2012年のお花見

母から「としまえんでお花を見て、それから我が家で食事をしましょう！」というハイテンションなメールが届いたので、土曜日の夜は家族で集まってお花見をした。
母は昔から、夕食後とつぜん「お花見しましょう！」といって、近所のともだち（くみちゃん）と私たち姉妹を車に乗せ、桜がきれいな大学の工学部敷地内にはいりこんだり、「流星群がくるんだって！」と中学生と高校生の娘２人を深夜まで起こしておいて、車をとばして眺めにいったり（そして明け方のファミレスで夜 食と朝食のあいのこを食べさせてくれる）、そういうのが好きなひと。
１９時に集まって、ライトアップされたとしまえんへ。桜は満開で、遊園地の乗り物もぴかぴかしていて、そこにいるみんなはしゃいでいて、すごいいい空間だった。うかれて、わたしたちはジェットコースターにも乗ってしまった。夜の遊園地は格別だ。
ジェットコースターから降りたら、仕事からかけつけた父と、乗らずに待っていた母が２人で現れて、そのあとみんなでメリーゴーランドを見にいく。としまえんのメリーゴーランドはとにかく古いんだそうで、「でも色を塗り替えちゃったの。前の方がシックでよかった」と母はいつも言う（※1）。
家に戻ったら、 テーブルセッティングからなにからきちんと用意されてて、お肉料理なんか二種類もあった。「朝からがんばったの！」って誇らしそうに言う母はときどき祖母にそっくりで、それを言うと母はとても嫌がるのだけど、でも本当にそうで、私と妹は感心したりあきれたりたしなめたり忙しくしてるうちに、きっと自分たちも母そっくりになっていくのだろう。母の楽しいことが好きなところ、陽気なところ、そういうものをもらっているのだ。似たくないと思ってる部分もきっと受け継いでしまってるのだろうけど、なんとかやっていきましょう。
「来年もまた集まりましょう。これを恒例にしましょう」(※2)と母は何度も言って、その日はおひらき。全員の写真を撮り忘れてしまったので、来年は三脚を忘れずに持っていこうと思う。

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＊追記＊2018/7/23
※１…アイアム野田さんの撮影で去年の冬にもとしまえんに行ったのですが、この時の塗り直しからまた時を経て、いい感じに風合いが出ていました。
※２…そう言っておいてその後、としまえんで花見はしていません。みんな忙しくなっちゃった。

家族はみんな元気です。