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私的ライナーノーツ(イースIII J.D.K.スペシャル)

ねこつきというユニットでギターを弾いているゆうじろうといいます。

古い話を書こうとしています。
役に立たない話を書こうとしています。
読んで楽しいかどうかも甚だ疑わしいです。
お忙しい方は、そっと閉じてしまいましょう。時間は有限です。どうでもいい話、くだらない話を読むくらいなら、世界平和と経済成長の両立について考えていただくのがよいかと思います。


さて、とはいえお時間にゆとりのある方もいることでしょう。ゆとりは大事です。お時間があれば「ゆとりの法則」という本を読んでみて下さい。
たまたまお時間にゆとりのある方が1人か2人読んでくれるかもしれない。
というか誰にも読まれなくてもたまにノスタルジックな気分になって昔の話を書きたくなる事ってあるじゃないですか。
という感じで少し書いていこうと思います。
ちなみにこのnoteを書いてみようかと思った時、約30年前の音楽を聴いていたので多分ノスタルジックな気分がこれを書く原動力になっています。需要とかそういう真面目な話は無視です。そういうのは仕事でやればいいんだ!!

はい。私的ライナーノーツということで、自分が聴いてきた音楽アルバムをとりあげて、この時こんなだった、こんなこと思った、この曲が良かった。みたいなことを書こうと思っています。

初回という事で、音楽やギターを始めるきっかけになったものをとりあげてみようかと思います。
別に1枚だけとか一曲だけがきっかけということではないけれど、このアルバムは当時よく聴いていたなー、とかいうものを。
というわけでとりあげたのが

こちら
イースIII J.D.K.スペシャル
です。

記事にくっつけているイラストは、当時このアルバムを確か¥300でリサイクルショップにて入手したゆうじろうを、ねこつき公式キャラクターのにゃんこくんに再現してもらった的なイラストになります。

ところで、「陽キャ」と「陰キャ」という言葉って、20年前には確かなかったと思うんですが…
なんなんですかね、あの無慈悲な概念。それ程までに人はラベルをつけたがる生き物なのか…っ!
当時イースIII J.D.K.スペシャルを、個人商店的な謎のリサイクルショップで、¥300で購入したゆうじろうは、紛れもなく陰キャでした。
(ああ、ここで己にラベルをつけてしまう私は人間の習性に抗えない自分を認めてしまっている…!だがこれはあくまで表現を分かりやすくするための一つの方策でしかないのであって…うぬぬぬ)

なんというか、「何か」を探していたんだと思います。夢中になれるもの、友達との共通の話題になり得るもの、だけどミーハーとかいう感じとは違うもの、みたいなものを。
当時はCD全盛の時代で、流行りの音楽は周囲ですごい話題だったし、TVドラマとかとのタイアップもたくさんあって、周りはみんなそういうのに夢中だったんですが、私はなんというか(陰キャなので)そういうものに入りこめてなくて、CDもほとんど買ったことがない、という感じでした。というか、音楽にあまり興味がなかった。歌苦手だったし!学校の音楽の成績はかなり下の方でした。

その頃新しい友達ができて、彼が一部のゲーム音楽とか、PCのゲームとか、自作PCとか、ちょっとギークっぽいものが好きな人で。ドラムが叩けて、MIDIで音楽を作っていて、まだ始まりたてくらいのインターネットで自分のHPを作っていて、という感じでした。
特別趣味もなく、プレステくらいしかやる事がない少年だった私には、とてもキラキラして見えました。

音楽作っていて
ドラムできて
プログラミングもできて
ゲームにも詳しくて
そして勉強もできて
運動神経もよかった

「いいなあ〜」
って感じだったんでしょうね。当時を思い返すと。
その彼が勧めてくれたのが「イース」の音楽でした。
当時YouTubeもないので(年がバレる)、聴こうと思ったらCDを買うくらいしかないわけです。しかもゲームのサントラ。テレビやラジオで流れてるはずがない。
でも奇跡的に(?)、その「イースIII」は私持っていたんです。SFC版を。そう。ゲームをです。確か、「ああ、確かにあのゲーム音楽カッコよかった気がする」とか話しながら思った気がする。
そんなこんなで、その友達の彼からいろいろ勧められてたんですけど

ドラムやってみなよとか
DTM(当時はMIDI)やってみなよとか
ホームページ作ってみなよとか
イースのサントラ聴いてみなよとか

その流れで買ったのがこのアルバムだったわけです

ちなみに、確かドラムは練習用のパッドみたいなものを貸してくれて。しばらく練習してたんですけど…
音楽が好きでもなかったやつにいきなりドラムはハードルが高かったですね。。。
すぐに諦めてしまいました。

でも何か音楽はやってみたくて、家の押し入れにしまってあった父親のガットギターを引っ張り出してきたのがギターをはじめたきっかけでした。


そんな感じで、前置きがめちゃくちゃながいんですが、「ちょっと音楽というものに興味が出はじめていたゆうじろう少年」が、ほぼ人生初CDとして買ったのが「イースIII J.D.K.スペシャル」でした。(ほんとの人生初CDはMOON CHILDのescapeでした。レンタル落ちで¥100とかだった気がする。)

ここから、イースIII J.D.K.スペシャルの中身の話なんですが、このCDの8割は、X68000というPC用ゲームのサントラです。そしてこのX68000については私はぜんっぜん詳しくないし、そのバージョンのゲームもプレイしたことがないので、「サントラです!」くらいしか言えない。そしてX68000がPCというのも確かそうだと聞いたぞ、くらいの信頼度の情報です!間違ってても責任はとらない!

でもこのCDを結構ずっと聴いてたので、今でもこのサントラを聴くと、当時のことを思い出します。
ゲームのことはあまり思い出せないんだけどね。
だって私やってたのはSFC版で、X68000版は結構音違うんだもん。

サントラ部分の話は広がらないのでこの辺にして、残り2割の話なんですが、残り2割はバンドアレンジの曲が収録されています。

これは今回知ったんですが、ファルコム公式サイトに『J.D.K.バンド ファーストプレイ』と書いてあるので、このアルバムではじめて、J.D.K.バンドの演奏が収録されたみたいです。

アレンジバージョンがあるのは

翼を持った少年
Be careful
厳格なる闘志~イルバーンズの遺跡
旅立ちの朝(ボーカルバージョン)

の四曲。(正確には5曲?)
真面目にバンドものの音源を聴いた事がなかったゆうじろう少年には、衝撃でした…
ああ、語彙力。語彙力がない。
どう書いたらその時の感動が伝わるのか見当もつきません。

とにかくかっこよかったのがギターのアレンジだったんじゃないかなーと、今思うんですが

そもそも、ファルコムのゲームの音楽は当時すでにファンがたくさんいて。BGMでありながらバックグラウンドにおさまらないカッコ良さがあったんですが
それはもう当時のゆうじろう少年にとっても既知の事実なんです。ゲームやってたんで。

だけどバンドアレンジの一曲目「翼を持った少年」のイントロのカッティングギターのアレンジを聴いたとき、「なんだこれは!」って思ったんですよね
再び語彙力が…ですが。
クリーンなギターのカッティングに、魅せられてしまったわけです。
そしてアレンジでこんなに迫力が違うのか、バンドってすごい!と感動するわけです。
他の曲もめちゃくちゃいいアレンジなんですけど、個人的にはこの「翼を持った少年」が特に衝撃的でした。

あと、ソロがまたかっこいいんですよ。
当時、ハード目のロックとかメタルが流行ってたんじゃないかと思うんですが(発売年1990年なのでまだ80年代の残り香がする…)
その流れをくんでるかんじの、いわゆるギターヒーローが弾きそうな感じの結構攻めてくる感じのギターソロでした。
思いますよね。「こんなかっこいいギターが弾いてみたい!」
そんな感じで、このアルバムを聴いたことで「自分はどうやらエレキギターの音色が好きらしいぞ」というのが分かりまして
ギターをやっていくきっかけの一つになったアルバムでしたね。

そうしてゆうじろう少年ははじめてのギターを買うために楽器店へ…
って普通ならなるところなんでしょうけど

買えませんでしたよ。ギター高いんだもん。
ゆうじろう少年そんなに裕福じゃないうえに、ゲームもやりたいからゲームソフトでお小遣いはつきるわけですよ。

楽器店には行きました!そして絶望しました!
どんなに安くても2万とかするじゃん!って!
多分当時でも、通販とかだと一万円くらいのも売ってたんだと思うんですけどね
そのタイミングで持ってたお金は確か3千円とかだった気が…

その後CDを買ったのと同じリサイクルショップに、メーカー不明の謎の黒いストラトが中古で5,000円で売ってて
それが最初のエレキギターだったと思います。
そこまで半年くらいは、ずっとガットギターで練習してました。

ガットギター、ネックめちゃ太いんですよね。エレキの1.5倍くらいあったかも…

ガットギターで練習するFコードは、なかなか厳しいものがありました。

と、脱線したところで今回はここまでにしておきましょう。
また何か書くかも。いや、書く!


最後に、ねこつきをどうぞよろしく!!

https://youtu.be/4k1k_iX8qbA

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