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ラットプルダウンは上から始めるな

こんばんは。

小林祐士です。

本日のテーマは

「ラットプルダウンは

 上から始めるな」


です。


テーマは極端な表現ですが、

説明していきます。


1人で行う場合は、

バーを持って座ると同時に

胸の前まで引いてきて

その状態からスタートする

ということです。


要はトレーニングは

ボトムポジションから始めて

伸張反射を使いましょう。

という話です。


で、伸張反射とは?


簡単に言うと

筋肉が引き伸ばされたら

縮もうとすることです。


簡単な例だと

膝蓋腱反射です。

かっけ

って言うんですかね?


足裏を付かずに椅子に座ります。

その状態で膝のお皿の下を叩くと、

無意識に膝下が

前に振り出されるやつ。


あれです。


言ってしまえば防御反応

みたいなもので

筋肉が急激に伸ばされたら

それ以上伸びて

怪我をしないように

縮むみたいなものです。


※筋や腱などありますが細かい話は割愛します


じゃあ例えば

立ち幅跳びを全力で跳ぶとしましょう。

どうやって跳びますか?


ほとんどの方が

気を付けの状態から

膝を軽く曲げて

上体を倒して

跳ぶと思います。


気を付けの状態から

そのまま跳ばないじゃないですか。


絶対に跳ぶ前は

前かがみになると思います。


膝を曲げて前かがみになることで

筋肉を伸ばしてるんですよ。
(股関節伸展筋群など)


その状態から筋肉を

縮めるとよりパワーが出ます。


というのがジャンプの前に

前かがみになる理由です。



ここを話すと

SSC(ストレッチショートニングサイクル)

などの話になるので

割愛します。


それで、伸張反射はどのような時に

行われているのか。


ジャンプや歩行、

スポーツ

立っている時の姿勢保持など


様々な局面で使われています。


ちなみに

伸張反射は脳を介さないので

無意識下で起こります。



で、トレーニングに戻りましょう。


ラットプルダウンです。

座位で上からバーを引いてきて

背中を鍛える種目です。


前提として


①筋肉が伸ばされた状態

腕が伸び切って

バーが上にある状態


②筋肉が収縮した状態

バーを上から引いてきて

胸の前にある状態


で、さっきの伸張反射に

置き換えると


②→①→②

の状態で発揮されるんですよ。


伸ばして→縮める

です。


ここは文章だと伝わりにくいですが、

分かってほしいですね。


もちろん僕も

全部が全部この伸張反射を

考えてメニューを考えているわけでは

ないです。


丁寧に効かせたい時などは

無視することもあります。


ただ、この伸張反射や運動連鎖を

無視してばかりで

トレーニングをするから

動けなくなるんですよ。


効かせたいから

スロートレーニング

スクワットでしゃがんだ時に

一回止まってから上げる


みたいなことばかり

していたらどんどん動けなくなります。

というか身体が重くなって

動きがとろくなります。


※決してスロートレーニングなどを

批判しているわけではないです。



本当にボディメイクだけしたいなど

だったら良いと思います。


日常生活レベルを上げたいなどの

目的が少しでもあるなら

トレーニング種目だけでなく

意識なども変えると良いと思います。


というところでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

小林祐士

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