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3年半ぶりの旅行へ

 気付けば3年半ほど、住んでいるダルエスサラームから出ることなく過ごしていました。もともと旅をするのは好きな性分なのだけれど、息子が生まれシングルになり、子連れで遠出するのがすっかり億劫になってしまっていました。

 今年の始めに息子と通える教会がようやく見つかり、毎週通うようになりました。ある日曜日の礼拝後に、何人かの教会のメンバーから、イースターの旅行に一緒に来ないかと声をかけてもらいました。行先は今住んでいるダルエスサラームから約250km離れたルショトという場所でした。8年程前に、前職の出張で訪れたことがあり、一度プライベートで来てみたいなと密かに思っていた場所でした。
 2023年やりたいことリストの中に、「ルショトへ旅行」とピンポイントで書いていたので、これはもう神様からのギフトだと行くことを決めました。

 息子は、何週間も前からカウントダウンを開始し、毎日楽しみにしていました。そしてむかえた当日、朝3時前にも関わらず即効で目覚めた息子とともに、教会のメンバーとバスに乗り二泊三日の旅に出かけたのでした。

 息子と同い年くらいの子がいたというのもあり、おしゃべりが楽しくてたまらない息子。他のメンバーも自分の息子や弟のように、面倒をみてくれたり抱っこしてくれたりで、私自身も旅を楽しむことができました。

 朝早く起きて朝食前に散歩をしたり、移動のバスの中で息子の話をゆっくり聞く時間があったり、焚き火にあたったり、ただただ美しい自然に見とれたり、夕陽の美しさに感動したり、どれだけあわただしい日々を過ごしているのか実感し、旅をすることの良さを思い出しました。

 ひとりで登るのは無理だろうなと思われる急な階段を一人で上りきったり、展望台でドローンを操縦していたお兄さんに自分から話しかけ操縦方法を見せてもらったり、その後しっかりお礼を言っていたりと、息子の成長を沢山感じられた三日間でもありました。
 息子の成長に微笑んだり、子ども同士のはしゃいだ会話に、メンバーの視覚障がい者の方がほほえんでいるのがなんだか嬉しかったり、小さな幸せのお裾分けをいっぱい貰いました。

 日常から離れ、毎日のルーティン化した生活から思い切って距離を置いてみるのも、刺激があって良いものです。そして比較的都会で生活している身としては、田舎の自然が豊かな場所に身を置くことで、神様への感謝が溢れ心が洗われたようでした。


母の心配をよそにがんがん急な階段を上る息子
上りきって満足げにポーズ

rooted and built up in him, strengthened in the faith as you were taught, and overflowing with thankfulness.

Colossians 2:2-7

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