見出し画像

ウェブマのフリーランスについて

このnoteで伝えたいこと

フリーランスを経験し今は会社員をやってる "ウェブ広告のゴリゴリ運用マン" が、フリーランスになった時のメリット・デメリット(リスク)を纏めました。 自由な働き方ができるこのご時世なので、考えてる方が多くいらっしゃると思います。 ご参考になれば幸いです。

スキルと略歴

本題に入る前に、人によっては参考にならない可能性もあるので、
当時のスキルと略歴をお伝えします。

■ 当時のスキルセット
- ウェブ広告運用 (30媒体ほど) 大抵のものはOK
- ウェブ分析・解析 (簡単なSQLも)
- 簡単な Photoshop・Illustrator・Premiere・After Effects
- 簡単なデザインのよし悪しが判断できる
- 簡単なマーケティング論が語れる
- アカウント(フロント対応力)

僕は26歳のときにウェブマ業界に参入しています。
ダイレクト系ウェブ広告の運用者として、運用を叩き込まれていましたが、
デザインが好きなこともあり運用より広告デザインで成果を上げる人でした。
やがて、獲得偏重のコモディティ化される広告デザインに課題を感じブランディングに取り組み始めます。31歳で専業代理店を退職しブランディングに強い制作会社のマーケ事業立ち上げメンバーとして参画。 以降現職を続けています。
フリーランスは途中約半年ほど経験。 現在はスキルが増えてるので
当時の「ウェブ広告の運用マン」 を振り返りながら記載します。 
※ クライドソーシングや紹介サービス等は使っていません。

フリーランスのメリット

最大のメリットは働く場所・時間を選ばないところだと思います。 もちろんビジネススキルが備わっており対人関係を良好な場合に限りますが、心も体も開放されて 「あーなんか自由」って感じる瞬間があることはやはり素晴らしい!

日中を全て会社に捧げることなく、他のビジネスを考える時間に当てられました。 例えば、 広告業で月100万ほど利益を出しながらガレージブランドを立ち上げる。とか。 やってみたいけど会社では不可能な事とか、将来やりたい事とか、あれもこれもやりたい! みたいな人にはおすすめです。 

★ 働く時間が自由 (電話対応程度はやります) 
★ 働く場所が自由 (沖縄で仕事したり)
− 給与ではなくフィー制なので、やった分貰える💰
★ 実力がわかる。(足りている能力・抜けている能力)
− 少なからず経営能力がつく。(売上や利益創出って大変)

★は特に大きかったこと

あと、これは後付けなんですが実力が試せたことは非常に大きいです。 自身もつくし、課題も浮き彫りになります。

ちなみに僕に足りていなかったのは、リードを作るための営業スキル、法務スキル、税金・確定申告など経理のスキル。 アウトソーシングはせず自分でやりました。(最初から頼るの好きじゃない。)

フリーランスのデメリット・リスク

広告運用だと、キャッシュフローと補填リスクが一番大きかったです。 またフリーランス全般に言えることですが国保や年金等が悲しい。

例えば広告配信は、基本的に立替え・数十%の利益だと思います。 支払が60日サイクルの場合、入金まで2ヶ月要することもあるので月100万前後の運用を数件やる場合は約500万円の預金が必要です。 またミスにより補填が発生した場合は、ほぼ利益が残らない・赤字になる可能性も高いです。

− 業務範囲広すぎて(営業・経理など) 初期は手に負えない。
★ 体調悪くても自分でなんとかやるしかない。
★ 運用ミス(媒体側も含め)がとてつもなく怖い。
★ ミスした時の補填がきつい。
− 総合力で時間管理できないと工数破綻。 時間の自由なくなる。
− 営業スキルが無いと対応に縛られる。
− 最低500万くらいは運用資金無いときつい。
★ 国保や人間ドックが高い。
− インボイス制度始まる(2023年?〜)

★は特に大きかったこと

特にリスティングなどの運用型は、体調崩しても旅行中でも対応が必要だったりするので、覚悟とスキルが無いと、精神的にきつい(ストレス)事もあります。

そもそもフリーランスとして生き残る(もしくは起業する)覚悟を持つことは大前提ですが、会社員からフリーランスになる方は同じ環境が整っていないことを大前提にイメージすることから始めるべきだと思います。

フリーランスでも生きていける。でも。

僕はフリーランスでも食べていける程度の能力は持っていることはわかりました。 それでも現状はデメリットの部分が多すぎて、会社員でいるべきだと考えています。 
僕だったらフリーランスではなくまずは副業。 かつ自由にやりたいので、リモートかつ実力評価のみの裁量労働制の会社を選びます。 つまり会社員ですが、働く時間も場所も縛られない。ということ。

さいごに、

僕は会社で事業責任者をやってます。 事業を預かる身ですが、 フリーランスは一度は経験してみるべきだと思っています。  理由は簡単で経営にちょっと近い経験ができるからです。 例えば、売上・利益を出すことに必要な総合力・責任感。 サステナブルな働き方との葛藤。 共に働く仲間の大切さもわかります。 

これからは個力が問われる時代。 特に日本は個々が武器を持たなければ終わりが待っています。 ノートとペン、スマホ1つで生き抜く力を身に着けていきたいですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?