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小野由衣子|薬剤師&漢方アドバイザー 安定思考の薬剤師から女性起業家への道

こんにちは。小野由衣子です。
今回は改めて私の自己紹介をしたいと思います。


現在は、整体院を軸に、肉体的な部分と精神的な部分両面から癒し整い満たされていくようなお店を展開しています。

私は代表で、店長が理学療法士、副店長が柔道整復師の国家資格をもつ2名の男性スタッフが施術します。

十分なカウンセリングを行い、その方のお仕事やライフスタイル、お悩みをしっかりヒアリングさせて頂き、そのお客様に合わせた施術とアドバイスをさせて頂いております。フルオーダーメイドの整体院です。

有難い事に、ホットペッパーの口コミランキングで地域や区の口コミ1位を取っております。
最近では、アスリートや芸能関係のお客様も増えております。


また、店舗主催で、様々な起業様と連携し、「健康」をテーマに月に1回コラボでワークショップを実施しております。

連携している企業様が、現在は約15法人です。
健康経営を心がけている大手の航空会社や食品会社の福利厚生として、社員の方への開催も勢力的に行なっています。

写真は、先日行ったコラボのワークショップの様子です。


このワークショップでは、エシカルミンチを使ったガパオライスを作りみんなで食べました。
某一流◯星ホテルで働いた経歴があるシェフを呼びデモをしてもらいました。
材料は、エシカルミンチとそれ以外はスーパーで揃う食材を使います。

食感はお肉そのものなのに、高タンパク、高食物繊維、低糖質、低脂質!
体にも環境にもやさしいのです。

普段料理をしない私でも、しっかりガパオライスでした。笑


過去は、薬膳カレーや薬膳パエリア、参鶏湯などをやりました。
薬膳や漢方、健康にいいことは身近にある。すぐに取り入れられる!



さて、色々な方と出会う中で一番よく聞かれる質問は、
「薬剤師という資格を取得し手に職があり安定している所から、なぜ起業をしたのですか?」です。

起業したきっかけを交えながら、自己紹介をしていきます。
長くなりますが、お付き合いください。




1、生い立ちから学生時代


生まれは九州の熊本県です。
父・母・私・弟・弟の5人家族。長女として生まれました。

出身は、九州の熊本県です。
父・母・弟が2人の5人兄弟の長女です。
父は九州男児で土木建設業の会社経営、母は東京下町出身で父の家に嫁ぎ専業主婦です。
父は家族に対しては荒っぽい所もありましたが、責任感が強く仕事へのロイヤリティーが高く曽祖父から継いだ会社を拡張するために昼夜働きあまり家にはいませんでした。家には母親がいました。
私が中学2年の時に、一家の大黒柱である父が働きすぎで病に倒れ生死をかけた闘病生活が始まりました。東京から嫁いで来た母が一番将来に対して不安を感じていたと思いますが、私も中学生でしたから女性でも経済量が必要だということはひしひしと感じていました。
父の仕事に対するロイヤリティーの高さ、女性でも経済力が必要であること、このことは後に起業を目指すきっかけに大きく繋がっています。

うちは自営業の家系ではありましたが、後継は全て男性。女性は家を守るという田舎の昭和の考えの家でした。又は、専業主婦の母ができなかった、勉強していい大学に入り、手に職をつけ、いい会社に入ることがいい人生になるという考えでしたので、両親の影響を受け、高校時代に薬剤師になることを決め、薬剤師になるための大学進学を機に上京しています。
高校時代に彼氏ができたのを機に、我が家は平日は門限が17時、休日は15時という厳しい環境になり、わりと「箱入り娘」で育てられたのではないかと思っています。笑

大学時代、初の一人暮らし。箱から出て自由になりたい!と思って一人暮らしに希望を抱いていましたが、実家からの荷物が届き母からの手紙とお小遣いが入っていた時には愛情を感じ泣いてしまう事もありました。実家ではろくに料理や家のことはやってこなかった私ですが、1人だと自分がやらないと家事は何も進まないしご飯も出てこないので、自分でやるしかありません。また、初めてお金の事を気にしてスーパーでお買い物をしました。18歳からの一人暮らしは私に取っては一つ自立するいい機会でした。
都内に実家があり社会人になっても実家暮らしの人は、会社から近くても社会に出たら一人暮らしをする事をおすすめします。

大学時代は、勉強は勿論バイトもしました。
一応、現役入学・卒業し国家試験にも合格することができました。
同じ目標に向かって努力する仲間の存在が大きかったでしょう。
それを最も体感したのが、国試前の約3ヶ月間限定で通った予備校です。
その間私は大学の授業を受けずに予備校に行く選択をしました。確か、50〜60万の学費が別途必要だったので、絶対に現役で合格するからと両親にお願いをして行く決断をしました。
私の仲のいい友達グループで予備校に行く選択をしたのは私だけでしたが、そこは、先生が全員合格させるとコミットしており参加者も学費を投資(先行投資)して参加しているだけあって喰らいつく姿勢がありました。その2ヶ月半のコミットと集中力、これは紛れもなく全員が絶対合格のコミットをしている最高の環境だった体と言えます。ぶっちゃけ1月の時点では合格できるかどうかという人も結構いましたが、参加者2クラスの80名、全員合格でした。
期限がある明確な目標と、そこにコミットしている切磋琢磨する仲間の存在が、目標達成を実現させるという体験は、起業を志すにあたって1人ではなく仲間と共に目ざす価値という所にも繋がっています。


2、会社員時代

ご縁があって、大手の調剤薬局に入社し、薬剤師として働きはじめました。
社長が長者番付の10位以内に入っているような、当時は調剤の業界で最大手の薬局です。
その中で最も売上が大きい横浜支店、処方箋枚数が最も多い大学病院の前の超大型薬局に配属されました。そこは、薬の種類も1000種以上、お薬を渡す窓口が10個、最高1日で1000枚の処方箋が来たことがあったそうです。町の薬局とは全く話が違います。
外来ではありますが、重たいがんの患者様、小児がんのお子様を持つ親御さん、まだまだだ発見されていない部分が多い膠原病の患者様、メンタル的にも重たい患者様が多い職場で、大学病院の先生に電話する事もありましたし、一筋縄ではいかない1年目からそれはもうとても磨かれました。ここだけの話、パワハラもありました。着いていくのがやっとでした。

有難い事に、1年目は特に素敵な先輩からのメッセージをよくいただきました。
その中でも覚えていることは、
「1年目は新人、2年目で中堅、3年目で一人前。」
「4年目になっても基本給はあんまり変わらないよ、ボーナスは少し差がつくけどね。」
「同期同士収入のことは社内ではタブー。」
1年目で会社員としての常識がまだなかったため、正直違和感たっぷりでした。
え、3年以降は成長はないの?
頑張っても収入は上がらない?
収入の査定ってどうなってるの?私情が入りフェアでないのかな?
などなど、
正直、疑問や将来に対しての漠然とした不安がありました。資格を取ったら安心だと思ったのになぜ?

リアル、20代後半の女性の先輩たちが次々と結婚や出産を機に辞めたり、お休みに入ったり、働き方をパートに変えたりも多くありました。

女性が多い職種であり職場だったのでリアルを沢山見て感じたことは、“キャリアや収入を上げていくイメージができない“でした。見えない天井のようなものを感じながら2年目に突入。

転機になったのは、社会人2年目の秋に、当時お付き合いしていた彼の同僚の独立でした。
当時は、薬剤師としてのキャリアしか考えていま線でしたので、もう少し専門的な資格取得に向けて勉強したりはしていました。安定志向の私は起業や独立などは全く持って選択肢には入っていませんでしたが、同級生が独立に向けリアルに動き現実がどんどん変わっていったこと、何よりも将来に対しての夢やビジョンを明確に持ち仕事をしている姿に羨ましさと、自分も頑張ってきたのに何か負けているような感覚がありました。
薬剤師とての人生の先は会社の先輩を見ればありありと描けたので、将来を描けていなかった訳ではなく、描いていた将来にワクワクしてなかったのです。
起業や独立はよくわかりませんでしたが、彼が将来に対してワクワクしているのは肌で感じました。そういう生き方に憧れたんだと思います。見えている枠を飛び出したもっと大きく望みたかったのかもしれません。
それとセットで、父が病に倒れた際の事を思い出し、女性でもどんな状況でも収入がある状態が大事というのも起業に至る要因の一つです。出産や育児で現場を離れた先輩方を見ていたので、どんな状態であっても収入が入ってこれる状態を作れるのが経営者だと勉強して知り、起業を目指すきっかけの1つには必要性も間違いなくありました。


3、創業期


先ほどお話しした独立した彼が学んでいるという経営者の先輩とご縁があり、教えを乞う事になり、会社員とのダブルワークで立ち上げがスタートしました。
会社員でもOJTという形で一人前になるまでに徹底的に学機会がありましたし、私自身も良き師との出会いによってうまくいった経験もありましたので、学べるならできるかもしれないというのもあり決断に至りました。
スポーツや芸能など様々な分野でも、公言しているかいないかだけで実際プロでやってこられている人には必ずメンター(師匠)の存在がいます。
少し昔の話ですが、マラソン選手の高橋尚子選手はメンターとほぼ毎日一緒にいましたし、ダウンタウンさんにも師匠がいますよね。
一番時間がかかるやり方が我流。自己流。学人を決めると迷うことがないのでほんと最短距離だと体感があります。
実際学ぶ人を決め、ただ座学を学んだだけではなく、その方の事業を一緒に立ち上げ売り上げに貢献するという形で実践もさせてもらいました。それだけでなく、同じ業態でそのまま独立させてもらいました。私の最初の独立はその形です。1人でや我流、自己流では学んだとしてもどんなビジネスモデルに取り組めばいいのか迷い路頭に迷っていたと思います。
有難いことに、約3年だったかと思います26歳で年収の桁が1桁増えました。

実際は平日は会社員の仕事をし、週末に学んでいました。
具体的には以下のような事を学びました。

・ビジョンを描き方向性を示すこと
・目標設定能力
・事業計画を立てること
・実践力
・形になるまで継続する一貫性
・自己管理能力
・キャッシュフロー能力
・営業力(新規開拓能力)
・集客力
・コミュニケーション能力
・組織マネージメント
・リスク管理
・自責であること

会社員・経営者問わずビジネスパーソンとして大切だと言われていることばかりだと思います。
一緒に学んでいた仲間の中には、会社員としての昇進やフリーランスとしての活躍が先にある人も何人もいました。

創業期は、仲間とイベントもいくつもやりました。
最大1000人規模の音楽イベントを成功させました。
今でも活躍するアーティストさんをゲストに招きました。
その中で、集客、価格設定、会場の手配、ミュージシャンとの交渉、スタッフへの報酬などビジネスで経験する事を学べました。一番の学びは、人を集めて価値を提供し喜んでもらった結果、対価を得るという商売の基礎基本を学べました。

創業期に最も重点的にやったことは、新規開拓をし自分を起点にビジネスチームを作ってきたことです。
ベンチャーの社長が立ち上げに必ずやっていることです。
盤石なビジネスチームがのちの多角経営の最も大きな基盤になっていることは間違いないです。


4、成長期

仕事


冒頭にも書きましたが、現在はフルオーダーメイドの整体院を中心に営業代行など含め複数の事業展開をしています。
中でも私がメインでやっていることが整体院です。
店舗を立ち上げる際は、初めてなのにもかかわらず、チームの仲間の紹介で信頼関係があったので物件がすぐに決まりました。すさましい早さでオープンに至りました。整体のスタッフは国家資格を持つ仲間、販促(営業)、システム、商品開発、オペレーションなど全て、統一された価値観や文化や基準のチームがあるからこそ立ち上がり負けない商売、いや勝てる店商売ができている自負があります。
オープンして移転することなく7年目に突入しています。これまでチームみんなでいく通りの戦略を考え、一筋縄ではいかない数年間でしたが実践し続けてノウハウを構築してきました。
人通りが少ない隠れ馬的な立地で成功したのですから、2店舗目以降はどこに出店してもうまくいく確信があります。
それもこれも、全て創業期から学んできたことを実業で実践してきただけです。

店舗展開は一例ですが、キッチンかーに出店したり、IT系の事業展開などどんな業種でもチームがあればすぐに立ち上がります。
2022年は新たな事業展開を3つ同時に立ち上げたことがありました。
0→1なので仲間と考えめちゃくちゃ仕事しました。こういう多角経営が可能なのは創業期からずっとやってきたチーム作りが間違いなく基盤になっています。

これまでの経験から、1人でも多くの人たち特に女性達に経済的自立の道を分かち合い、1人でも多くの輝く女性が増えたらという思いから、講演会にゲスト講師という形でお話ししています。



都内にオフィスを出しました。
テンションが上がる、ニューヨーク🗽のSOHO STYLEに!

office
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プライベート

おもいっきり仕事し、おもいっきりプライベートも充実させています。
プライベートでは、生い立ちにも登場した大好きな家族との時間を沢山作っています。
仲間たちと国内外、旅行も沢山します。
ハワイは何回行ったかな、今秋のも含めたら延べ10回程行ってる気がします。
秋には母をハワイに招待する予定です。まだ行ったことがないというので、元気なうちに私の大好きなハワイに招待するという夢が叶いました。

in ハワイ
in Hawaii
in ハワイ
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in 沖縄
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また、30代後半から体づくりも精力的にやっています。メンターを決めタンパク質多めの食事指導をしてもらい本格的に絞っています。子供の頃からやっていたクラシックバレエも数年前からやっていて今ではライフワークです。バレエは、綺麗でしなやかな筋肉がつく、柔軟性がアップする、姿勢が良くなる、美しいものに触れ続け感性が良くなる、頭の回転が衰えない、血流が良くなり気持ちも前向きになるなど、様々な効果があり仕事にもいい影響しかないので、週に2〜3回はレッスンに通っています。
生涯思いっきり仕事をし人生楽しみ尽くすには、健康な体が資本なので、筋肉をつけ、代謝を上げ、食べても太りにくい健康的な体づくりはマストです。
また、体づくりは内面を最もわかりやすく表現しているということも聞いたこともあります。年齢を重ねると共に、実績・キャリアは勿論のこと、経験の厚みと美しさも磨いていきます。

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5、まとめ

仕事をする中で、立ち上げた事業がうまくいくことはとても嬉しいことです。
それ以上に最も嬉しく誇れることは、事業展開を通して力をつけていった仲間達がどんどん法人化し豊かになっていくことです。
現在は私から始まるチームの仲間で約17組が法人化しています。男性も女性もいますし、年収の桁が1桁増えている仲間も多いです。2024年は20組になる予定です。自分と仲間のステージが上がり物心共に豊かな仲間がどんどん増えていくことが私のビジョンです。今もこれからもチーム作りが一番おもしろいのでやり続けます。 

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