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Lightroomの無い生活が考えられない ~現像編 3~

前作を公開してから7年以上経っていました。

今でもこのnoteは週に5回くらい見て頂いているようなので、続編を書こうと5分前に決めました。写真編集の方法については、たくさんの人が書いているから、ボクのnoteを写真がキッカケで読んでくださっている方はご存知だと思います。それでもこのタイトルで書こうと思ったのは、写真編集で悩んでる人に届けたいからです。今は写真に興味がない人も、このnoteを見て、「編集で写真の印象ってこんなに変わるんだ!」と思ってもらえるかもしれません。

実践編

Lightroomに関する知識がある前提で話を進めるので、ソフトの使い方を学びたいときは親切なホームページや書籍で調べてから戻ってきてください。それでは進めます。今回、編集する写真はLightroomで見つけた、未編集だったこの写真にします。

編集前の写真。これからこの写真がどう変化するのか!? 使用したカメラはFUJIFILM X100Vです。

まず、編集する前に絶対しなくてはならないことがあります。何だか分かりますか? 30秒でいいので、考えてください。ここで考えずに読み進めてしまうと、経験値が80%減ってしまうくらい大切なので、慎重になってください。何かを知ろうとするとき、「早く知りたい!」と焦ってしまう気持ちは良く分かります。数学の宿題がわからなくて、巻末の回答を見て丸写ししたことはありますか? ボクはあります。あれやっても、全然自分のチカラにならなかったんです。文字を写しているだけで、何が書かれているか理解できていないから。写真の編集も同じだと思います。たくさん写真編集に関する本は出ているから、どうすればどんな色、質感にできるかは読めばある程度分かります。だけど、「思い通りの写真にならない」という壁が立ち塞がることがあります。それはなぜか? 自分が理想とする写真をイメージできていないからです。最初の問いに対する答えです。

理想とする写真をイメージしよう

もうこれができれば写真編集の90%は終わりです。あとはパソコンやスマホで理想の写真に仕上げるだけですからね。今回のお題写真をどう編集しようかと作業に取り掛かるとき、ボクはまず写真の中の物語を想像します。もう一度、編集前の写真に登場してもらいましょう!

ボクは22歳で、大阪府内の大学に通っている。今日は1コマから授業があるから、少し早く起きて駅の近くの牛丼屋で朝食を摂ることにした。駅までは好きな自転車で向かう。晴れているけど、風は少し肌寒いくらいだった。今朝は何を食べようか。生卵が食べたい気分だ。卵かけご飯のことをいつからかTKGなんて言うようになっていたけど、我が家ではそんな単語を聞くことはない。実家にはお盆休みに帰ったけど、両親も弟もみんな相変わらず元気そうで安心した。仕送りもしてもらっているから、世間が想像するよりずっと真面目な学生生活を送っていると思う。授業を休むことはない。インターンで行った会社の人から、大学時代にしっかり勉強しておけと釘を刺されたこともあるが、会社で働くと勉強する時間を確保するのがどれだけ大変か身をもって知れたことも大きい。もちろん、そんな過酷な状況であっても、知識をアップデートし続けている人はたくさんいる。自分もそうなりたいと思った。なれるか、なれないかじゃない。なるか、ならないかだ。自分の意思で未来は変えられる。経験を積んだ人の言葉の重さを思い出しながら、ボクは卵かけご飯を食べることにした。今日はいい1日になりそうだ。

大体こんな感じです。この世界観を写真で表現した結果がこちらです!!

卵かけご飯が印象的だったので、色温度を上げて、全体的に明るくしました。向上心ある主人公の明るい未来に幸あれ!

変更したパラメータはこれだけです。編集作用時間は30秒!! 簡単ですね。

色温度を決めてから、露光量、コントラスト、シャドウ、白レベル、黒レベルを変更しました。
数値は写真を見ながら自分のイメージに近づけるだけです。

最後に

写真を見て物語を想像することに抵抗がある人もいるかもしれませんが、慣れれば3分くらいでできるようになります。編集で10分以上悩んだ経験がある人がいたら、一度試してみてください。

それでは素敵な写真生活をお過ごしください。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

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