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(超ショート小説)ここで生きていいのかな

連日の苛めに嫌気が差して夜の歩道橋から身を乗り出した。
あたしがいなくてもこの世は変わらない。
「月が綺麗ね」
優しい笑顔のおばさんが隣に立った。
泣き顔を背けた。
あたしが生きていてもこの世は絶対変わらず綺麗だ。

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