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堂本剛のこと

歌詞が日本語の曲を聴きながら文章を書くのが苦手だった。たった1日でこの感覚が無くなった。好きな歌詞を紹介しようと決めたことで、その曲を聴きながらその中へ浸っていると、ボクの意識が詩の中へ飛び込んで追体験しているような感覚になる。そこで得た感覚をnoteに記録している。もちろん、書く内容とまったく関係ない曲を聴くと頭の中がぐちゃぐちゃになるけど、こんな小さな発見でも嬉しいと思えるくらい喜びセンサーの感度が高い状態を維持していきたい。

自分の状況を客観的に見て、無理をしないことが大切だと思う。子どもと過ごす時間と、街で写真を撮る時間の両方を手に入れようとしない。それだけで気持ちが楽になる。写真家はずっと写真を撮っているわけではないし、むしろ写真を撮っていない時に何をしているかが大切だと思う。

今日の好きな歌詞

このカラダまだ行けるさ
ゲームはまだ終わっちゃいないさ

街 / 堂本剛

ボクはGLAYに惚れる少し前に、KinKi Kidsに出会っている。「おはよう朝日です」という関西の朝番組にCDの売り上げランキングを紹介するコーナーがあり、そこで「硝子の少年」を聴き堂本剛の声に惚れた。GLAYに出逢ってからも、母と妹がキンキのファンだということもあり、新曲は必ず購入していたからボクも聴いていた。アルバムには、ソロ曲が1曲ずつ収録されており、そこで聴いた堂本剛の世界にずぶずぶにハマってしまった。Love Love あいしてるや、堂本兄弟というキンキがMCを務める番組で、ゲストの楽曲を一緒に歌うコーナーが好きだった。堂本剛が好きなアーティストの楽曲をカバーしてくれることもあった。2017年に突発性難聴になったときは心配で仕方がなかった。昨年THE FIRST TAKEで「街」を聴いたときは、嬉しかったことや辛かったことの記憶が混ざり合い忙しかったけど、何度も何度も聴いた。今も聴きながら書いている。

今日紹介した歌詞は2002年にリリースされたソロデビュー作だ。ラストのサビ前で歌われるこの歌詞が初めて聴いたときからずっと好きで、カラオケで歌うと自分の過去と重ね合わせてしんみりした気持ちになる。ボクが20歳で難病宣告を受けたときは、この曲にもたくさん救われた。

これまでこういう場では、堂本剛について書くことはほとんどなかった。ライブも女性ばかりの空間は恥ずかしいという理由で、妹が大阪ドーム最前席のチケットに当選したときの1回しか行ったことがない。ボクの隣にはいつもGLAYがいることは確かだけど、背中を支えてくれていたのは堂本剛だったように思ったから、こうして残すことにした。


写真や旅のことだけじゃなく、今ボクが気になっていることをnoteに書いています!読んでいただきありがとうございます!