見出し画像

ご旅行~イスタンブール編~

駅からの帰り道、家に着くあと少しのところで鼻水がたれそうになる冬がやってきました。おはよう、こんにちは、こんばんは。

トータル12日(実質10日間)の旅行を終え、iPhoneのメモに殴り書きした旅の感想をまとめる為に書きます。まずはトルコ、イスタンブール編。トルコには1泊し、42時間ほどの滞在。

イスタンブールの街並みはヨーロッパ

日の出が朝の8時近くで(遅い)、飛行機が着いたのが明け方5時半くらいだったのでホテルについても街は夜の闇を纏っていた。早朝に開いているパン屋さん兼カフェ?から漏れるオレンジの光。景観がどことなくヨーロッパにいるような錯覚を起こした。

画像1

イスタンブールは、ボスポラス海峡というトルコのヨーロッパ部分とアジア部分を隔てる海峡の両岸に位置する都市だ。(ちなみにこれは後から地球の歩き方で学んだ)地理的にはヨーロッパとアジアの両方にあるけれど、イスタンブールは東ヨーロッパ側に近いので当然といえば当然なのだけど。なんとなくアジアの国、というイメージを抱いていた私には新鮮な驚きだった。

石畳の道路、縦長で奥行きのある建物、トラム、適度に汚い歩道、広場に大量にたむろする鳩、とその鳩に早朝から餌をやるおばあちゃん。
私の知っているヨーロッパの風景。

オリエント急行のホテル

朝7時頃ホテルに付きチェックインすると、もう部屋の準備が出来ているからと部屋へ案内してもらえた。本当にありがたい。13時間も飛行機に乗っていたので真っ直ぐ足を延ばし、地面と水平になれるベッドの有難み。Thank God...
もともとオリエント急行の乗客をもてなす為に出来たホテルで、当時列車から降り、かご(駕籠)に乗って宿泊者はPera Palace Hotel(ペラ パレス ホテル)へ来ていたらしい。すごい。お金持ちのなせる業。

画像4

そして、アガサクリスティがオリエント急行殺人事件を執筆したのもこのペラ パレス ホテル。まさにオリエント急行のホテル。アガサが泊まっていた部屋の値段は知らないけれど、今でも実際に泊まれるらしい。
重厚な雰囲気で、クラシカル、清潔。とても良かった。ホテル内には以前使われていた食器や宿泊者名簿、かご、木製エレベーターなども展示してあって面白かった。アガサクリスティ部屋の鍵のレプリカも。興味のある人は興奮出来ると思うのでオススメ。
(ちなみに個人的には朝食ビュッフェは3.5/5)

ご飯、美味~~~

旅において欠かせないのはやっぱりご飯が口に合うかどうか、だと食いしん坊の私は思っています。
今は世界のどんな都市にいっても中華和食ステーキピザパスタファストフードと恐らくなんでも食べられる。ので困ることはないとは思うけど。
イスタンブールはなんといってもケバブが美味しかった!ファミリーレストランのようなチェーン店のも、バザールの中で食べた窯焼きも。ピリッと辛くてクセになる美味しさ。あと、軒並み量が多い。ポテトとか全部食べるの厳しくて残した…ごめんなさい……。
ロカンタと呼ばれる大衆食堂のようなところで食べるご飯も美味しかった。意外と生野菜やサラダも置いてるのでいっぱい食べた。道端で売ってるザクロジュースを飲み忘れたことが心残り。次は冬以外の季節に行って、一番に飲もう。

画像2

それからグランドブタペストホテルに出てくるようなお菓子&お菓子屋さんが街の至る所にある。見るからに激甘そうな見た目。そして期待を裏切らずばっちり甘い。
日本好きなんだよ~!というお兄さんがどうやら気に入ってくれて、というかトルコ語?でトルコ大好き!って言わされる動画や写真を一緒に撮ったからだと思うが、ロクムというお菓子も一口味見させてくれた。ピスタチオ入ってるのは美味しかったけど、味見で十分満足したから買う気にはなれなかった…すまんなお兄さん。

車と人と生活

車はルノーとフィアットが体感7割、日本車はほとんど走っていなかった気がする。ここでもヨーロッパみを感じた。
人はイスラム教徒の人もまぁまぁ見掛けるな、というくらい。ヒジャブのみの人も多かった。+アバヤの人もまずまず。ニカブをしているひとはあまりいなかったような気がする。アザーンが聞こえてきてたな、そういえば。ヨーロッパのような顔立ちの人もいれば、中央アジアっぽい人もいてトルコ人!と見た目だけで判断するのは極東アジアの私には出来ない。東アジアっぽい人もあまりいなかった気がする。
あとはバザールの活気がものすごかった。年末より少し早めのアメ横、くらいの混雑。お母さんたちも袋2、3個抱えてお買い物してた。そこには生活があるんだなぁ、と。観光客への押し売りもあまり執拗ではなかった。店先に立って隣の店舗のおじさん同士、談笑していた。こちらが歩みをゆっくりするか目があった時に「ニーハオ」「ジュエリー」みたいにとりあえず声を掛ける。買う気がないのを無理に粘ったりせず、再び雑談へと戻っていく。

観光

ブルーモスクとアヤソフィアへ。ブルーモスクは改修工事中で天井がほぼ見えなかった残念。アヤソフィアのモザイク画はとても綺麗だった。歴史は各々ググってください。窓から差し込む夕日に照らされキラキラ光っていた。美。神聖。

画像3

ベンチでぼけっとしている時に隣に座ってきた女の子に声を掛けられ、お喋りしたらヨハネスブルクから来ている子だった。すかさずラグビーワールドカップ優勝おめでとう!と言ったら、日本も良い試合してた!と盛り上がりました。テレビとパブリックビューイングで見たのに試合観戦したみたいに嘘をついたことをここに告白します。

そんなこんなでイスタンブールは終了。二日目は雨だったので大人しく空港へ向かいました。
そして次の目的地サウジアラビア、リヤドへと。つづく。

サポート…!本当にありがとうございます! うれしいです。心から。