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記事|新規事業を必ず生み出す経営

私が関わる事業のほとんどが地域の世帯数の増減に関係する商売ですので、既存の枠組み内での改善とともに、ゼロリセットでそもそも何を生み出して提供していくのかの再定義が必要と考える中で出会った本です。分厚そうですが、毎朝30分くらいずつで割とサラッと読めた本です。


目的

この本を読む目的は、

・既存事業を再構築するための視座を養うこと
・新規事業の根幹を知ること

の2点です。

誰もがご存知ミスミで社長直下で社長の私財数百億を投下してできた新規事業だけを作り出す会社エムアウトでの経験含め、どれも生臭く、泥くさく、そしてやりぬく、熱量的な部分の大切さが伝わってきました。

下記の通り、何を始めるにせよ、意思決定者の社長が意志を持って、熱量高く、使命感を感じてやることはそもそもの大事な前提で、担当となる人も自分ごと化して考えないと、その後の行動がそもそも伴わないよね、と言う至極真っ当すぎることを何度も書かれており、やはり、何をやるにも根本はその人のパッションなんだなぁと思ったところでした。

読書メモ

活かすこと3つ

書籍はもちろんですが、今回は書籍購入者の特典として、守谷さんの本には書けない「実際に経営者相手にプレゼンした生の資料」を元にZoomで解説いただく読者限定特典に参加しました。とても濃密な時間、ありがとうございました。

今回、「新規事業に参入する際のプレゼン資料」、「まだ出ぬ新サービスを実現させるためにクライアントなどに勝ち筋を伝える提案資料」、「資金調達する際に相手が安心できるプレゼン資料」の3つが細かく紹介されましたが、それらを踏まえて3つ私の学びを書きたいと思います。

特典参加時のメモ

1)まずは打席に立とう

失敗もまずはやってみないとわからない、その失敗の確率を下げるためにある程度の型を学んだ方が効率的ですよね。学んだだけでは意味がなく、まずはやってみる、何度もやってみる、その際に撤退基準を自分なりに儲けてやる、と言うのが大事なようです。まずはやる!

2)実施したい企画がなぜ有効なのかの検証をマクロとミクロで行い解像度を上げる

決裁者に判断を仰ぐ以上に、その企画がほんとにまとを得ているのかをみるためにもこの作業は必要だなと思いました。仮説の検証的なニュアンスも含みますが、本当にそれは必要とされているの?にマクロとミクロから答える感じです。

ある企画や事業自体がマクロの業界の数値の中でどの程度有効なのかをみた上で、今度はミクロの現場からその数値が本当なのかアンケートなども通じて検証し、両方からみて、企画自体のリアル感を作っていく作業は参考になりました。(こちらは書籍の中でもケアプロなど口腔ケア事業の説明部分で紹介されている内容です)
この作業を通じて、自分の中でも企画に対してカラーで鮮明にイメージできる手触り感が生まれるのかなぁと思いました。

3)まだないサービスをあるかのように絵を作り営業しちゃう!

これは以前所属していたビズリーチの社長もやっていたなぁと思い出したところです。まずは自分が掲げるビジョンとそのサービスがあることによってどのような良いことが起きるのか、実際にまだサービスがない時点で、それを資料として見せ、パッション含めてお客様に「お、いいね!そんなのあったらぜひ契約したい」とリアルに感じてもらえるか。

この、買ってもらうために、どのような視点が必要なのか何度もトライして穴を埋めてトライする高速回転の「営業」こそが何より必要だと感じました。

これは木下さんが言う、1にも2にも3にも、4にも5にもw 営業と同じですね。待っててもだめ、自ら動いてその価値を当事者として伝える営業力、これが何よりも重要っすね。

と言うことで、今日も頑張っていきましょう!

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