徒然ゆうじ 「ねずみ…のこと」
某月某日
顔も思い出せない友人から電話がある。
友「元気?」
私「うむ」
友「久しぶりに顔見たいなあ~」
私「ほう」
友「今から会える?」
私「もちろん」
友「いい話があるんだ。ビジネスの…」
私「……」
そぞろに身支度。
とぼとぼと店に到着。
目が合ったのに無視されつつ、友(?)に声をかける。
私「来たよ」
友(?)「なつかしいな~」
私「だろうな」
友(?)「で、話なんだけど…」
イントロなし。郷愁なし。遠慮なし。
猛烈な勢いで定型文過多の営業がはじまる。
遠い目をして晩ご飯の算段をはじめる私。
ほどなくして言葉じりをつかまえる。
私「じゃあ、帰るよ」
敵「えっ、もう? じゃ、ここに記入を…」
しないよね
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