痛みとの向き合い方
↑音声での解説
「整体」を中心にして活動していますが、特に多い相談が痛みです。
〇〇の痛みに対しては△△が良い!
と言う情報は調べると大量に出てくると思うので、そちらは各自検索していくスタイルでお願いします😶
#「〇〇(痛みの部位) 解消」とかで調べるとだいたい出てくる
今回の記事は「痛み」と付き合うための心持ち…言い方を変えると【マインドセット】のお話になります。
#横文字にするとカッコいい
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まず、大前提の理解として痛みは身体からの「サイン」です。
痛いからその部位が悪いのではなく、現時点ではその部位に痛みを感じているだけです。
ずっと鳴いている犬に問題があるのではなく、鳴き続けたくなる環境に問題があるわけです。
お腹が減っているから鳴いているのかも知れないし、構って欲しいから鳴いているのかも知れない。
#鳴く理由の方をなんとかしたい
さて、この前提を理解した上でどのように元に戻していくのかですね。
まずは「痛み」を「悲鳴」を「サイン」を、真っ直ぐと受け止めましょう。
「ああ、私は腰が痛いんだな」
「頭痛がずっと続いてしまっているな」と。
#犬の話しで説明するなら「犬がないているなぁー」と認知すること
これに対して、何も考えずに「痛み止め」に頼り続けることは、痛みの拒絶に他なりません。
犬の例で言うと、犬の口を紐で縛るような行為です
#文章だとすごく残酷にみえる
#考えがあっての痛み止めなら悪くないと考えています
身体は「痛み」を通してあなたに伝えています。
「このままの生き方だと壊れてしまうよ」と。
この前提を踏まえずに、まるで機械の部品のように「痛み」の箇所を切り分けてしまうと、心に良くない影響を与え始めます。
禅の言葉で「心身一如」という考え方があります。
心と身…つまり心と体は一つに繋がっているという意味の言葉です。
#めちゃめちゃざっくり
心と身体はひとつに繋がっているからこそ、痛みの拒絶=自己否定の図式となります。
これは痛みだけでなく、「自分の体のこのパーツが嫌い」とかも同じ話ですね🙄
痛みを発している身体自身も「あなた」なのだから、拒絶は自己の否定。
つまり、自己肯定感の低下の入り口なのです。
というわけで、まず大切なのは「痛み」を受け入れること。
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「痛み」をきちんと受け入れることができると、自然と身体への労いの気持ちが生まれてきます。
「今まで踏ん張ってくれてありがとう」
「無理させてしまったね」
ここまで理解できると、専門家のアドバイスがより役立つようになりますし、本当に自分の体に必要な情報を『主体的』に取りに行くことができるようになります。
あなたの身体の主治医はあなたです。
主治医として、自分の体を導くことが何より必要なことです。
人類の身体の専門家になる必要はありません。
あなたは「あなたの身体」の専門家になれば良いのです。
というか、あなたの身体を良くすることは「あなた」しかできません。
ここまでのステップを踏んだら、あとは「試す」のみです。
腰が痛いんだけど、腰を揉んでも良くならない→腰の痛みには股関節も関係するらしい→そういえば股関節硬かった柔らかくしてみよう!→変わらなかった、腰は背骨の一部だから首の動きとも関係しているらしい→首がびっくりするほど回らなくなっていた→首を回せるようにしてみよう→首が回ったら、腰の痛みが減ってきてる!
例としてはこんな感じで、ひとつ一つの関連する要素をクリアしていきます。
歩みとしては遠回りにみえても、このやり方なら確実に前に進めますし、体と丁寧に向き合えているので、自己肯定感の低下も防ぐことができます。
「痛み」の受け入れがないまま、試し続けると「どうせここでもダメなんだろうな…」「私の身体はもう良くならないんだ…」といった具合に心が負の方向に引きずり込まれてしまいます。
見えている行動としてはどちらも同じく「試し続ける」なのですが、はじめの「痛みの受け入れ」がないとうまくいかなかった時に、強い自己否定が起きやすい心持ちになってしまいます。
#ささいなボタンの掛け違え
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一旦まとめると
1、「痛み」を拒絶せずに受け入れる
2、身体(心)を労う
3、良くなる方法を試し続ける
以上です。
まとめるとシンプルな3ステップなのに、個別に語るとながったらしくなる不思議🙄
お説教のように聞こえたら、申し訳ありません🙇♂️
僕が実際に出会い、慢性痛を解決して行かれた方々の共通点が上のステップでした。
身体と心は一心同体です。
ぜひ「痛み」を受け入れるように取り組んでいただけたらと思います。
あなたの身体を本当の意味で助けることができるのは、あなたしかいないのだから。