぐさんにシェアいただきました。

このマニュアルはいままでの日本の災害からの経験がマニュアルに凝縮されていました。被災地の方々がどんなストレスを抱えるかが時系列に書いてあり、その方々への適切な対応、つまり「寄り添い方」が書いてあります。

自分がこんなに近くで災害を経験することになるのは初めての経験であったので、このようなマニュアルは教科書として非常に参考になります。

被災から1ヶ月後の被災者の状況と対応

被災からもうすぐ1ヶ月経ちます。ストレス反応の特徴としては以下だそうです。

◆将来の生活に関する不安や今までの緊張や過労が心身の不調として現れる◆被災者のアルコール依存、高齢者のぼけ症状、子どもの赤ちゃんがえり、救援者の燃えつき等の症状がみられる

上記への対応としては以下。

◆アルコールで気を紛らわそうとする雰囲気をつくらない                  ◆特に避難所で酒盛りするのは避けるようなルールをつくる                 ◆災害弱者へはそれぞれの状況に応じた対応に努める                    ◆救援者地震も自らの健康管理に配慮する必要がある


救援者としての基本的な心構え

被災者の心のケアのために有効な援助ができるように、救護者の心構えというものもあるようです。これはなるほど、とおもう項目ばかりです。

救援に向かう前に、まず自らの環境を整える                 災害によるストレスについて正しい知識を持つ                  地域のさまざまな情報を知っておくことが必要                 出向いていって、働きかけることが大きな効果を発揮                   聴くことが大切                                専門用語は使用しないように注意                                                                       ( メンタルヘルス、カウンセリング→○援助、サポート、お話する)                         必要に応じて専門家への橋渡し

セルフケア、正しい情報収集、傾聴などとても重要なエッセンスがありますね。

ヘルスケアマニュアルも過去の教訓から学ぶ正しい知識。心に留めてきょうも精いっぱい生きよう。

今日も暑い中での捜索&救助活動を
誠にありがとうございます。

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