好きな写真について #19

もう何度目になるだろう。iPhoneからツイッターのアプリを削除しました。スクリーンタイムを確認すると、SNSに費やしている時間はInstagramとFacebookを合わせて10分。自分でも驚いてしまうほどの変化でした。Facebookはキングコング西野さんの記事を毎日読みたいので、アプリがiPhoneから消えることは考えられません。彼のように人生をエンタメに全振りする生き方は真似できないから、追体験したい気持ちが表れているのです。

iPhoneに触れる時間は減りましたが、ネットの民を辞めたわけではありません。YouTubeでワンピースの考察動画と音楽はこれからも楽しむと思います。昨晩はamazonプライムでSINGという映画のクライマックスだけ観ました。作品に対する冒涜だと言われれば、ごめんなさいと謝ることしかできません。会社の先輩にB'zの稲葉さんと長澤まさみが歌うシーンが最高だからとオススメされました。会社員というのは、こういう話題をスルーせずに記憶に留めておき、翌日以降に良い回答を準備することも仕事だという人もいます。今週のボクは気分がそこそこ良かったので、素直に吹替版を観ました。字幕版を観て、『オリジナルの歌も良かったです』と先輩に伝えても、『B'z日本人やで？ 稲葉さんと長澤まさみの歌が良いんやで？』などと返されたあとに何故字幕版を観たのか上手く伝えることができるとは思えませんでした。

ボクが学生時代に好きだった女優さんは、たくさんいます。長澤まさみさんも、もちろん含まれます。ドラマ、バラエティーでたくさん声を聞いているはずなのに、どのキャラクターを演じているのか分かりませんでした。『世界の中心で愛を叫ぶ』で出会った長澤まさみで、ボクの時間が止まっているのかもしれません。考えてみると、好きな女優さんの声はほとんどがドラマのセリフを言っています。朔ちゃん。たくさんある名言よりも、好きな人の名前を呼ぶときに込められた気持ちに勝るものはないと思います。ボクの特技は、その声で自分の名前が呼ばれる妄想ができることです。辛いときにすれば絶対元気になる行為なのですが、いざ辛い場面に遭遇するとこんな妄想する余裕なんてありません。好きな人の写真を会社の机に飾るのは恥ずかしいので、ほどほどに有名で話のネタにもなりそうで見ると元気になれそうな写真を見つけたいです。

私、忘れられるのが怖い。重じい、今の私の写真を撮ってくれない？写真って永遠に残るものでしょ？

『世界の中心で愛を叫ぶ』 より

この台詞が有名なんですね。写真家ならこの台詞だろと思われた映画ファンの方もいらっしゃるかもしれません。なんだって良いんです。好きになるのは自由ですから。言葉も写真も、自分の好きを大切にしてください。