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ダミアン・ハースト

ついに4月から下の子(7か月児)の保育園生活が始まった。
これまで全く人見知りもせず、誰にでもニコニコする子で、保育園でも相変わらずニコニコベビーなようでホッとしている。

子供が保育園に行き出すと、焦燥感に駆られたのは私で、いよいよ仕事復帰目前で、何だか落ち着かない。

とりあえず慣らし保育中のフリータイムというご褒美時間を使って、やりたかったことをやろうと決意。

1つは美術館でゆっくりすること。

夫婦揃って美術館好きなので、こどもも連れて美術館に行くこともあったが、案の定ゆっくりできず、2歳の娘が暴走しないかヒヤヒヤ。なので、ゆっくり美術品を鑑賞することは小さな夢であった。

今回は新国立美術館のダミアン・ハースト。
出展数が多くなく、全て大きなキャンバスで描かれているのが特徴。
なので、会場に設置してあるベンチで友人とゆっくり小さな声でおしゃべり。

これがとても有意義な時間だった。
美術館は天井も高く明るい空間なので、心も解放されたような気分になる。

そんな時間を持ってみると、親としてではない、個の自分について見つめ直したくなった。
10年後、5年後、1年後、1か月後はどんな自分なのか。明日の自分は将来の自分にどうつながっていくのか。
毎日の中で乗り越えたこと、向き合ったこと、かわしたこと。

何気なく過ごす毎日に意識を向ける。たまにはちょっと違う角度から意識的に物事を見てみる。そんな時間がたまには必要だなと、ダミアン・ハーストのさまざまなな角度から描かれた絵たちを見ながらふと思った。

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