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<ラグビー>南アフリカ対ブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズ第1テスト,プレビュー

南アフリカ・スプリングボクス対ブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズ

日時:2021年7月24日(土)16:00キックオフ
場所:ケープタウン・スタジアム,ケープタウン
レフェリー:ニック・ベリー(オーストラリア)
アシスタントレフェリー1:ベン・オキーフ(NZ)
アシスタントレフェリー2:マシュウ・ライナル(フランス)
TMO:ブレンドン・ピッケリル(NZ)

ブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズ:
ウィン・ジョーンズ、ルーク・カウワンディッキー、タディグ・ファーロング、マロ・イトジェ、アルンウィン・ジョーンズ(キャプテン)コートニー・ロウズ、トム・カリー、ジャック・コーナン、アリスター・プライス、ダン・ビガー、デューハン・ファンデルメルヴァ、ロビー・ヘンショウ、エリオット・デイリー、アンソニー・ワトソン、スチュアート・ホッグ
(リザーブ)
ケン・オウウェンス、ロリ-・サザーランド、カイル・シンクラー、タディグ・バーニー、ハミッシュ・ワトソン、コナー・マリー、オウウェン・ファレル、リアム・ウィリアムス

南アフリカ・スプリングボクス:
オックス・ノッツェ,ボンギ・ムボナンビ,トレヴァー・ニャカネ,エベン・エツベス,フランコ・モスタート,シヤ・コリシ(キャプテン),ピータースティフ・デュトイ,クワッガ・スミス,ファフ・デクラーク,ハンドレ・ポラード(バイスキャプテン),マカゾレ・マピンピ,ダミアン・デアレンデ,ルッカンヨ・アーム,チェスリン・コルベ,ウィリー・ルルー
(リザーブ)
マルコム・マルクス,スティーヴン・キッショフ,フランス・マルアーブ,ルード・デヤーガー,ラインハルト・エルスタッド,ハースケル・ヤンチース,エルトン・ヤンチース,ダミアン・ウィルムゼ

プレビュー:
ライオンズのワレン・ゲイトランド監督は、スプリングボクスのジャック・ニーナバー監督が、早めにメンバー発表をしたことに対して、こちらも早めに発表することとなった。

6月26日に日本戦で肩を脱臼した、キャプテンのLOアルンウィン・ジョーンズが、予想外の回復の早さを見せて、最初のテストマッチに間に合った。この結果、ライオンズのキャップ10の史上5位タイとなった。1位は、17キャップのウィリージョン・マクブライド、続いて13のディキー・ジープス、12のマイク・ギブソン、11のグラハム・プライス、10のガレス・エドワーズとなっている。

なお、当初予想された、リザーブをFW6人+BK2人にするアイディアは、通常のFW5人+BK3人になっている。

ゲイトランド監督は、フィジカル勝負の腕相撲のようになると予想し、南アフリカA戦のようなタイトな試合をしないと、自らを戒めている。

南アフリカ・スプリングボクス監督のジャック・ニーナバー監督は、新型コロナウイルス感染により隔離されていた、キャプテンのFLシヤ・コリシ、WTBマカゾレ・マピンピ、PRオックス・ノッチェの3人が陰性となり隔離を終えたため、テストマッチ出場可能として23人のメンバーに入れた。

一方、先週の南アフリカAチームで出場した選手から選ばれたのは、わずか3人となっている。なお、ジョージアとの第2テストマッチが、新型コロナウイルスにより中止となったため、ライオンズ戦に備えた予定が狂ってしまった。その結果、数人の選手は、2019年RWC決勝以来のテストマッチとなり、プレーとともにゲーム勘が心配されている。

なお、南アフリカAのゲームで、故意に危険なタックルをしてレッドカードとなったSHファフ・デクラークは、出場停止処分にはならず、先発に入っている。また、日本から戻ったHOマルコム・マルクスがリザーブになり、本来2番手のHOであるボンギ・ムボナンビが先発する。NO.8は、デュアン・ファルミューレンに代わって、日本のヤマハでプレーしていたクワッガ・スミスが入ったが、本来セブンズを得意とするプレヤーのため、ライオンズの重量級FW3列にフィジカルで負ける可能性がある。

勝敗予想は、ホームであるスプリングボクスが有利とは思われる。しかしライオンズは順調に試合を重ねてチームを熟成しており、またアウェイのハンデが大きい高地のヨハネスブルグではなく、低地のケープタウンでテストマッチ3試合が開催されることとなったことから、ライオンズとしてはプレーしやすい環境が整ったと思われる。そのため、いずれにしても接戦が期待できるだろう。予想としては、1PG差でスプリングボクスとしたい。

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