＜ラグビー＞アオテアロア：クルセイダーズ対ハイランダーズ

ビデオハイライト
https://www.superrugby.co.nz/video/round-9-crusaders-v-highlanders-investec-super-rugby-aotearoa/
https://youtu.be/vkLFjCsBpdc

ここでクルセイダーズが勝利すれば、アオテアロアの初代（２回目以降は不明）王者が決定する。また優勝記念品は、マオリのグリーンストーンで作った戦斧。

オールブラックスのセレクションが近いこともあり、昨日のハリケーンズ対チーフス戦に続き、スタンドにはオールブラックス監督のイアン・フォスター、セレクターのグラント・フォックス、アシスタントコーチのジョン・プラムトリーとスコット・マクロードがいた。

１分、ハイランダーズが、右中間ゴール前５ｍラックから右展開。ＳＨアーロン・スミスからピンポイントパスが６番ＦＬシャノン・フリッゼルに通って、ポスト右にトライ。ＳＯジョシュ・イオアネのコンバージョン成功で、０－７。
１２分、クルセイダーズが、自陣右中間１０ｍラインのラックから右展開。ＳＨブリン・ホール→１１番ＷＴＢジョージ・ブリッジ→ＳＯリッチー・モウンガで中央にトライ。モウンガのコンバージョン成功で、７－７。

１８分、イオアネがＰＧ失敗。
２０分、イオアネがＰＧ、７－１０。

２３分、ハイランダーズが、自陣左中間２２ｍで、クルセイダーズ４番ＬＯサムエル・ホワイトロックのパスを、１１番ＷＴＢジョナ・ナレキがインターセプト。そのまま走り切って、左スミにトライ。中央近くにタッチダウンできなかったのは、クルセイダーズ１４番ＷＴＢセヴ・リースが、最後までチェイスしたため。しかし、イオアネのコンバージョン成功で、７－１７。
２７分、モウンガがＰＧ、１０－１７。

４０分、モウンガがＰＧ、１３－１７。

前半、クルセイダーズ１３（１Ｔ１Ｃ２Ｐ）－ハイランダーズ１７（２Ｔ２Ｃ１Ｐ）。
ハイランダーズが健闘しているが、ハーフタイムの、ハイランダーズアシスタントコーチであるトニー・ブラウンのコメントとおりに、後半、特に残り２０分にクルセイダーズは必ず巻き返してくるから、４点差のリードは安心できない。

選手では、ハイランダーズ４番ＬＯパリパリ・パーキンソンと６番ＦＬシャノン・フリッゼルが良い。

４５分、クルセイダーズが、自陣右中間２２ｍから、ＳＯモウンガがカウンターアタックで抜け出し、ＦＢウィル・ジョーダン→ＳＨホールとつないでインゴールに入るが、ハイランダーズ１４番ＷＴＢジョシュ・マッカイのトライセービングタックルで、ホールがノッコン。
５３分、ハイランダーズが、左中間ゴール前ラックから左展開。ＳＨスミス→ＦＢミッチェル・ハント→１３番ＣＴＢミッチェル・コリンズで左中間にトライ。イオアネのコンバージョン失敗で、１３－２２。

６１分、クルセイダーズが、中央２２ｍラックから左展開。１２番ＣＴＢジャック・グッドヒューが引っ張り、ＦＢジョーダン→１１番ＷＴＢブリッジとつないで、左中間にトライ。モウンガのコンバージョン成功で、２０－２２。
６３分、クルセイダーズが、キックオフレシーブからの右中間３０ｍラックから左展開。数人つないで、１９番ＬＯルーク・ロマノがオフロードパスをＳＯモウンガにつなぎ→ＦＢジョーダン→１１番ＷＴＢブリッジで、左中間にトライ。モウンガのコンバージョン失敗で、２５－２２。

６４分、ハイランダーズ１２番ＣＴＢパテレシオ・トムキンソンが、クルセイダーズ１８番ＰＲオリバー・ヤーガーの頭にショルダーチャージして、ＴＭＯとなりシンビン。
６６分、ハイランダーズＳＨスミスが、インゴールにボールを蹴り込むが、自らタッチダウンする前にボールが出てしまい、ノートライ。

７４分、クルセイダーズが、右ゴール前１０ｍラインアウトからモール。左展開して、２１番ＳＨミッチェル・ドルモンド→ＳＯモウンガ→１３番ＣＴＢブライドン・エンノーで、ポスト右にトライ。モウンガのコンバージョン成功で、３２－２２。

後半、クルセイダーズ１９（３Ｔ２Ｃ）－ハイランダーズ５（１Ｔ）。合計、クルセイダーズ３２（４Ｔ３Ｃ２Ｐ）－ハイランダーズ２２（３Ｔ２Ｃ１Ｐ）。

ハイランダーズは大健闘したが、予想通りに６０分過ぎに逆転され、その後はダメ押しのトライを取られる典型的シナリオで、クルセイダーズがアオテアロアの初代（？）王者となった。

クルセイダーズのＭＯＭは、さすがはオールブラックスというアタックを見せたＳＯリッチー・モウンガ。ＦＷではキャプテンでもあるＨＯコーディ・テイラー。

ハイランダーズでは、ＳＨアーロン・スミスの相変わらず速く的確なパスと、ＳＯジョシュ・イオアネの才能溢れるアタックが良かった。

優勝のハカ。

優勝記念の写真撮影。たぶん、監督のスコット・ロバートソンは、得意のブレイクダンスをしたのでしょうが、ＴＶ中継に入らなかった。