見出し画像

「アップサイクル」をきっかけに生まれたTシャツに隠されたメッセージ

新しい洋服を買うとウキウキしますよね。次の日に早速着てルンルンで外出なんてこともあるでしょう。
先日、面白いTシャツを手に入れました。このTシャツとの出会いにより、環境について改めて考え、自分の価値観を見つめ直すきっかけになりました。

みなさんにご紹介するのはこのTシャツです。
あ!画面閉じようとした、そこのアナタ。ただのTシャツではないんです。ぜひ最後までご覧ください。

doublet×洋服の青山コラボTシャツ
???
(答えは下に続く……)

「アップサイクル」とは何か?

そもそも、タイトルにある「アップサイクル」という言葉。近年サステナブルの取り組みとして耳にすることが増えましたよね。
アップサイクルとは捨てられるはずだった不用品を新しい製品にアップグレードすることです。

3R(Reduce・Reuse・Recycle)とはちょっと違いますよね。リサイクルの場合は同製品もしくは類似製品の原料として利用することを指すので、ダウンサイクルとなるでしょう。
既にある製品の寿命を延ばすことができるアップサイクルは、環境への負担を減らすことができる良い取り組みと思います。

アップサイクリング(Upcycling)は創造的再利用とも呼ばれ副産物、廃棄物、役に立たないまたは不要な製品を、より良い品質と環境価値の新しい材料または製品に変換するプロセスである。

Wikipediaより

【doublet】と【洋服の青山】がコラボ

doublet×洋服の青山コラボTシャツ
doublet×洋服の青山コラボTシャツ

早速ネタバラシ。実はこのTシャツ、アパレルブランドのdoubletと洋服の青山のコラボアイテムです。
doubletの依頼を受け、シーズン持ち越しとなったスーツの一部を洋服の青山が提供し、オリジナルセットアップが誕生。(青山商事株式会社Informationより)このセットアップがアップサイクル商品というわけです。Tシャツは記念アイテムですね。

期間限定でアイテムを取り扱っているセレクトショップがデコレーションされているということで、気になって実際に足を運びアイテムを見てきました。

が、予想以上に【洋服の青山】!!

外観
WISM渋谷店外観
(撮影させていただきありがとうございます!)

渋谷の街に突如現れたのぼりに少しびっくりしました。通行人の方々が画角に映らないよう配慮してくださり、非常に優しい世界でした。ありがとうござます。
実際にアップサイクル商品にも触れさせていただいたのですが、洋服の青山の高級ラインである「HILTON(ヒルトン)」スーツのタグや、シワになりにくいで人気のドレスシャツ「NON IRONMAX(ノンアイロンマックス)」のタグがついていました。パッチワークのようにデザインされたそのアイテムたちに、両社の思いやりとそのあたたかさを感じました。
※お写真なくて申し訳ありません。

気になっていたTシャツは完売してしまったようで、当日はスタッフの方に色々教えていただき、後日オンラインストアで取り寄せしました。
「何でも聞いてください」と仰ってくださった優しいWISM渋谷のスタッフのみなさん、ありがとうございます!店内は厳選されたアイテムが豊富に揃っていました。まだまだ外出に制限がある状況ですが、やはり実店舗で買い物できるって良いですね。

Tシャツに隠されたメッセージ

後日Tシャツが届き、ウキウキで開封。Tシャツには長〜いタグが。(これが本当に長い)気になって見てみるとタグにはこのように書かれていました。

Tシャツタグ
タグに書かれたメッセージ

この22年春夏のコレクションでは「洋服の青山」のスーツの在庫をアップサイクルするというコラボレーションをさせてもらいました。青山商事さん、ご協力ありがとうございました。その感謝を何か形にしたいと考えたTシャツです。
リクルートやビジネスのキリッとしたスーツと相反するものと言ったら、カジュアルウエアの代名詞、Tシャツかと考え、中でもバンドTシャツ。強いメッセージやグラッフィックがあります。その相反する要素から生まれるエネルギーは人と人とがコミュニケーションをできることのきっかけかと思います。僕らが作るのはそういう服でありたい、と思っています。

なんて懐深いんだ!

リスペクトする姿勢に心打たれました。当然洋服を作るのにはそれなりにコストがかかりますし(エコ関連になると特に)、作り手のこだわりや苦悩もあると思います。発売に至るまでのドラマがこのメッセージに込められているような気がしますね。
制作に携わった人全てに対して感謝の気持ちを記しているのだと思います。

最高のスーツを提供した洋服の青山さんと、独創的なデザインで消費者の心を掴むdoubletさん、私に素敵な1着をプレゼントしてくださりありがとうございます。

私はこのアイテムをきっかけに、より環境に配慮した生活を意識することはもちろん、仕事やプライベートで関わる人へのリスペクトを行動や形で残そうと思いました。

今回のnoteはその気持ちを残してみました。

このnoteを少しでもいいなと思われた方は「スキ」を押してください。フォローもいただけると更新の励みになります。
最後までお読みいただきありがとうございます。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?