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【中国】熟女に癒される、激安中華式マッサージ

ぐったりモードで到着した西安。 

と言うのも、携帯用ソーラーパネルが北京空港のセキュリティで引っかかり1時間程足止めをくらい、 空港内をダッシュして飛び乗った飛行機は滑走路の混雑でまったく飛ばず・・・ 

あ〜もう!って感じの滑り出し(笑)

秦の始皇帝、世界三大美女の楊貴妃、西遊記の三蔵法師。。。
この蒼々たるメンバーゆかりの地として有名な西安。

なんと紀元前200年(日本が稲作を始めた頃)には都・長安が置かれて、その立ち位置は、今で言う中国の京都といったところだろう。

旅をしていて感じるのは、栄える土地にも栄えない土地にも理由があると言うこと。住みやすい気候や、食物がよく育つ土地であったり、港があって貿易が栄えたりと、、、 

そこそこで住みだす人が増えて、土地や物や食料なりを頼りに、いっちょ商売始めるか!って考え出す商人らが経済を回し始め、村ができて、そのうちにリーダーが出てきて町になる。その集大成が国の都なのだろう。

当時は戦国時代ならではの軍事的な安全性を理由に都が置かれた西安だが、今では歴史の産物にあやかった観光業で経済は回っているのだろう。

街のいたるところで売られているお土産の兵馬俑は全く可愛いとも欲しいとも言えない。仮に日本の友達にお土産として持っていっても喜んでもらえるとは思わない(笑)。

しかし、古都とは言え20世紀以上も昔の話。 都会のような洗練ぶりは一切なく、だからと言って田舎っぽさや古都特有のおっとりした雰囲気もない。

古き良き街並みだけを残して、街のスピード感は中国人特有のスピード感に加えて速く、人・物・食が飽和しきった現代化まっしぐらなカオスな街である。

幸い、我々の宿は西安のど真ん中にある5つ星ホテル。

そこだけはまるでニューヨークの5番街のような雰囲気でテンションが上がる!

ホテルに足を踏み入れると、その清潔感・綺麗な空気・英語の飛び交う雰囲気に身体中の血管が緩むような感覚になる。 

「めっちゃ安全地帯だぁ〜〜〜!」 裏返った叫び声をあげるヒロ(笑) 

明日は、秦の始皇帝が自分の墓を守る為に約8000体の兵馬俑巨大な地下宮殿へ行き、相当な距離を歩く予定なので、今日の疲れは今日のうちに取りたい。 

「じゃあマッサージにでも行くかー!」

と近くのマッサージ店へ。 

撮影禁止のマークに違和感を覚えながらも、プライバシー保護の為なんだろうなー!なんて思いながら店内へ入る。

 「げっ!!!」 

顎が外れるような衝撃に固まる2人・・・ 


我々の担当であろう熟女が目の前に2人。

コスプレ衣装にも見えるピンクのセットアップで、谷間全開でたくましい太ももを覗かせる超ミニスカートに身を包み、こちらに手招きをしている。2人ともふくよかさを遥かに超えた体型で、その顔はピンクや紫のアイシャドウが濃い・・・(笑) 想像にお任せします。 

青ざめた表情をしているのはヒロの方。 それもそのはず、熟女の艶やかな瞳が向けられているのはもちろん男性のヒロだからだ(笑) 

肝心なマッサージはというと、中国式のゴリゴリ指圧で疲れた身体には申し分なく気持ちいい。 頻繁に熟女がその髪の毛先でゆらゆらくすぐるようにマッサージをしたり、 何かクリームなどを取る時は、わざわざこちらにお尻を向け、なにかを誘発するような角度でしゃがんだりと。。。

極め付けにはうふうふ言って微笑んでくる(笑) 

「何がしたいんだよこいつら〜!普通にマッサージしてくれ!涙」

 苦々しいヒロの表情も言葉も、英語はおろか北京語しか通じない熟女たちには虚しい(笑) 

2時間のマッサージを終えたヒロの表情は、マッサージを受ける前より疲れている様子。

一睡もできなかったらしい。 笑

「俺、このマッサージ屋だけは2度と忘れない!」 

「あははー!でも、気持ちよかったし安かったしよかったよね!」 

「・・・・・」

 「いや、ぼったくりだろ!!!!!」

 120分で2000円の全身マッサージをぼったくりと言えてしまうほど、辛い2時間だったらしい。

この日から、マッサージ店選びはやたらと慎重になった(笑)

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