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<ラグビー>スーパラグビートランスタスマン,決勝結果

ブルーズ23-15ハイランダーズ

予想通り,NZ勢同士の対戦となった決勝。アオテアロアは,クルセイダーズ対チーフスだったので,異なる組み合わせには新鮮な印象がある。そして,ブルーズにとっては,ここで強豪復活を確かなものにしたい。

ハイライト動画
https://www.superrugby.co.nz/video/final-highlights-blues-v-highlanders-sky-super-rugby-trans-tasman/
https://www.youtube.com/watch?v=weNMfSXWKyM

ハイランダーズが,ジョシュ・ディクソンのリードで,アキアキアトア(ハカ)を行う。
6分,ハイランダーズ10番SOミッチェル・ハントがPG,0-3。
17分,ブルーズ11番WTBマーク・テレアがトライ。10番SOオテレ・ブラックのコンバージョン成功で,7-3。
24分,ハイランダーズ2番HOアッシュ・ディクソンがブルーズSOオテレ・ブラックにハイタックルして,シンビン。
25分,ブルーズ22番SOハリー・プランマーがPG,10-3。
31分,ブルーズ14番WTBブライス・ヒームが,ハイランダーズSOミッチェル・ハントが空中でボールキャッチする際にタックルして,TMOとなるがPKのみの判定。
35分,ハントがPG,10-6。
42分,ブラックがPG,13-6。

前半,ブルーズ13(1T1C2P)-ハイランダーズ6(2P)。
ハイランダーズは,HOアッシュ・ディクソンがシンビンになったものの,ブルーズの猛攻に耐えて,7点差で終える。後半も,ハイランダーズがどこまで食い下がるかにかかっている。

46分,ブラックがPG失敗。
60分,ハントがPG,13-9。
65分,ハントがPG,13-12。
67分,15番FBジョシュ・イオアネがPG,13-15。
70分,プランマーが45mのPGを成功,16-15。
77分,ブルーズ20番FLブレイク・ギブソンがトライ。プランマーのコンバージョン成功で,23-15。
80分,ハントがDG失敗。

後半,ブルーズ10(1T1C1P)-ハイランダーズ9(3T)。
合計,ブルーズ23(2T2C3P)-ハイランダーズ15(5P)。
ハイランダーズは,日本代表姫野和樹を筆頭に,ブレイクダウンで良く健闘したが,トライを取れないのでは勝利は遠い。ブルーズは,SOオテレ・ブラックが,アッシュ・ディクソンのハイタックルで負傷退場となってしまったものの,交代SOハリー・プランマーが良くチームの勢いを引き継いで,18年ぶりとなる優勝となる勝利を得た。最後にトライを挙げた,FLブレイク・ギブソンは怪我もあってずっと控えに甘んじてきたが,最後の最後に栄えあるトライを獲得した。

気になることがある。ブルーズの才能あるBKスティーヴン・ペロフェタは,最後まで出場機会に恵まれなかった。来シーズンはボーデン・バレットが戻ってくる他,リーグからロジャー・ツイバサシェイクが加入するので,益々出番がなくなってくる。そう考えれば,ペロフェタは,SO/FBに人が足りない,チーフス,ハリケーンズ,ハイランダーズのどこかへ移籍すべきではないか。そうでなければ,日本に来て,将来の日本代表を目指して欲しい。実際,クルセイダーズのFLトム・サンダーズや,チーフスのFLラクラン・ボシアーは,そうやって日本のチームと契約して,将来の代表入りを目指している。こういう道があっても良いと思う。

それから,オールブラックスのCTBアントン・リエナートブラウンが肘の軽度の手術で,トンガ戦とフィジーの初戦を欠場することが決まった。すでに,ジャック・グッドヒューが怪我で鮮烈を離れ,ナガニ・ラウマフィーもフランス移籍で対象外となってしまった。今シーズンのオールブラックスのCTBは,新たなメンバーを試すことになった。

これまでそして今シーズンの実績からは,12番デイヴィット・ハヴィリ,13番リエコ・イオアネに落ち着くのではないか。他にもブライドン・エンノーもいるが,怪我が多いことから安心して使えない。それなら,WTBもできるレスター・ファインガアヌクの方が楽しみだ。キャップを得ているピーター・ウマガジャンセンの他,ビリー・プロクター,クイン・ツパエア,アレックス・ナンキヴェルがいるが,ウマガジャンセンは不調である他,他の新人をいきなりテストマッチに起用するのは心配だ。

そう考えると,キャップがあり,しかもポジションが競合するために出場機会を逃している,ジョシュ・イオアネとジョルディ・バレットに12番と13番にしても良いと思う。そして,意外とこれがはまるのではないかと夢想している。

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