はたらきがい共創社労士事務所 樋口祐司

「働くことに喜びと誇りを感じる職場」を共に創る社会保険労務士事務所です。 ①人事評価制…

はたらきがい共創社労士事務所 樋口祐司

「働くことに喜びと誇りを感じる職場」を共に創る社会保険労務士事務所です。 ①人事評価制度の構築・整備 ②就業規則等の策定・整備 ③人事労務相談 ④広報サポート を行っています。

最近の記事

シン・野球型人材

1.はじめに 夏の甲子園出場に向けた地方大会が真っ盛りです。元高校球児だった私にとっては、熱くなるシーズンです。  今回は、高校野球を通して人材論について考えてみたいと思います。 2.「野球型人材」は必要とされていない? 6月に日本経済新聞は夕刊で「高校野球の新たなカタチ」という特集を4週にわたって連載し、封建的な組織風土が残る高校野球が変わってきているということを紹介していました。  従来型の指導スタイルから大きく変え、新たな選手育成法に取り組まれている4人の監督さ

    • 「どうする賃上げ2024」エキストラ  ~「2024年の復習&2025年の予習」

      1.はじめに 春の労使交渉も終結し、今は夏の賞与に移っていることかと思います。連合の最終集計はまだ出ておりませんが、今年の賃上げがどうだったかは、ほぼ結果が見えてきました。  全体総括的なものは、新聞やビジネス誌の記事に掲載されていますので、私が気になった個別事例を中心に振り返ってみたいと思います。  来年の交渉に向けて、ご参考になれば幸いです。 2.賃上げ率の読み方 このnoteの第1回「賃上げ5%って、5%上がるの?」のタイトルで、よくその内容を確認して、必要以上

      • ホワイト? ブラック? プラチナ?

        1.はじめに 4月から5月にかけて日本経済新聞が「NEO-COMPANY」という連載企画を掲載し、日本成長の原動力となる企業の目指すべき姿を採り上げ、働き方と業績の関連についての分析などを行いました。  少し時間が経ちましたが、「働きがい」を考えるには興味深い記事が連載されていましたので、振り返ってみたいと思います。 2.御社は、ホワイトですか? ブラックですか? それとも… 日本経済新聞社は、企業分析を手掛けるクレジット・プライシング・コーポレーションの協力を得て、日

        • 『医師の働き方改革 完全解説』 【はたらきがい共創社労士読書録】

          1.はじめに ご存じの通り、4月1日から医師・ドライバー・建設業における時間外労働の上限規制が強化されました。  それぞれの業界の「2024年問題」として、マスメディアで頻繁に取り上げられ、どんなことが起きているのか、あるいは起きようとしているのかは、多くの方が関心をお持ちのことと思います。  しかし、今回の「働き方改革」と言われる法令の詳細については、なかなか目にすることがないように思います。とりわけ「医師の働き方改革」は制度が難解な上に、複数の法令が絡み合って複雑に

          『人事で一番大切なこと』     【はたらきがい共創社労士読書録】

          1.はじめに 著者の西尾太氏の前著『人事制度の基本』を読んだ際、それぞれの制度についてわかりやすく解説されていることに加えて、その制度の根底にある、一貫した“考え方”にとても共感しました。  昨年末に本著が刊行され、サブタイトルに「採用・育成・評価の軸となる「人事ポリシー」の決め方・使い方」とあり、自分の問題意識と一致したので、すぐに購入しました。  しかし、仕事上で必要な本を読まなければならない事情があり、3ヵ月ほど遅れて読むことになりました。  この本をご紹介し、

          『人事で一番大切なこと』     【はたらきがい共創社労士読書録】

          「どうする賃上げ2024」第4回    ~「なぜ、賃上げするのか?」

          1.はじめに 毎朝の新聞に、賃上げ交渉結果の記事が載るようになってきました。  私がお手伝いしている企業(社員約30名)でも、社長さんが給与改定を決定され、これから社員の皆さんと面談し、新給与を通知するそうです。  春の給与改定・労使交渉もピークを迎えました。  これまで3回にわたり、「定期昇給」「ベースアップ」「賞与」について、過去の経験なども踏まえて情報を提供してまいりました。  最終回は「なぜ、賃上げを行うのか」について考えてみたいと思います。 2.賃上げの理

          「どうする賃上げ2024」第4回    ~「なぜ、賃上げするのか?」

          「どうする賃上げ2024」第3回 ~「賞与って、どう決めたらいいの?」

          1.はじめに 東京証券取引所の日経平均株価が、史上最高値を更新しました。  大手企業の一部では、組合の賃上げ要求に対して早々に満額で回答したという報道もありました。  春の労使交渉あるいは給与改定が本格化していく前に、景気の良いニュースが続いていますが、 “よそのこと”と感じてしまうところもあります。  日本の雇用の7割を担っている中小企業の経営者の皆さんは、日々の報道をどのように感じられているのでしょうか。  お悩みに少しでもご参考になればと考え、過去の経験なども踏

          「どうする賃上げ2024」第3回 ~「賞与って、どう決めたらいいの?」

          「どうする賃上げ2024」第2回    ~「ベースアップって、どうやるの?

          1.はじめに 「ベースアップって、どうやったらいいのですか?」  10年ほど前、ある労働組合の役員から当時人事部門で仕事していた私へ相談がありました。  2013年、「官製春闘」と言われ、政府が経済界に賃上げを要請した年、多くの労働組合で久しぶりに賃上げ要求を行うことになりました。しかし、世代交代が進んでいた労組では、賃上げ要求の経験がある労組役員がほとんどいなくなっていたのでした。  不当労働行為にならないことに留意しながら、労組役員を8年間務めた経験をもとに、その労

          「どうする賃上げ2024」第2回    ~「ベースアップって、どうやるの?

          「どうする賃上げ2024」第1回    ~「賃上げ5%って、5%上がるの?」~

          1.はじめに  1月24日、経済界と労働組合の代表が賃上げについての考えなどを説明し合う経団連主催の「労使フォーラム」が行われました。春季労使交渉(いわゆる春闘)のスタートです。   大手企業では、高水準の賃上げ実施を経営者が早々に表明していますが、今年の焦点は中小企業にどこまで波及するかが、今後の日本経済を左右すると言われています。  しかし、物価や物流費が上がり、今後金利も上がるかもしれない中、どう賃上げ原資を確保していくのか、中小企業の経営者の皆さんは悩まれてい

          「どうする賃上げ2024」第1回    ~「賃上げ5%って、5%上がるの?」~