見出し画像

トレーニング指導力を高めるスキル・初級/中級/上級編

トレーニング指導。

一言で語ることは難しいぐらい、様々なテクニックやスキルが存在する。奥が深いからこそ、指導者側としても、どれだけキャリアを積んできても満足することは難しいものだ。

この記事では、トレーニング指導力を高めるスキルの初級~上級編を、現段階で思いつくまま紹介していこうと思う。

興味がある人は、最後までぜひ読み進めていってほしい。

初級編:プレー以外の選手の観察から手がかり収集しよう

まず初級編として、プレー以外のときの選手を観察し、手がかりを収集することをオススメしたい。キャリアとしては22年目を迎えたが、無意識に選手の一人ひとりの特徴を知る手がかりを探しちゃっているな…と思うことがある。

1. リュックやバッグをチェックせよ

特にわかりやすいというか、個人的に好きなチェック項目みたいなものの一つが、携帯しているリュックやバッグを見るというものだ。

私自身は、パッキング能力が壊滅的にないため、常にリュックが大きくなってしまう。

リュックやバッグは、準備力や几帳面さ、みたいなものを顕著に表すと思っている。 心配性な選手は、読みかけの本だったり、Kindleだったり、こだわりのゲーム用のヘッドフォンみたいなものを用意するため、常に荷物が多い。一方で、いつもびっくりするぐらい荷物が少ない選手もいる。

チームバッグであっても、つけるアクセサリーが多かったり、持ち方に癖があったり、発見は多いものだ。

2.服装

このチェックと並行して、私服で来る機会も注意深く観察するようにしている。
 
男性アスリートには多いが、 車の鍵、家の鍵のチェーンと小銭入れとスマホのみ、短パン・Tシャツみたいな格好で来るような選手がいる。

その一方で、普段のプレー中はいい加減な印象なのに、きちんと防寒具を持ってきたり、ネックウォーマーや手袋したりする選手や、素材にこだわりがあったり、常にオーバーサイズのものを着ているなど、個々の特徴がはっきりと出るのだ。

それぞれのこだわりは、競技特性とも関連があるような気もする。野球選手はネックレスやブレスレットみたいなのもしがちだ。ゴテゴテとした格好が好きなイメージ。対してラグビー選手などは、もともと軽装のスポーツではあるが、とにかく薄着であったり、布が少ないタンクトップなどをよく着る印象も強い。

ここから先は

3,812字 / 3画像
この記事のみ ¥ 400
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?