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<大学ラグビー>大学選手権展望(というか願望)

「たかが大学ラグビー」と思ってはいるが,明治OBとしては,定期戦で帝京に負け,早稲田にも負けたことは,どうもしっくりしない。「いや,どっちみち大学選手権で再戦するのだから,対抗戦では手の内を見せず,これまでに知られている戦術で戦えばいいのさ。そして,大学選手権で本気を出して優勝すれば結果オーライ!」,というのも頭では理解できるが,心では納得していない。

特に早稲田相手には,完膚なきまでに叩きのめす明治FWの武者振りを見たいのですよ。たとえば去年の箸本君が,早稲田選手をぶっとばすプレーは,試合に負けても爽快だった。そして,これこそ北島先生の目指した「学生らしいラグビー」ではないかと,今でも思っている。

ということで,18日に予定されている大学選手権4回戦を,かなり偏向して予想してみました。乞御免。

大東文化対同志社
 今年の関西勢は弱いような気がする。ただ,お互いにアバウトなプレーのチームカラーだから,簡単にトライを取れてしまうとスイッチ切って,それきり戻せないので,チームが苦労して得点した方が勝つのでは?

日本対日本体育
 日本大学は,今グランド外の問題があって足をひっぱられてしまう不遇な状況です。一方,長い低迷から抜け出してきた日本体育大学だが,地力では日本大学ではないだろうか。

近畿対慶應
 今年の近畿大はリーグ戦初戦から勢いがあった。慶應は外国人選手も入れて頑張っているが,何か芯が通っていない雰囲気がある。こういうときは落とし穴が待っているので,アップセット(近畿の勝利)があるかも知れない。

明治対天理
 18日のメーンイベントでしょう。3年前の決勝を戦ったチームの再戦。昨年は,天理が準決勝で明治に勝っている。ただ,天理は優勝したときのようなムードがないので,リーグ戦でも苦戦していた。明治は,帝京,早稲田に負けた反省をどこまで生かせるか。そして,次の早稲田戦に備えて,どんな戦術を試すのか,または隠すのか。地力だけで戦っても,慶應や筑波相手のように明治は勝てると思うけど,天理も明治に対するマイナスイメージは持っていないので,接戦になるでしょう。
 OBとしては,かつてのモハメド・アリ(ボクシング)のように,まず天理に借りを返し,次に早稲田にリベンジし,最後に帝京に底力を見せて勝利,というのが美しいストーリーなのですが。

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