見出し画像

モラハラ加害者の心理

令和6年5月30日

今日は、ちょっと毒親やモラルハラスメントの加害者にありがちな心理についてお話ししたいと思います。そして、そうではない方々はどうしているのかについても触れてみようと思います。

私自身が感じているのは、毒親にしてもモラハラについても、加害者の根幹にあるところは同じで、どちらも「自己愛型」の傾向が強い方々なんですよね。なので、他人の気持ちを慮るということができないんです。なので、認知も歪んでいます。ですが、ご本人はそのことにお気づきではないのですよね。そして、ご自身が正しいことをしていると強く思っている。だから厄介なことが起きるわけです。

毒親に多い傾向だと思うのですが、自宅では子供に辛く当たったり、パートナーを雑に扱うなど、良い人間とは言い難い行動をしておきながら、家の外にでるとよその人に「自分はこんなに良い人間なんだ」と思わせるような言動や態度をすることがあるんですよね。

例えば「うちの子供が⚪︎⚪︎で心配なんだよ」などと言ったりするわけです。そうすると、聞いている方は「子供思いの良い親だな」なんて思ったりするのでしょうけれど、実際、子供に対してやっていることというのは、酷いことをしているわけですよ。精神が壊れるようなことを平気でやっているんですよね。それで精神疾患になっても、自分が悪いと思わず「勝手に子供が精神病になった」と思い込んでいる。原因は、その「親」にあるにもかかわらず。こんなふうに態度が家の中と外で変わること、特に、外でいい人を演じていることを「外面がいい」などと表現されることもありますね。

本当に性格の良い人というのは、自分は良い人間だというアピールをしません。その人の言動と行動が一致していて、なおかつそれが良い行い、良い言葉なので周りが安心するんですよね。あと、行動に(良い行いで)一貫性があるというのも含まれるでしょうか。それによって「この方は良い人」という評価がなされ、信頼されるのだと思います。

そもそもの話をしましょう。「心配」ときくと、なんだか良いことのように感じる方が多いかと思いますが、実は「心配」って、「相手の可能性を信じていない」というメッセージなんですね。ですので、「子供が心配」というと、「子供の可能性を信じていない」、「妻が心配」となれば「妻の可能性を信じていない」ということになるわけです。ですので、結構「心配、心配」と言ってるのは実は失礼なことなのかもしれないですよね。

私も、現在交際中の恋人に対して対応の仕方を工夫するようにしているのですが「とにかく相手のことを信じる」ということを大切にしています。相手のことを疑う、というのは無いんですね。心配ばかりする方って、相手を疑っているんですよ。信頼していたら、そういうことはないんです。もし、仮に裏切られても、相手のせいにせずに「あぁ、いい学びだったな。今までありがとう」と、相手から離れることができるんです。数日落ち込むことがあっても、その時間を相手を憎んだり、恨んだりすることには使いません。

そして、彼の子供たちに対して、私は「信じてるよ」と伝えることを大切にしています。なぜなら、その方が子供たちが自分の本来の力を発揮しやすくなるから。言葉だけで言ってるんじゃ無いんです。本気で子供たちの可能性を信じています。ですので「信じてるよ」と伝えるようにしていますし、何も会話をしていない時も、彼らを信じています。こういうことってすごく大切だと私は思っています。そして、子供たちの頑張っているところを認めたり、失敗してもそれを否定したり批判するのではなくて「失敗は悪いことじゃないよ。よく頑張ったね」ということを伝えています。それによって、子供たちの自信が育まれていくと思っているので。失敗を責める事の意味を私はよくわかりません。責めなくても、子供は失敗したことで傷ついているのです。

私の両親は残念ながら、こういうことができる親ではありませんでした。なので、私が今、自信を持てるようになったのは、私自身が自分で自分に対して、今、私が子供たちにやっているような声かけを行なっていたからなんですね。つまり、自分で自分の感情を受け止めて、その上で励ましたり、共感したり、褒めたりしていったわけです。そうやって自分を大切に扱えるようになったから、今、子供たちにそのような声かけができるようになりました。

とは言っても、まだ完璧ではないですし、私もまだ未熟なところがあります。ですので、まだまだ改善点はありますが、まずは自分のことを大切に扱えていないと、子供や伴侶を大切にすることはできないと実感を持って感じています。

これも、心理学を学んで習得したことでもあり、また経営者の斉藤一人さんの教えを書籍で学んだり、障害者施設の職員さんから大切にされた経験があったりしたから、ここまで内面的に成長させていただけたかなと思います。まだ、未熟なところも多々ありますが、そこも順を追って課題が見つかった時に改善して自分の内面の成長に繋げることができたらと思っております。

今回は毒親と書きましたが、これはモラハラの加害者にも当てはまる事項です。
どなたかの参考になれば幸甚に存じます。

#毒親
#モラハラ
#アダルトチルドレン
#インナーチャイルド
#子育て
#自分育て

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?