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キングコング 西野さん 「革命のファンファーレ」「新世界」「新・魔法のコンパス」三冊一気読み

今さらながら、キングコング西野さんの本を3冊読みました。
最近、YouTubeでラジオを聴いていて、本はまだ読んでいなかったと思い、三冊買ってみました。どれも、とにかく読みやすい本でした。
西野さんは日本で一番批判された芸人で、1番人を見返した芸人だと思います。エンターテイメント界の本田圭佑みたいなイメージです。
読むだけではもったいないと思ったので、まとめてみました。

三冊の本で特に大切だと思ったことはこの3つ

1.貯金よりも貯信
2.ポジティブシンキングよりもロジカルシンキング
3.中途半端な勝利よりも圧倒的な敗北


1.貯金よりも貯信

お金は信用を数値化したものであり、クラウドファンディングは信用をお金化するための装置だ。 "「革命のファンファーレ」P39"

西野さんは数々のクラウドファンディングを成功させてきました。つまり、信用を集め続けている人です。西野さんは本書の中で、これからの時代は信用を集めた人が勝つ時代とおっしゃっています。

では、なぜ西野さんに信用(お金)が集まるのか?

答えは簡単で、うそをつかないからです。小学校で習うことです。
西野さんは本の中で、人が嘘をつくのは環境のせいだとおっしゃっています。つまり、西野さんは嘘をつく必要が無い環境にあるということです。嘘をつく必要が無いから、信用が集まります。でも、実際、嘘をつく必要がある環境というのは世の中にたくさんあります。
次はそれについて書きます。

うそをつく必要がある環境とは?

その一番わかりやすい例がテレビに出ているタレントです。グルメリポートでは、おいしくないものでも、おいしいと言わなければいけません。それ以外にも、CMでは普段使っていないものも、使っているかのように宣伝しないといけません。
つまり、スポンサーからの人気が必要なのです。西野さんは、スポンサーからの人気があり、たくさんテレビに出ている人のことを認知タレント、ファンからの直接的な人気がある人を人気タレントと呼んでいます。
認知タレントと人気タレントの違いの分かりやすい例として、ベッキーゲスの極み乙女の例が挙げられていました。不倫をして、スポンサーが離れると活動ができなかったベッキーは認知タレントです。最近では、渡部もこれに当てはまると思います。ファンの期待に応えるわけでは無く、スポンサーからのリクエストに応え続けた結果です。つまり、うそをつき続けて認知されていただけで、実はファン自体は全然いなかったのです。一方、ゲスの極み乙女は活動することができました。これは、直接お金を払ってくれるファンがいたからということです。
つまり、自分のやりたいことをするためには認知タレントではなく、直接的なファンがいる人気タレントである必要がります。人気タレントであるためには、嘘をついて信用を下げてはいけません。西野さんはここまで分析して、嘘をつかずに芸能活動をするシステムを構築しました。

なぜ西野さんは嘘をつく必要が無いのか?


それは、お金があるからです。制作費をスポンサーなどから集める必要がありません。なぜなら、オンラインサロンやクラウドファンディングで、ファンから直接お金を集めているからです(ダイレクト課金)。西野さんは本の中で、人が嘘をつくのは感情ではなく環境のせいだとおっしゃっています。つまり、西野さんは嘘をつく必要が無い環境を自分で作り上げ、信用を積み上げていったのです。
信用を集めるためには、嘘をつかなくてよい環境を作るところから始めないといけません。これは何をするにも、大切なことだと思います。

2.ポジティブシンキングよりもロジカルシンキング

行動することに、勇気は必要ない。
一歩踏み出すために必要なのは、ポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキングだ。 "「革命のファンファーレ」p.301"

 学校では、勇気を持って行動しようとよく言われました。これに関しては僕も、ポジティブに考えて頑張ろうと言ってしまいます。でも、行動に必要なことは勇気ではありませんでした。

行動力の正体

自分には行動力が無いという人がいますが、それは行動力が無いのではなく、情報不足なだけであると西野さんはおっしゃっています。その通りだと思いました。
 僕自身の経験になりますが、ドミニカ共和国に行く前には、ドミニカのことを調べまくりました。そうして調べているうちに、どうやらドミニカは基本的には安全ということを知りました。そうと分かれば、沖縄に行くのもドミニカに行くのも変わりません。情報が集まれば、勇気など必要ありません。結局、行動が出来ないというのは、情報を集める努力不足が一番の原因です。
さらに、西野さんは、情報は行動する人間に集まり、さらなる行動を生み、また情報が集まってくる。ということをおっしゃっています。このループは成功(成長)するために絶対に必要だと思います。

3.中途半端な勝利よりも圧倒的な敗北

「追い風」でも「向かい風」でも前に進むが、「無風」は危険。
 ”新・魔法のコンパスP.272”

 西野さんは数年前にひな壇には出ないと発言し、ひな壇から姿を消しました。世間から見ると圧倒的な敗北でした。でも、西野さんからすれば、この決断にはロジカルな理由がありました。

西野さんはひな壇からなぜ降りたのか?

理由は3つ
①シンプルにひな壇が苦手
②スマホの画面にひな壇は合わないから
③時間を奪われるから

要するに西野さんにとって、ひな壇はコスパが悪いということです。実際、スマホの普及によりひな壇の価値は低下しました。しかし、世間はそれに気づかず、西野さんのことを芸人としてどうかしていると批判し続けました。これは結局、西野さんの今後の活躍を後押しする結果となりました。
西野さんは、向かい風を圧倒的な努力結果追い風に変えてしまいました。中途半端にレッドオーシャンで戦うのではなく、そこから抜け出して批判が集まってでも、まだ誰も知らないブルーオーシャンに飛び込むということです。ロジカルな理由があれば、向かい風なんて関係ありません。向かい風を受ける以上に、何もしない無風状態はもっとリスクが高いのです。

最後に

様々なことを書きましたが、結局この三冊で共通している結論は、成功したければ「圧倒的な努力をしろ」ということです。
ただし、結果の出ない努力は努力とは言いません。スポーツの世界で言われ続けていることは、どんな世界でも通用するのだと改めて確認できました。僕も西野さんに負けないように、スポーツ×教育というエンターテイメントを作り上げたいです。

要約動画

【西野亮廣】8分で学ぶ『革命のファンファーレ』
https://youtu.be/tJA8_x-muY0

8分で学ぶキングコング西野の「新世界」
https://youtu.be/OLPGps1BCx8



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