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どう考えても最高な旦那と結婚して4年が経った話③

過去記事はこちらから↓

どう考えても最高な旦那と結婚して4年が経った話①
どう考えても最高な旦那と結婚して4年が経った話②

前回の記事の最後で、

家事をしない奥さん

仕事を辞めた無職の旦那

になった私たち。

会社に借りてもらっていた家には住めなくなり
(お金を払って再度個人名義で契約にしてもらって何とか居座った)

会社に借りてもらっていた車は返すことになり
(車ないと暮らしていけないので一番安い車借り直したらボロボロの軽トラだった)

沖縄で悠々自適な生活をしていた私達は突如どん底に。

この頃、私はSiriに言われたとおりに家事を辞めて好き勝手に生きていた。

自身の結婚式の準備が本当に楽しくて、
ウェディングに関するブログを始めてその広告収入が少しずつ入るようになっていた。

いつどうなるかわからない雀の涙程度の広告収入で無職の旦那といつまで暮らしていくのか。

何かもうお先真っ暗で苛立ちマックス!メンヘラ大爆発!だった。

だけどそんな時でもSiriはいつでも冷静だった。

「ゆいちゃん。そんな焦っても何も変わらなくない?」

あんたのせいでこうなっとるんやないかー!!!

相変わらず私は怒って泣いて大忙しだったけどSiriはいっつも笑っていた。
私がどんなに怒っても泣いても

「ゆいちゃんは感情表現が豊かで忙しいねえ。」
って笑ってた。

そんな暮らしが約3ヶ月続いたころ、
Siriはついに就職先を決めた。

「ゆいちゃん。次はニューヨークだよ。」

本当に、この人は、何て、何て人なんだろう。

出会って3ヶ月で沖縄へ連れてきて
その2年後に会社を辞めて、今度はニューヨークへ行くって。

27年間ずっとほぼ東京で暮らしてきた私をどこまで振り回すんだろう。
しかもめちゃくちゃ楽しく振り回す。

沖縄にニューヨークだなんて最高じゃないか。

実は私達の新婚旅行はアメリカだった。
ファッションが好きな私にとってアメリカはティーンの頃からの憧れだった。
流行の最先端はいつもアメリカだもん。
かわいいと思うものはいつもアメリカから来たものだった。

テクノロジーが大好きなSiriにとってもアメリカは憧れの地だった。
シリコンバレーへ新婚旅行へ行った夫婦は私達くらいだと思う。

そんな憧れのアメリカで暮らせるなんて。
ニューヨークへは行ったことはなかったけど映画やNetflixドラマで何度も何度も観た。
ニューヨークは私にとって映画の中の世界。
もはや存在しないもの。

だから映画の中の世界へ住むなんて、
自分がムービースターになるようなもの←

バカの考えなのはわかってる。
でもね、それくらい夢のまた夢な話だったのよ。

嬉しくてたくさん泣いた。
ゆいは嬉しくても悲しくてもいつも泣いている。
そんな私にSiriは行った

「ゆいちゃん。お付き合いする時に僕が何て言ったか覚えてる?
世界で一番幸せにするって言ったよね?」


Siriが会社を辞めたのには理由があった。
Siriもたくさん悩んだ末に出した答えだった。

私は沖縄で暮らしている時、人生で一番幸せだと感じていた。

でもSiriは、「今が一番人生で辛い時かもしれない」
と、ボソっと言った時があった。
仕事のことはよくわからないけれど、いろいろとあったんだと思う。

それでもSiriはいつでも笑っていたし冷静だった。

自分のやりたいことのために
ゆいにつらい思いをさせてしまったからこそ、
自分のつらい気持ちは押し殺して私を幸せにすることだけを考えてくれていた。

実はニューヨークへ引っ越してきてから知ったことがある。

Siriはずっと私の父親にラインで相談をしていたらしい。

私は感情の起伏が激しくて、この話もそのうちちゃんと書こうとは思うんだけど10代の頃に心療内科へ通っていた過去がある。

Siriはどうやって私と接するべきなのかずっと父親に相談していた。
私が泣きわめいた時はとにかく笑って流すのも、実は父からのアドバイスだったらしい。

Siriは付き合う際に言ったとおり
私を世界で一番幸せにするために笑っていてくれたんだ。

言っておくけど、私の容姿は決して良くはない。
そして太っている。
ぽっちゃりとかじゃなくて結構太っている。

そして性格はここに記しているようにそんな良くない。
そしてメンヘラ。
感情の起伏が非常に激しい。

そしてそして、これもnoteに再三書いているけれど
私は家事をしない。

女としての魅力は確実に平均点以下なのだ。

だから正直、どこに魅力があるのかよくわからない。
でもそんな私をSiriは選んでくれた。
そしてそんな私を愛し、私の幸せを考え続けてくれた。

今、私がこうしてニューヨークで好きなことを仕事にして起業できたことも
毎日何不自由なく暮らしているのも
全てSiriのおかげなんだ。

タイトルの通り、
どう考えても最高の旦那なのだ。

長くなったので続きは次回にしたいと思います。
次回で完結予定。

次回は現在の私とSiriについて書きたいと思います。

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