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<ラグビー>アオテアロア第10週,スーパーラグビーAU準決勝結果

1.アオテアロア
ハリケーンズ41-22ハイランダーズ
ハイランダーズ15番FBジョシュ・イオアネがトレーニング中の軽度の脚の怪我により欠場したため,代わりにネヘ・ミルナースカッダーが入った。ミルナースカッッダーは,2015年RWCまで所属した古巣との対決になる。「スカッダーステップ」を魅せられるか。
5分,ハイランダーズ10番SOミッチェル・ハントがPG,0-3。
8分,ハリケーンズ8番NO.8デヴァン・フランダーズがトライ。15番FBジョルディ・バレットのコンバージョン成功で,7-3。
16分,ハリケーンズ2番HOダン・コールズ及びハイランダーズSOミッチェル・ハントがシンビン。コールズが突き飛ばしたのに対して,ハントが顔にお返しした。ただし,判定はハイランダーズのPK。14番WTBサム・ギルバートがSOの位置に入っている。
18分,ハイランダーズ5番LOジョシュ・ディクソンがトライ。ギルバートのコンバージョン成功で,7-10。
28分,ハイランダーズ11番WTBジョナ・ナレキがトライ。ハントのコンバージョン成功で,7-17。
38分,ハリケーンズ2番HOダン・コールズがトライ。バレットのコンバージョン失敗で,12-17。
43分,バレットがPG,15-17。

前半,ハリケーンズ15(2T1C1P)-ハイランダーズ17(2T2C1P)。
ハイランダーズがスクラムでハリケーンズに勝っている。ハイランダーズは,8番NO.8姫野和樹が要所毎に活躍している他,14番WTBサム・ギルバートが臨時にSOをやるなどチームに貢献している。しかし,ハリケーンズも10番SOルーベン・ラヴ,12番CTBナガニ・ラウマフィー,15番FBジョルディ・バレットらの活躍で,点差を盛り返して2点差で前半を終える。

41分,ハリケーンズ12番CTBナガニ・ラウマフィーがトライ。バレットのコンバージョン成功で,22-17。
45分,ハイランダーズ14番WTBサム・ギルバートがインゴールに入るが,ハリケーンズのキャプテンチャレンジによるTMOの結果,ハイランダーズ4番LOブリン・エヴァンスのノッコンが確認されて,ノートライ。
53分,ハリケーンズ7番FLデュプレッシー・キリフィがトライ。バレットのコンバージョン成功で,28-17。
58分,ハイランダーズ2番HOアッシュ・ディクソンがトライ。ハントのコンバージョン失敗で,29-22。
71分,ハリケーンズ20番FLブライデン・イオセがトライ。バレットのコンバージョン失敗で,34-22。
78分,ハリケーンズ11番WTBサレシ・ラヤシがトライ。バレットのコンバージョン成功で,41-22。

後半,ハリケーンズ26(4T3C)-ハイランダーズ5(1T)。合計,ハリケーンズ41(6T4C1P)-ハイランダーズ22(3T2C1P)。
後半,ハリケーンズがBKのアタック力で上回って逆転し,シーズン2勝目を挙げた。シーズン当初は機能しなかったHB団が,SHルーク・キャンベル,SOルーベン・ラヴを得て,機能してきた成果が出たものと思われる。また,FLデュプレッシー・キリフィとWTBサレシ・ラヤシも良いプレーとしていた。

一方のハイランダーズも,最後に点差をつけられたとは言え,SHアーロン・スミスを中心に良いゲームをしており,トランスタスマンシリーズでの活躍が期待される。

ブルーズ39-19チーフス
4分,チーフス10番SOブリン・ゲイトランドがPG,0-3。
7分,ブルーズ15番FBザーン・サリヴァンがPG失敗。
18分,ブルーズ2番HOカート・エクランドがトライ。10番SOオテレ・ブラックのコンバージョン成功で,7-3。
23分,ゲイトランドがPG,7-6。
26分,ブルーズ7番FLアドリアン・チョアトがトライ。ブラックのコンバージョン成功で,14-6。
42分,ゲイトランドがPG,14-9。

前半,ブルーズ14(2T2C)-チーフス9(3P)。
メンバーが控え中心のチーフスは,1本目を揃えたブルーズに力負けしている。

49分,ゲイトランドがPG,14-12。
53分,ブルーズ15番FBザーン・サリヴァンがトライ。ブラックのコンバージョン失敗で,19-12。
62分,チーフス11番WTBショーン・スティーヴンソンがトライ。ゲイトランドのコンバージョン成功で,19-19。
65分,ブラックがPG,22-19。
74分,ブルーズ8番NO.8ホスキンス・ソツツがトライ。ブラックのコンバージョン成功で,29-19。
78分,ブルーズ23番WTBのAJ・ラムがトライ。ブラックのコンバージョン成功で,34-19。
83分,ブルーズ23番WTBのAJ・ラムが2つ目のトライ。22番SOハリー・プランマーのコンバージョン失敗で,39-19。

後半ブルーズ25(4T1C1P)-チーフス10(1T1C1P)。合計,ブルーズ39(6T3C1P)-チーフス19(1T1C4P)。
65分まで,若手中心のチーフスが良く対抗した。若手の底上げは,来週のクルセイダーズとの決勝に良い刺激になるだろう。最後の15分間に得点を集中させたブルーズは,負ける雰囲気はなかったものの,一時同点にされるなど安定しない点があったのは反省材料だろう。FWホスキンス・ソツツが,引き続きBKとしての優れたパス能力を発揮した他,BKザーン・サリヴァンやAJ・ラムの活躍は,トランスタスマンシリーズのみならず,来シーズンに向けて期待される。


2.スーパーラグビーAU
ブランビーズ21-9フォース
ワラビーズの中心を占めてきたブランビーズだが,アルゼンチン代表HB団を加えた,外人傭兵軍団のフォースに苦戦している。フォースは,前半41分の危険なタックルによる14番のレッドカードがなければ,もっと接戦になっていただろう。この試合内容は,ブランビーズのレッズとの決勝に影響しそうだ。そして,レッズ有利は動かない。

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