カメラマンとは

これは今に始まったことじゃなく、
写真というものに、
昔から
ものすごくこだわってきた。
写真に、というより目で見てる風景に。
かもしれない。
風景を見るとき、
常に切り取って頭の中で
自分アレンジをする癖がある。
それは、相手が何を言いたいか、
何を思ってるか、
何を求めてるか
を察するのと同時にやってる作業って感じで。

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いい写真ってなんだろうって
ふと考えた。
その写真の中に込められてるストーリーが見えるのがいい写真。
テイストはどうあれ、ばえるかはどうあれ。
人の心を動かす写真が実際に存在する。
それは単純に美しさを究極に突き詰めた一枚かもしれないし、
複雑な心模様を映し出した一枚かもしれない。
カメラの操作の技術だけの評価なんて、意味がなくて、トータルでいうと人間力。もうこれに尽きる。
世の中に評価されたいのであれば、
総合点をどこまで上に持っていけるか、だなーと思う。
そしてまた、マネタイズするならば、自分の性質と世間のニーズをどうマッチさせるかの問題でもある。
わたしは、わたしほど犬とその飼い主に思いを馳せることのできる人はいないと思うから、だから犬フォトをやるのだ。
ビジネスとして人は撮らないつもり。
なぜなら、1番身近にいるカメラマン、友人であるカメラマン、山本真央をリスペクトしているから。そして絶対越えられないなぁ、と思うほどの、人間への愛のまなざしが彼女にあるから。
それに、私は強く、花と犬を撮りたい。
焦点を絞っていくことで
ロックオンしたものへの感度をあげたいのだ。

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「まなざし」なんだよなぁ、と最近よく思う。
カメラマンって、
その人自身のまなざしが、
その写真に表現されるから、
どんなまなざしで日々を暮らしてるか
人生を生きてるか、
それが写真に出るから、
たましいと共に仕事してるよね。
ドラマチックだ。
自己満で終われないのが仕事。
クライアントを満足させるのが仕事。
だからこそ、自分ができること出来ないこと、
特に得意なことはなにかをハッキリさせる必要がある。
そのためには自分の気持ちに正直に、
表現を続ける必要もある。
簡単にはブレないくらいの想いが、
あるとしたらそれは幸運なのかもしれない。
シンプルに自分を信じて突き進んでいけるくらい。
私にとって今それは
わたしが1番犬の可愛さを撮れる気がする。なのだ。
「気がする」だけでいける。
どれだけ画質が良くてもライティングに成功しても、
構図もよくても、
この表情は〇〇ちゃんぽくないから違う!とかブツブツ言いながら犬写真を厳しい目線でセレクトする。
1番大事なのは犬の表情。ぽさ。
ぽさ。とはキャラクター性。
飼い主にとって、
その子のキャラクター性が伝わるものが大切なのだ。
そして同じ犬種でも、その子だけの特徴は小さなところに現れる。
それを見逃さないこと。
もちろん美しい絵に仕上がることが大前提として。
美しいを大前提に置くのは、
当然のごとく、美しく撮ること最大優先の脳みそだから。
私の目が(脳が)判断してきた
経験してきたすべてのことが
この一枚に生かされますように!
大袈裟にいったら、そんなところ。
とはいえ美しさなんて主観であり、
絶対的な美は存在しないから。
ひとりよがりといわれればそう。
だから、儚くて、尊くて、
やりがいがあるんだと
再確認しながら文章を書いた娘の習い事の待ち時間。



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