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<ラグビー>ザ・ラグビーチャンピオンシップは,オーストラリア開催へ

参考とした記事
https://www.nzherald.co.nz/rugby/news/article.cfm?c_id=80&objectid=12364020

当初NZで開催予定だった今年のザ・ラグビーチャンピオンシップは,NZ政府の厳格なCOVID19対応により開催不能となった。代替措置として,オーストラリアのニューサウスウェールズ州(シドニー他)で,11月7日より開催することが決まった。

一方,NZでのテストマッチが無くなってしまうことはなく,オーストラリアとのブロディスローカップ2試合を,10月17日と24日に,オークランド及びウェリントンで開催する方向となっている。

NZ協会CEOのマーク・ロビンソンは,
「このブロディスローカップ2試合は,NZのオールブラックスファンにとっては非常に大きな意味を持つ。また,ブレディスローカップは,タスマン海峡を挟んだNZ・オーストラリア両国にとってライバル同士の頂点となる試合なので,我々としては大いに期待したい」と述べている。

オーストラリアは,ザ・ラグビーチャンピオンシップ開催に際しては,特別に強化された検疫を行う他,入国する各チームに対して,トレーニング期間を含めて厳重に隔離する予定でいる。また,観客については,50~75%に人数を制限する予定だ。

SANZAAR協会チーフエクゼクティヴのアンディ・マリノスは,オーストラリア協会は,最も望ましくかつ実効性のある大会開催案を提示してきたため,6週間にわたるこの大会を開催可能と判断したと説明している

一方,NZ政府の厳格な防疫政策のために,大会開催を逃してしまったNZ協会としては,落胆が大きい。
「NZが大会を開催できなくなったことに対する失望は,もちろんとても大きい。しかし,我々としては結果を受け止めるしかない」とロビンソンは,大会開催できないことを弁解している。

なお,現時点では南アフリカ及びアルゼンチンの参加は確定できていない。
「南アフリカは,来月に国内での試合が再開できる見込みとなっている。そのため,準備期間は短くなってしまうだろう」とマリノスは心配している。

オールブラックスは,ザ・ラグビーチャンピオンシップ参加のため,合計で10週間はオーストラリアに滞在することとなる。また,NZに戻ってからも,長期間の隔離を強いられることとなる。

【個人的見解】
この関係で,ジャチンダ・アーダーンNZ首相が,批判の矢面に立たされています。島国なので,感染症に対して通常以上に厳しくなるのはわかりますが,国技かつNZ経済の中心であるラグビーに対して,一切の政治的配慮をしなかった対応は,多くのNZ国民にとって失望でしかないと思います。

また,これによりただでさえ打撃を受けているNZ経済の,さらなる影響が心配されます。どこかの国の政治家は,「経済よりも命が大事」と主張していますが,現在は通常のインフルエンザより少しだけ致死率が高いだけと判明し,ワクチンも生産段階に入りつつあるこの「普通の感染症」に対して,過度に対応することは自縄自縛という印象を強くするばかりです。

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