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あと20年、続けていきたいことがある。 #未来のためにできること

私には子どもがいない。
そして、妊娠・出産には厳しい年齢でもある。

自分のDNAを分けた子孫を未来に残すことはない。
自らの意志で決めた・選んだ選択なので、後悔はしていない。

何故なら「子ども」ではなく、「血液」を未来に残す方法があることに気が付いたから。

血液は、最新の医療・科学技術を駆使しても作ることができない、貴重で大切なもの。
血液を献血することで、誰かの命を救うことができる。
そうすれば、未来を担う人々の力になる、未来への貢献になると思うから。

提供した血液(成分)は、同じ血液型の人や、重病や怪我で大量出血した人たち、治療薬の原料等、必要とする人の役に立つことができる。

今までの献血回数は、200回を超えている。
献血をする度に、自分の健康状態や血液検査の結果を知ることもできる。
そして、献血をすることで自分の免疫力や代謝も向上する。
でも、それ以上に社会や未来に貢献する喜びや達成感が得られている。

女性の場合、血小板成分献血は54歳、それ以外の献血は69歳まで可能。
世間で「69歳」と言えば、孫が一人や二人いてもおかしくない。
69歳を迎えても、孫は勿論、息子も娘もいる予定はないので、元気な体で献血ルームに通い続けたいと思う。

そう、私が最初に献血をしたのは、大学に献血車が来た18歳の時だった。
母に「人生初の献血」の話をしたら、母から「10代の時に手術をした際、出血が酷くて輸血をして助かった」という話を聞いた。

その時に「もし母が、10代のオペ時に輸血されていなかったら、母も私もこの世にいなかったのかも?」と思った記憶がある。

「私はO型だから、B型のお母さんにいつでも輸血も出来るよ!」と冗談半分で返したのも懐かしい。

そして昨年末、母が亡くなった。
コロナ禍で対面する機会も殆どなく、輸血の血液を提供する機会も一度もないままに。

半年ほどが経つ中で、母の存在、家族のこと、血の繋がり等々を考える機会が多々あったのは、言うまでもなく。

献血卒業年齢まで、残り約20年。

献血が誰かの命を救う、ヒトの未来の役に立つ手助けになるなら、それが私ができる小さな貢献だと信じたい。

母が輸血で救われて、この世に私が存在しているように、未来のために私ができる「献血」で、その機会に感謝しながら続けていきたいと思う。

献血カード、現在219回。
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