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演じるのをやめよう

NetflixでLady Gagaのドキュメンタリー、"Five Foot Two"をみた。

Lady Gagaといえば、"キレたファッションでパフォーマンスをするPop界の女王。"という印象で、今までほとんど興味がなかった。

ありきたりな表現ではあるけれど、ドキュメンタリーを見てから、今更ながらLady Gagaのファンになった。とても愛おしい人だなと思った。
彼女のファッションは、Pop業界への抵抗であり、主張であったのだと。
そして、この人は純粋に、音楽の才能に溢れた、音楽を愛する人。だなと。

アルバムJoanne

このドキュメンタリーはアルバムJoanne製作のBack stage storyでもある。彼女はキレたファッションを”Joanne”で、封印し、曲構成もカントリーロック風になった。

歌で勝負に来たな、というのが伝わってくる。

"Joanne"では、飾りをゴテゴテつけた自分ではなく、全てをさらけ出した歌を、純粋に聞いてほしいという心境になったそうだ。

それは、かつてないほどの恐怖、不安、孤独の作業であり、変わらぬ音楽への愛であったそうだ。

演じるのをやめる、ライフレッスン

読者の皆様には、私の稚拙な文章だと、”ふーん’”ぐらいにしか感じられないかもしれないけど、ガガ様のドキュメンタリーを見ていて、

これは実は、多くの人が、心の成長過程で通る、ライフレッスンそのもの
なんじゃないかと、思ったのだ。

それは、”演じるのやめる” というレッスン。

いい人でいたい、注目されたい、個性的でありたい、自信、保身、理想
傷つきたくない、傷つけたくない、期待を裏切りたくない、嫌われたくない、罪悪感、、、。

これは私の話だけれど、人生半ばに差し掛かると、いつのまにか演じてる・演じてた自分に気づく時がくる。

家族ができ、仕事が変わり、引越しをして、
歳をとり、痩せたり太ったり見た目が変わり、違
った見方で世の中を見るようになり、
経済的な状況も変わり、世の中での経験値も上がっていく。

その中で、大切なことの優先順位の入れ替えもあって、ちょっと前まで一番大事だった価値観が、今はかなり後退していたりする。

例えて言えばこんなこと。
私はスノーボードが大好きだった。
でも、20代で膝の手術をしてから、
滑るたびに右足が棒のように突っ張り、踏ん張れない。
やがて腰も痛くなり、左の膝も痛くなり、、と数時間の内に悪循環に陥る。

正直、もうスノーボードはいいかなと思っていたけど、マウンテンカルチャーの色濃いこの地では、なぜかその一言を発することができなかった。

そんなこときっと誰も気にしないのに、呆れられるかな、怪我を言い訳にしてるとか、ダサいとか、思われるのかな、、、って思っちゃって。

スノーボード1つにしても、数年前の自分と、今の自分は全然違うと気がついている。なのに、話を合わせるために、お面をかぶって演じている。

この”お面をつけている人”は、私ではない。
と自分では理解しているのに、そのお面を取ることができない。

それは、結構な孤独だ。

Your Life is on hold

私は基本、臆病なので、演じるのをやめるのは正直、怖い。
でも、いつも周りに合わせる生き方をしていると、Life is on hold になるのだ

そのことに気づいてから、そういう生き方はもったいないな〜と思うようになった。

だから、少しずつ”演じるのをやめる”実践をしている。
(何を実践しているの? と聞かれたら、一言で言えば、”周りに合わせようと無理しないこと”になるのかな。)

そして、自分をある程度ふるいにかけてみると、
その中でも、ずっと変わらない信念に近いものがいくつか残る。

それがこの先ずっと、大事にしていきたいことなんだと思う。

人生これからまだまだ進化していくのだなあー、
と、そんな変化に気づくのが楽しいこの頃です。

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