理想の生き方

6歳・4歳の専業主婦。理想の生き方。

理想。それは「旅館に住む。毎食 豪華な食事。掃除しなくて良し。我が子が帰宅すると、一緒にゲームをして生きる」そうアラブの王様のような生活を熱望する。でも、きっとこの生活をすると、刺激がなく飽きるだろう

自分の成長。楽しかったりする

もうオバチャンなので。滅多に、褒められることはない「今日の晩御飯は、カレーがいい」だの、注文をぴーぴー言われる生活を過ごしている。

ある日 家族で外食した。夫から「あなたが作ったハンバーグの方がうまい」と言ってもらえた。そう、お金をだして食べたハンバーグより、専業主婦のハンバーグが勝利したのだ。ちなみに私は、全く料理が上手ではない。
ではなぜ、勝てたのか??

料理に。時間を注ぎ込む

専業主婦なので、昼間 思いっきり暇である。この余暇を、晩御飯の下準備として利用することで、小料理屋のハンバーグに勝利することが出来た。

私のハンバーグ作りの手順

1にんじん・玉ねぎ。物凄く細かくして、バターで炒める(10分ぐらい)
2炒めた野菜。ザルにあげ汁をボールに落とす(水分飛ばす10分)
3待ち時間で、スープを作る(割愛)
4 挽肉とバターで炒めた野菜をこねまくる パン粉入れる(10分こねる)
5 形を形成する

まさに今日 我が子と一緒に作ってた!!
タイムリー!!!

6 ハンバーグを冷蔵庫で1時間寝かせる(クッソ大事・クッソ大事)
7晩御飯の時間になる少し前から、焼く(出来立てを食べるため)
8デミグラスソース。出来合いのものをかけるだけ

何が大事かって「ハンバーグを、冷蔵庫で1時間 寝かせる」もうこれだけである。これが出来るか、出来ないかが。共働きか?専業主婦か?の大きな違いだと思っている。この一手間で、疲れて帰ってきた我が子と夫が「ああ、今日も頑張って過ごしてよかったな 夕飯楽しみ〜」となるのである。
(ハンバーグの中に、野菜を練り込む これが子どもが野菜を摂取する唯一の手段だったりするので、大事な行程だったりする)
あ、きっと私が働いていたら。大好きなゲームをプレイする時間がゼロになって。夜は家事に忙殺されるだろう。私の豆腐メンタルには、無理ぽ。

誰かに 料理を任せたら

冷凍食品。思いっきり利用している。しかし、出来合いのものばかり見ると「どういう手順を辿って、出来上がるのだろう?」と想像できない。

ああ、これ美味しかったから。作ってみようかな

この発想に辿り着くのは、日々 キッチンに立ち「料理の手順」がある程度わかっているからこそ。慣れているので、あまり考えなくても出来ることにまで得意になっているからこそ「やりたい」という気持ちが沸くのである。

前書したアラブの王様のような生活を送っていたら「挑戦してみよう」という気持ちも湧き上がらない「あー、どうやって野菜の皮むくの?ダル」から始まる挑戦は、ゴールまで遥か遠い。そう、経験こそ日々の積み重ねこそが、パーソナリティを形成している。

モッカイ 積み上げるの ダルい

アラブの王様。きっとお手伝いさんを召喚するスキルだけ、ズバ抜けているだろう「自分の成長は?」と聞かれて答えられないのではないか?

かくいう私も。大人になって 幼少期よりできることが増えた

◯赤子のお世話 得意(少し前に我が子、赤子だったし余裕)
◯朝昼晩 3食のメニューを考えて料理実行する(食材 買い出しも含め)
◯苦行すぎた大学受験のための勉強。しなくていい!!!(最高か)
◯ゲームをやり込んだ経験(楽しいことは、全く苦ではない ほほほ)

これをもう一度、積み上げるのは 相当長い年月を必要とする。理想の生き方をすると、私の専業主婦として積み上げてきたスキルが停滞してしまう。引退したスポーツ選手が現役の選手に、勝つのが難しいのと一緒である。私はぐーたら旅館にいるよりも「現役」でいることにこだわる。

経験は財産だから。理想を追い求めても「なんだかな」ってなるんだろうなって話でした。だから「理想の生き方」はたまにでいいや。息抜き程度にやってくるご褒美で、私は大丈夫だよ〜っていうお話でした。




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