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光る雨の森をお散歩

はじまったかな 

朝から激しい大粒の雨が、音をたてて地面をたたきつける。
かとおもったら、午後には雲間から光がさし、光る雨にかわっている

これから数ヶ月、いや、次の春がくるまで続く長い雨、冬の季節。
先週は半袖をきていたのに、今日はもうフリースが手放せない。

夏の間からあたまのなかがぐっちゃぐちゃ
ここのところ浅い呼吸しかしてないのか
肺いっぱいに息を吸い込むとヒリヒリする。
いろいろ考えすぎて、ちょっとネガティブにもなってた。

そんなときは、森。
雨の合間をぬって、光が射す森へ散歩にいった。

雨とおひさまのコラボが生み出すのは虹。
虹こそみれなかったけれど、葉っぱや土から湯気があがっている。
あんなどしゃぶりの雨だったのに、こんなに一瞬でかわかしてしまうおひさまの力はすごいなあ~。
次は虹みれるかな。

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子どもって木の棒が好き。
でも家で振り回したり、投げたりすれば当然怒られる。

ここんところ、余裕なかったんだなあ。
太陽ともしょっちゅうケンカして、怒ったり、あれもこれも「ダメっ!」て言い過ぎてた。

でも今日は、木の棒を、思う存分振り回したり、投げたり、叩いたり、
きのこをつついたりして遊べた。
遊ぶだけじゃなくて、

「たいようね、この棒があるから大丈夫なの。
  こうやって棒をつきさして、ぎゅんってふんばるんだからね」

と棒をつかって急斜面を降りたり登ったりする。

「ただの木の棒」から、子どもはたくさんのことを学んでるんだなあ。

そういえば魔法使いのもっている杖も
ただの木の棒にみえるのにいろんなものになったりする。
「ただの木の棒」なのか「魔法の杖」なのか、どっちの方がわくわくするかな?!
ということを大人は簡単に忘れてしまうね。

四角い家のなかでは行く場所がなかった、わたしと太陽のフラストレーションを、森は受け止めて、まんまるな気持ちにして還してくれた。

このあたりにはそちこちにいい森がたくさんある。
これからはゆっくーりできそうなので、森歩きにいこう。
秋の森は、新緑と違い、熟成された温かさがある。
包み込んでくれるような温かさ。
雨音にまかせて、いらないものどーんどん流して、からだも心もピカピカになっていくイメージで歩こう。

樹々に感謝

あしたもよい一日を!

*2013年の記事より*
11歳の息子は、前ほど散歩にはついてきてくれなくなったけれど
森で遊ぶのが上手で運動神経の良い男の子に成長しました。
3歳〜6歳くらいまでは習い事をせずにほぼ森にいました。その時の体験が生きているといいな。

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