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<ラグビー>アオテアロア:クルセイダーズ対ハリケーンズ,プレビュー

日時:2020年7月25日(土) 19:05キックオフ
場所:オレンジセオリースタジアム,クライストチャーチ
レフェリー:ジェイムズ・ドールマン
アシスタントレフェリー1:ポール・ウィルアムス
アシスタントレフェリー2:マイク・フレイザー
TMO:ベン・オキーフ

ハリケーンズ:
フレイザー・アームストロング,アサフォ・アウムア,タイレル・ローマックス,
ジェイムズ・ブラックウェル,スコット・スクラフトン,
リード・プリンセップ,デュプレッシー・キリフィ,アーディ・サヴェア,
TJ・ペレナラ(キャプテン),ジャクソン・ガーデンバチョップ,
ベン・ラム,ナガニ・ラウマフィー,ピーター・ウマガジャンセン,ウェス・ウーセン,
ジョルディ・バレット
(リザーブ)
リッキー・リッチテリ,テヴィタ・マフィレオ,アレックス・フィドウ,イサイア・ウォーカーリウェア,ヴァエア・フィフィタ,ジェイミー・ブース,ヴィンス・アソ,チェイス・ティアティア

クルセイダーズ:
ジョー・ムーディ,コーディ・テイラー(キャプテン),マイケル・アラアラトア,
サムエル・ホワイトロック,ミッチェル・ダンシア,
トム・サンダーズ,トム・クリスティー,ウェツカモカモ・ダグラス(バイスキャプテン),
ブリン・ホール,リッチー・モウンガ,
ジョージ・ブリッジ,ジャック・グッドヒュー(バイスキャプテン),フェツリ・パエア,セヴ・リース,
ウィル・ジョーダン
(リザーブ)
アンドリュウ・マフィレオ,ジョージ・ボウワー,オリバー・ヤーガー,クインティン・ストレンジ,シオネ・ハヴィリ,ミッチェル・ドルモンド,ブレット・キャメロン,レスター・ファンアガヌク

プレビュー:
ハリケーンズのジェイソン・ホランド監督は,クルセイダーズにクライストチャーチで勝ったのは2016年にまで遡り,その後は勝利していないため,現在3連勝の好調さを生かして久々の勝利を目指したい。

共同キャプテンのHOダン・コールズが,軽度の背筋痛があったため欠場し,アサフォ・アウムアが先発,リッキー・リッチテリがリザーブに入った。その他では,14番WTBを,コブス・ファンアイクからウェス・ウーセンに代えた他,先発に変更はない。

リザーブでは,17番PRにテヴィタ・マフィレオ,22番BKにヴィンス・アソ,23番バックスリーにチェイス・ティアティアが入った。

11番WTBのベン・ラムは,2017年以来ハリケーンズでプレーし,これが50キャップ目となるが,同時に最後の試合となる。一昨年以来オールブラックス候補となりながら入れない状態が続いたこともあり,この8月からフランスのボルドーへ移籍することが決まっている。今後はフランスでプレーしながら,サモア代表の道を選択することになりそうだ。

クルセイダーズのスコット・ロバートソン監督は,潤沢な人材の中で,おそらく今シーズン初めての怪我による人材難に遭っている。バイスキャプテンをしているユーティリティーBKのデイヴィット・ハヴィリが親指の骨折で欠場する。代わりには,今絶好調のウィル・ジョーダンがFBに入る。また,バイスキャプテンの代役は,NO.8ウェツカモカモ・ダグラスと12番CTBジャック・グッドヒューが勤める。

ハヴィリ同様にユーティリティーBKとして活躍しているブランドン・エンノーが,つま先の怪我で欠場するため,若手のフェツリ・パエアが13番CTBで先発する。リザーブには,若手のブレット・キャメロンが22番に,新人のレスター・ファインガアヌクが23番に入った。FWのリザーブには変更はない。

多くの若手を起用していきたクルセイダーズに対し,ラムの最後の試合かつ久々の勝利のチャンスということでハリケーンズが燃えていますが,クルセイダーズのロバートソン監督は余裕のコメントをしていますし,正直ハヴィリよりもジョーダンの方が現在では相手に取って驚異でしょう。しかし,13番パエアとBKのリザーブ2人にはやや不安が残ります。周りの中堅選手たちが,どこまでカバーできるかでしょう。

ハリケーンズは,最後の試合となるラムは気合いが入っているでしょうし,12番CTBラウマフィーは,先週ブルーズFBボーデン・バレットを出し抜くトライを挙げ,コーチに対して「俺の存在を忘れてもらったら困る!」と豪語したそうです。ラウマフィーには,ロバートソン監督もかなり注意していますが,グッドヒューは対抗できてもパエアは多少苦戦しそうです。

こうした状況ですが,やはりホームのクルセイダーズが,接戦ながら手堅く勝利をものにしそうです。ハリケーンズが勝利するためには,FWの奮闘が条件になるでしょう。

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