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国内・海外でワーケーションをしてみたら(全体的な感想)

今年、2回ほどワーケーションしました!

  • 1回目:小笠原諸島(父島): 2022年3月(13日間)

  • 2回目:ジョージア・トルコ(イスタンブール): 2022年9月(15日間)
    *どちらも移動日を含む

私は業務委託契約やスポットでのご依頼を数社よりいただいているフリーランスのため、日頃からフルリモート&就業規則のない業務形態ではありますが、対面取材などもあるので、しれっと東京にいるフリとはならず。仕事の関係者のみなさまのご理解に感謝です。新規のお仕事は少しセーブして、すでに依頼をいただいていた仕事は通常どおり進めながらの滞在でした。

特に2回目の海外ワーケーションに関しては滞在自体も非常に面白かったですし、教訓も多数得られたのでいろんなテーマで詳細記事を書きたいのですが、今回はワーケーションに対する全体的な感想をまとめてみます。

ワーケーションの概要&私の状況

  • 小笠原諸島は好きすぎて4回めの滞在、ひとり旅

  • ジョージア・トルコははじめて。友人2名と一緒

  • 英語は普段喋っておらず、海外旅行は勢いでなんとかするタイプ。渡航歴は12カ国。ひとりでアラブの市場へ行き、ガッツリ値切るハッタリとメンタルはある。友人のうち1名は英語圏育ちで普通に喋れるので頼れる(感謝!)。1人だと意思疎通に時間がかかる

  • 予定している仕事は原稿執筆がメイン。メール、電話でクライアントとコミュニケーションをとる必要あり。オンライン会議もある

慣れている&大好きな場所は仕事しやすく、モチベーションも上がる

私はひどい花粉症のため例年3月は仕事に集中できません。特にここ数年は鼻喉の症状がコロナの疑いを招きがちですし、自分でもドキドキします。そんな外出しにくいストレスから解放されるために出かけた小笠原は、暖かくスギもヒノキもなく、理想のワーケーション先でした。仕事の生産性も非常に高かったです。

「今日は気になってたカフェで仕事をしよう」「これが終わったらビーチに行こう」と、毎日目標を立てて動けました。アクティビティが充実している島なので、休日にはクジラを探したり第二次世界大戦の戦跡をめぐったりカヤックに乗ったり、思い切り遊べました。

過去滞在しているし、小さな島なのでお店の品揃えや飲食店の営業時間などイメージもバッチリ。「環境が想像できる」「自分が大好きだとわかっている」場所はノンストレスで、下調べもせずサクッと行けるのが非常によかったです。

父島・中山峠より。ビーチは独り占め可能でした。

初回滞在&観光地が豊富な場所は、時間が足りない

ずっと行きたかったジョージア・トルコは見たいものが多すぎました。どこかに行こうとすると調べる手間がかかる!時間が足りない!という状態に。観光旅行という面では非常に楽しかったのですが…。

やるべき仕事(クライアントからの依頼が事前に入っているもの)はできましたが、プラスαでやろうとしていたことの進捗は今ひとつ。このnoteの立ち上げも本当は旅行中の目標だったのです…。かといって、これ以上長く滞在しても、プラスαの部分はそこそこに、やっぱり遊んでしまった気がします。「この日は仕事!」という日をしっかり決めても良かったかもしれません。

ワーケーション、のワークの部分を考えるなら、目玉スポットが多すぎなくて、少し不便だけれど絶景で、アクティビティも楽しめる…というくらいの山やビーチリゾートのほうがいいのかもと思います。一方で、最初の訪問だからこそ味わえる非日常感とワクワク感は、2度と得難いものでした。

念願のアヤソフィア。ものすごく美しくて満たされました。

期間は2週間程度がちょうど良い。中間に飽きる時期あり

これは小笠原もジョージア&トルコも、移動に片道丸1日かかるからかもしれません。短時間で移動できるなら−2日くらいにしても満足感はありそうです。それにしてもこの2ヶ所への所要時間が同じくらいというのはなんとも不思議。

どちらも、5日目〜7日目くらいに「まだあるのか。長いなぁ…もう帰ってもいいかも」という時期がきた後、ラスト2日くらいに「え、もう帰らなきゃいけないの?」と焦りだしました。

その心理を利用して、5日目〜7日目くらいは日本にいるときのようにしっかり仕事、ラスト2日は思い切り遊ぶ!としたらよい気がしているので、次回実践してみたいと思います。(おそらく、期間を1週間に短縮すると働く時間を惜しんで遊んでしまいそうです…)

時差を活かすなら−5時間〜−6時間が限界点?

小笠原は日本ですから、ワーケーション中は「どこにいてもすぐにON」にできるようにしていました。うっかり海や山に出かけたら電波が入らない可能性もあります。一度電話をビーチで受けたら山の影だったため通信できず、山から離れるために海の中にザブザブ膝まで入っていって電話を受けたことも。

一方、ジョージア・トルコは時差が5〜6時間あったので「朝6時から昼まで仕事、お昼ご飯を食べたら遊ぶ!最高やん!」という感じでした。朝だけでなく連絡が来ることのない夜に集中的に作業したりと、比較的時差は便利で活用できましたが、これ以上日本との差が開いてしまうと、電話連絡や打ち合わせをしにくそうです。ヨーロッパ西側やアメリカでワーケーションやリモートワークで日本企業と働いている方がいたらやりかたをお聞きしてみたい。

あと、私が海外にいることを知らない方に、オンライン会議で「おはようございます」と言いそうになりました(*日本時間17時)。日本時間はかなり意識していたのですが、とっさのひと言は難しいですね。

仕事でアクシデントがあり、電話していたのを友人に盗撮されたひとコマ(奥はアヤソフィア)

観光疲れやトラブルを想定しスケジュールにゆとりを(特に海外)

トラベルという単語はトラブルが語源、といいますが特に海外では多いものです。
どれだけ情報収集しても防げないので、普段の旅行以上にスケジュールに余裕を持って、体と心を休めるのが大事だなと感じました。友人と共に楽しく(?)乗り越えましたが、今回のトルコ・ジョージアでは下記のようなことが…。やっぱり疲れはありました。一部は関連記事を書く予定です。

  • ぼったくりタクシー(被害&未遂)・呼んでも乗れないUber

  • 隣国で徴兵令が出る(そのときいた場所の10km先が国境)

  • バスがいっぱいで乗れず、知らない男性達と相乗りで英語の通じない白タク乗車

  • ワイナリーで宴会。オーナーのおじさんがからみ酒、セクハラ

  • ドライバーさんが明らかなる飲酒運転、雨の中をスピード出しまくり

ひとり旅の場合、誰かと交流の機会を用意したい

私は会話で気分転換したいので、宿泊者が集まって食事をする宿や「交流がある」とうたっているところを選びます。小笠原では、学生たちの卒業旅行と重なり、高校生や大学生が考える将来の話など聞いていました。たいしたアドバイスはおくれない私ですが、なんか眩しかったです。

父島の日暮れ。同宿の女子高生をナンパして夕方からカヤック

友人と一緒は心強いけれど、相性と環境づくりがポイント

では友人と一緒ではどうでしょうか。友達との旅行は金銭感覚や興味の対象などの相性が大事ですし、仲良くなるか悪くなるか賭けみたいなところもありますが、特にワーケーションの場合、各自の仕事予定が違ったりします。なので全員「協調性を持ちつつ、ひとり行動もOK」かどうかがポイントではないかなと。「みんな一緒じゃないと寂しい」みたいな思考だと厳しそうです。

今回、予想外のできごとやトラブルも含め体験を共有できて、1人だったらストレスに感じたであろうことも分かち合えたので非常に心強かったです。

友人と一緒の場合、複数人いても仕事に集中できる&休憩時間心安らげる宿泊先選びが重要で、満足できる部屋選びの難易度が上がると感じました。これは別記事にまとめます。

まとめ:ワーケーション、またやります

ワーケーション、総じて非常によかったです。私は旅行大好きなのですがフリーランスなので、休んだときに簡単に仕事を引き継げる人がおらず、完全休業は非常に難しいものでした。働かないと収入はゼロですし、案件を断ってしまうと長期的に影響します。

そのため、これまでも少しは仕事をしていたのですが、取材も含めてリモートワーク化が進んで、ワーケーションという言葉が一般的な会社員の方に認知されてきたことで、長期で旅行しながら働きやすくなってきたのはとてもありがたいことです

現在帰国して1ヶ月ほどですが、早くも次回3月、どこに行くかを妄想しています。
「次の旅まであと○ヶ月」と思うとモチベーションが格段に上がるので、私にとっては、「またやりたい」どころではなく、もはや「必要」といえそうです。

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