「ブランドバッグ以外ゴミ」だと思っていた自分にサヨナラできた話
みなさん、地位財は好きですか?
▪️地位財とは?
周囲と比較することで満足を得られる財。所得・財産・社会的地位・物的財など。幸福感は長続きしない。
<引用:デジタル大辞泉>
例えば、家や車、時計、ブランドバッグや無形のもので言うと肩書きなどを言います。大好き!という人もいれば、全く興味ない〜という人もいるかと思います。どちらが正解でどちらが間違い、というのはなく、個人の価値観の違いだと思います。
結論、人は変われる。
過去、私は完全に前者でした。
しかも好き、を超えて「執着」に近かったなーと今なら分かります。さらに、ちょうどメンタル的に不安定だった頃と重複していることが分かり、非常に興味深かったので当記事で掘り下げてみることにしました。当時の私と同じように「地位財に執着してしまって悩んでいる」という方の力になれば、と思います。
声を大にして言いたいです。
地位財への執着はいつかはなくなるから大丈夫!と。
常にお金がなかった30歳前後の頃
お金がなかった理由の一つに、ブランドのバッグに執着していたことが挙げられます。
それも数万円の、少し頑張れば買える範囲のものではなく10〜20万はするエルメスやmiumiuといったハイブランドが好きでした。
私の仕事は営業事務。
安定している会社ではあるものの、至って平均的なOLの給与です。ずっと職場の近くに一人暮らししていたので余裕はありませんでした。
それでも、バッグが欲しくて、ボーナスをつぎ込んで新品を買ったり、よくやったのは、質屋でボロボロになったものを安くで買って、その足で鞄の修理屋に持ち込み、色を塗り直すなどの修理をしてもらう。
そして、あたかも新品を装って、誇らしげにバッグを腕に下げていました。
今思うと、本当にダサい笑。
しかも当時学んだのが、色を塗り直してしまうと何も施していないボロボロの状態よりも価値が下がってしまい、かなり安くでしか質屋等で売れない、ということです。
こんなことを繰り返していました。
金がなくなるのは当然。
街中でノーブランドのバッグを下げている人を見ると「なんでゴミみたいな鞄下げてんの?」なんて思っていて、本当に性格がひん曲がっていました。
と同時に「これ、永遠に金がたまらず永遠に金がいるやつや‥」と危機感も抱き始めていました。
心療内科通い。男にすがる。メンタル不安定時期と重複
また別の記事にしたいと思っていることの一つに、30歳前後、心身に支障をきたして心療内科に5年間通っていました。薬も毎日大量に服用していて、今でも自分の中の黒歴史です。ブランドバッグに執着していた時期とメンタルを病んでいた時期がちょうど重複しています。
メンタルとお金の使い方の相関関係を改めて思い知らされました。
今でこそ、その事実を理解していますが、当時はメンタルが安定していないからブランドバッグを買うんだ、なんてつゆにも思っておらず、若い女性はブランドバッグを持っていないと価値がない、と思い込んでいました。
今は非地位財に重きを置く
37歳の現在、優しい夫と可愛い2人の子に恵まれ、今は地位財よりも非地位財を充実させた方が人生の幸福度が高まる、という事実を身を持って感じています。
▪️非地位財とは?
他者との比較とは関係なく幸福が得られる財。健康・自由・愛情・良好な環境など。幸福感が長続きする。
<引用:デジタル大辞泉>
地位財への執着から卒業できたきっかけはなんだったんだろう?と考えてみました。次の2点が挙げられます。
1.周囲と比較しなくなった
2.守るべき存在ができた
1.周囲と比較しなくなった
そもそも、自分がブランドバックを買うようになったのは、職場の同僚がブランドバックをいくつも持っていたから、です。その同僚は、会社の縁故採用で入社し、ロッカーで見るたびにいつも違う服を着ていて、見るからにお金を持っているように見え、純粋にとても羨ましかった。
自分とは違う世界の生き物だ、と割りきればそれで終わりなのに、他人軸100%で生きていた当時の私は、私だって・・・と意地になってしまいました。
今は他人は他人、と割り切れるようになりました(完全にではないですが)
きっかけは以下のようなことです。
✔︎様々な本や発信に触れた
✔︎ありのままの自分に自信が持てるようになった
いろんな私を許容してくれる夫に出会ったことが大きいと思います。
また、自分に自信を持つための具体的な行動は以下の過去記事を参考いただければと思います!
自分に自信のない今のままではいけない、と言動を変えました。
2.守るべき存在ができた
子供ができたことも大きな要因です。
自分の幸せだけを考えるわけにはいきません。
保育料(うちの自治体はバカ高いのです)、子供関係の日用品に将来の学費。子2人の人生、極力たくさんの選択肢を与えてあげたい。お金がネックで可能性を摘んでしまうことは決してしたくない。
ブランドのバッグが…なんて言ってる場合じゃなくなるんですよね笑。
金銭的に買えなくなったのはもちろんですが、見かけを着飾るよりも、本を買ったり、体力を維持するために体に良いものを食べたり、時短のための家電ツールを買ったりした方が、自分の幸福度が上がる、という事実が分かるようになったからです。
まとめ
▪️ブランドバッグへの執着からサヨナラできた方法
1、周囲と比較しなくなった
ーどうやって実現?
✔︎様々な本や発信に触れた
✔︎ありのままの自分に自信が持てるようになった
2、守るべき存在ができた
私が今、毎日使っているバッグは無印良品の2,990円の黒いリュックです。
(これ最高なんです)
服はユニクロと無印がほとんどです。着心地が最高です。
たまにHONEYSも着ます。
人は、行動や環境の変化で何歳からでも変われるんだな、と改めて思っています。
ここまでお読み下さりありがとうございました!
また更新します。