【行政書士資格勉強303日目】原始取得②
こんにちは、行政書士資格勉強中のyukaです。今日は、所有権の原始取得について勉強したので、下記にまとめます。
問題:所有権の原始取得に関する次の記述のうち、妥当なものはどれか。
3、BがAの所持する材料に工作を加えて椅子を完成させた場合に,その椅子
の所有権は,AとBとの取決めに関係なく,Aに帰属する。
A.妥当ではない。也人の動産に工作を加えた者があるときは,その加工物の所有権は,材料の所有者に帰属するのが原則である (246条文)。もっとも,この規定は,当事者間の特約を排除する趣旨ではないから,AとBとの取決めがあれば,それに従うと分かりました。。
4、Bの所有する動産がAの所有する不動産に従として付合した場合に,Aと
Bは,AとBとの取決めに関係なく,Aの不動産の価格と Bの動産の価格の割合に応じてその合成物を共有する。
A.妥当ではない。不動産に従として付合した動産の所有権は,原則として不動
産の所有者が取得する(242条本文)。もっとも,この規定は所有権の帰属についての当事者間の特約を排除する趣旨ではないから,AとBとの取決めがある場合には,それに従う。AとBとの取決めがない場合には,242条本文が適用され,AがBの動産の所有権を取得すると分かりました。
参考文献
出版社:日本経済新聞出版
タイトル:うかる!行政書士総合問題集2021年度版 伊藤塾編
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?