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本当に大切なもの以外すべて捨ててしまえたらいい

のに。

と思うことが多々ある。大切だったもの、頭の片隅に追いやったもの、3年以上開けていないプリクラを貯めていた缶も、ぜーんぶアホみたいに取ってある。

大切ってどんなだったっけ。


年末の大掃除に間に合わなくて、年明け心機一転!という心持ちで部屋の大片付けをしてみるものの遅々として進まないのよこれが本当の話なんですけどね。だって次から次に出てきちゃうんだもん。15年物の交換日記とか、10年物の修学旅行のしおりとかさ。何年かに一度の大片付けの時にしか日の目を見ることのないジャンクがごろごろと。その度に私はページを撫で、また引き出しにしまう。アホみたいに。熟成させたってどうしようもないのにねえ。どうしたいのかねえ。物が捨てられないタイプ!といったら簡単だけどそういうものかねえ。

前に新書で読んだ中に、在庫を抱えるということはコストが掛かるに等しいというような文言があったけれど、まさにその通り。保管して、置いておく、というのはスペース的にも気持ち的にもコストがかかる。私の引き出しの中身はいつまで経っても小中高生時代の必ずしもハッピーだけとは言い難い思い出で溢れているし、美術館や映画の半券は昔デートした人たち(ちょっと見栄を張って複数形にした)のこともご丁寧に思い出させてくれる。しかもたまたま相手の分の半券まで私が持っていたパターンもあってなんでだよって感じ。で、結局2枚とも取って置いちゃう私。なんでだよ……。


自分にとって本当に大切なものが何か分からないから、大片付けをしたとして過去の栄光も黒歴史もその他諸々もたぶん変わらず取っておくのだろうなあ。物を捨てるのがそのままイコール思い出を捨てることにはならないけれど、物が無ければ思い出せなくなっている物事は随分と増えた。生きるってそういうことなのかなぁ。いつか容量が一杯になって、新しい事まで覚えていられなくなって、昔の事も少しずつ朧げになっていくのか。切ない。


そうなる前に本当に大切なもの以外すべて捨ててしまえたらいい


たぶん。


まぁ何を言いたいかというと、とにかく部屋が片付かなくてしんどいって事です。出来ることなら部屋ごと捨てたいくらい。でもそんな度胸も無いのでちまちま捨てながら生きます。2019年はチケット類はスクラップブックにまとめようと思う。使いかけのアラビックヤマトが3本出てきたし。苦くなるか甘くなるか分からない半券たちも懲りずに取って、ノートに貼り付けていくよ。

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